先週に引き続き今週も重賞レースが3レースあります。ただ秋GⅠに向けての前哨戦が多い時期なので有力馬がどんどん出てくるので盛り上がる重賞です。秋GⅠで的中するためにもこの前哨戦からしっかり注目して、GⅠに向けて準備しておきたいです。今週から中山・阪神開催に替わり、土曜日の中山メインではGⅢ【紫苑ステークス】が行われます。3歳牝馬三冠の最後のタイトルGⅠ【秋華賞】に向けての一戦なので注目のレースです。
★紫苑ステークス2018有力出走予定メンバー
ノームコア C・ルメール騎手
パイオニアバイオ 北村宏騎手
フィニフティ 戸崎騎手 → 回避（ローズSへ）
マウレア 武豊騎手
レッドベルローズ 三浦騎手
2016年に重賞レースに格上げされたGⅢ紫苑ステークスではあるが、毎年秋華賞に向けて豪華なメンツが集まってきます。重賞レースに格上げされてからメンバーレベルはさらに上がった印象があります。秋華賞と相性の良いレースなので今年も注目のレースとなりそうです。
★紫苑ステークス2018有力メンバー短評
ノームコア
今春はクラシック戦線を使わずに他の重賞レースを使ってきましたが、前々走と前走の内容を見ている限りではクラシック戦線に出走しても善戦出来たのではと思います。デビューから一度も馬券を外していないのもそれだけ能力が高いからでしょう。今回はC・ルメール騎手を早い段階から手配しているので秋華賞出走に向けて陣営の勝負気配はかなり高いと睨んでいます。血統的には本番で注目したい馬ですが、中山実績を考えるとここで狙ってみたい存在でもあります。久々ですが中間の動きは問題ありませんし、最終追い切り次第ではあるが、力を出せる状態ではあると考えているので中心視出来るのではないでしょうか。
パイオニアバイオ
未勝利をなかなか抜け出すことが出来なっかので注目度としてはあまり高くありませんでしたが、春のフローラステークスの好走でオークスへの出走を果たしました。オークスでも人気よりも上の着順で入線しているのでしっかり力をつけてきた印象があります。本番では力不足ですが、前哨戦で好走するタイプの馬の可能性があります。中山2000mは未勝利を抜け出す舞台になった相性の良い舞台なので馬券的には抑えておきたいです。
フィニフティ
デビューから連対を外さずにキャリア2戦で桜花賞に挑戦しましたが、5番人気ながら12着に敗れました。メンバーレベルが高かったので大敗は必然なのかも知れないが、クイーンカップの競馬から考えたらもう少しやれても良かったのではないでしょうか。クイーンカップでは1番人気濃厚のマウレアに先着しているので、潜在能力は負けていないので改めて注目したい1戦です。ただ桜花賞以来の5か月ぶりの競馬で初中山となるとなかなか中心視するのは難しい部分もあります。中間の稽古を見ているとかなり成長しているので取り捨てに最後まで迷う1頭になりそうです。
マウレア
デビュー前から注目されており注目通りの活躍をしてクラシック戦線に臨みましたが、クラシック戦線ではいつもより後ろからの競馬となり5着が限界となりました。ハイレベルなメンバーの中で桜花賞、オークスともに5着を獲ったのは能力が高い証拠です。秋華賞に向けて縁起の良いレースを選択したことを考えると目標は明らかに秋華賞なのでここは明らかに叩き台です。競馬センスも高い馬ではあるが、秋華賞で逆転を目指すのであればここは勝ち方が問われる1戦となるでしょう。マークされながらもどのような競馬をしてくれるか非常に楽しみです。
レッドベルローズ
中山2000mでの勝利経験がある馬なので適性面から人気を集まる1頭ではないでしょうか。鞍上の三浦騎手とは前走からコンビを組んでいるので引き続き騎乗してくれるのは心強いです。前走のフローラステークスでの競馬を見ている限りでは、このメンバーの中に入ると力不足としか言えない部分もあるので勝ち負けは難しいでしょう。ただ適性面的にはプラスで中間の動きも問題ないので最終追い切りで状態を上げてこれば抑え程度で印を回したい。
★格上げ後の勝ち馬を見ると・・・！！
紫苑ステークスは2016年にGⅢレースに格上げされた重賞の中では歴史が新しいレースです。しかしこれだけ多くの実力馬が集まるのはなぜなのか。それは過去2回の好走した馬達に秘密があります。1回目の勝ち馬はビッシュですが、2着馬のヴィブロスはその後の秋華賞を制してドバイターフも制したGⅠ2勝馬に成長しました。昨年の勝ち馬ディアドラは秋華賞を制して今夏も好調の結果を残しています。過去2年の好走した馬を見ると『秋華賞制覇』『ドバイターフ』で好走しているので縁起の良い重賞レースでもあります。今年はその縁起の良いレースで好走するために多くの実力馬が集まりました。今年もこのレースで好走した馬は長期的に渡って注目が必要となりそうです。
現時点での軸馬候補 ⇒ 
紫苑ステークスの本命馬候補は最強競馬ブログランキングへ
久しぶりの競馬なので最終追い切り次第ではあるものの、現時点ではこの馬を軸馬として考えています。能力値は高い馬なので仕切り直しとなる今回はフラットな目で見る必要性があるのではないでしょうか。潜在能力を考えればここでも勝ち負け出来る馬なので狙ってみたい存在です。
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