【フィリーズレビュー2018】出走予定馬|外国産馬のモルトアレグロが桜花賞出走に向けて負けられない1戦へ!!

2018年競馬予想

先週の記事でも紹介した武幸四郎調教師と武豊騎手の兄弟コンビで挑んだ阪神1レースですが見事勝利しました。持っている兄弟は流石だなと思いました。JRA初出走で初勝利を挙げた調教師は1975年以降では17人目です。調教師としてはまだまだ先が長いですし、レジェンドの武豊騎手もまだまだ現役を続けてくれるでしょうから、いつかGⅠの舞台で兄弟コンビで制している姿を見せてほしいです。

 

今週の日曜日は重賞レースが2つありますが、どちらもGⅡレースです。阪神競馬場のメインで行われるのは桜花賞トライアのGⅡ【フィリーズレビュー】です。本番より200m短い1400m戦なのですが、同じ阪神競馬場で行われるので適性面も見極めること出来ます。さらに本番まで約1ヶ月なので状態面も見極められるので注目の1戦です。

 

★有力出走予定メンバー

アマルフィコースト 浜中騎手
アリア       丸山騎手
アンコールブリュ  藤岡康騎手
モントアレグロ   田辺騎手
ラテュロス     〇〇

 

桜花賞のトライアルレースにしてはメンバーが小粒な印象がありますが、阪神ジュベナイルフィリーズでも上位入選している馬も出走しています。上位人気馬も賞金的に不安が残るのでトライアル特有のレースになる傾向は低いと考えています。

 

★有力メンバー短評

アマルフィコースト

キャリア3戦して(2:0:1:0)と馬券を外していない安定感があります。デビューから2連勝で挑んだファンタジーステークスでは1番人気に支持されるも3着を敗れましたが3着と見せ場を作りました。年末の2歳GⅠを無理やり使っていないことから馬体減りなど気にしなくて良いですし、ここに向けて状態をしっかり整えることが出来たのではないでしょうか。ただ戦ってきた相手関係を考えるとメンバーレベルがないので疑問が残ります。鞍上の浜中騎手も騎乗停止明けの1戦となるので抑えまでの評価以上は厳しいかも知れません。

 

アリア

記事作成時点では5番人気予想の当馬ですが、キャリアから考えるとここでは力不足なので勝ち負けは厳しいです。2歳時には函館2歳ステークスで3着と結果を残して注目されましたが、なかなか500万クラスを卒業する事が出来ませんでした。前走ようやく勝利出来ましたがメンバーレベルを考えるとそこまで高くないので相手関係強化を考えるとここは厳しい競馬になるのではないでしょうか。

 

アンコールブリュ

デビューから2戦2勝とまだ底を見せていません。血統的にも良血馬なのでデビューから注目されていましたが、その注目通りに期待に応えているといった感じでしょうか。デビュー戦は前目からの競馬でしたが、前走は後方から末脚で一気に差し切ったので脚質にも幅があるので展開はそこまで問題なさそうです。500万クラス上りではありますが、前走の末脚は桜花賞でも見たいのでここでしっかり権利を獲るような競馬をしてほしいです。

 

モントアレグロ

マル外ですがアメリカ産の良血馬なので能力面はメンバーでも上位です。新馬戦はダートでしたが、芝でも良い動きをしていたため芝路線に変更して良い結果を残しています。芝は4戦して(2:1:0:1)としっかり結果を残しています。馬券を外した1回も2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズで10番人気ながら5着と掲示板を確保したのでそこまで悲観的な評価は必要ありません。重賞レースで結果を残していないだけにこのメンバー相手にどこまでやれるのか気になるのですが、戦績を見てる限りでは勝ち負けまであって良いのではないでしょうか。鞍上がM・デムーロ騎手から田辺騎手に替わるのが気になりますが重い評価にする予定です。

 

ラテュロス

前走初めての2000m戦で掲示板を外しましたが、明らかに距離が長い1戦でした。今回得意な距離に戻るので見直しが必要な1戦です。1400mも初ですが、マイル位がベストパフォーマンスをしてくれるので1400mは問題ないと考えています。前々走の阪神ジュベナイルフィリーズでは掲示板は外しましたが、ハイレベルなメンバーの中で6着に入線しているので能力は高いと考えています。今年はすでに1戦消化しているので動ける状態にあるでしょうから上位評価したい1頭です。

 

★桜花賞出走に向けて集まった27頭!

5日時点でフィリーズレビューに出走登録しているのは27頭います。27頭全馬がこのレースに出走出来るわけではありませんし、この中から桜花賞への優先出走権を獲得出来るのは上位3頭だけなので、本当にクラシック戦線は限られた能力と運の持ち主だけなんだなと実感出来ます。レースレベル事体が気になるところではありますが、桜花賞でも注目したい有力馬が出走しているのでどのような競馬を見せてくれるのか非常に楽しみです。

 

現時点での軸馬候補 ⇒ モントアレグロ

注目なのはやはりこの馬の末脚ではないでしょうか。ここで結果を残して本番に行ってしまうと間違いなく穴人気すると思われます。まだまだ力比べが済んでいない相手との競馬ですが、2歳女王を決める戦いでしっかり結果を残しているのでここは勝ち負けだと予想しています。

 

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桜花賞の前哨戦、1967年に阪神4歳牝馬S(現3歳)として創設。2001年にフィリーズレビューに名称が変更された。桜花賞のトライアルレースで3着までが優先出走権が与えられる。過去の勝ち馬では、エイシンサニー、イシノルーブル、キョウエイマーチ、フサイチエアデール、ローズバド、ヤマカツリリー、ラインクラフト、アストンマーチャン、アイムユアーズ、メイショウマンボ、クイーンズリングなどGI戦線で活躍した馬が多い。

過去10年、人気別の成績では、1人気[2.3.0.5]、2人気[2.0.2.6]、3人気[2.1.0.7]と上位人気馬はそれぞれ2勝しているが、1人気が連対率5割をキープしている。平均配当では、馬連1万2820円、3連複4万8710円、3連単32万4990円と波乱傾向。16年8人気ソルヴェイグ、10年9人気サウンドバリアー、08年11人気マイネレーツェルが優勝し波乱の立役者となっている。二桁人気馬も4頭馬券圏に好走しているように、若駒牝馬でもあり荒れる牝馬重賞。

ステップレース別では500万条件[4.3.3.50]と最多勝利数の4勝を挙げている。その他では阪神JF組[2.3.4.16]、エルフィンS組[2.1.1.14]、クイーンC組[1.1.1.14]。同レースをステップにして桜花賞で好走したのは08年のレジネッタ(桜花賞1着)、昨年のレーヌミノル(桜花賞1着)の2頭のみ。距離が異なるだけに本番に直結するケースは少ない。

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