先週行われたGⅠ【天皇賞秋】はダービー馬のレイデオロが勝利しました。近年のダービー馬は不振が続いていましたが、昨年のダービー馬が断ち切りました。見た目以上の強い内容でしたし、キャリアの中で最も良い競馬を見せてくれたのではないでしょうか。鞍上のC・ルメール騎手も3週連続GⅠ勝利とかなり勢いに乗っています。ただ昨年は3週連続勝利後失速したので、来週からどうなるでしょうか。予想としては〇無△と残念な結果になりました。本命にしたスワーヴリチャードは安藤勝己氏も「現役最強」と称していただけに期待していたのですが、今回のペースで出遅れはさすがに厳しかったか。
今週はJBCシリーズが日曜京都で行われます。GⅠ【レディスクラシック】は最終レースで行われます。ダート1800mの一戦で面白いメンツが揃ったので注目です。最終レースもGⅠレースなので盛り上がるのではないでしょうか。
★JBCレディスクラシック2018特別登録馬
アイアンテーラー 牝4 55.0kg 浜中騎手
アンジュデジール 牝4 55.0kg 横山典騎手
アンデスクイーン 牝4 55.0kg 未定
カワキタエンカ 牝4 55.0kg 池添騎手
クイーンマンボ 牝4 55.0kg C・ルメール騎手
サルサディオーネ 牝4 55.0kg 丸山騎手
ジュエルクイーン 牝6 55.0kg 岩田騎手
ディアマルコ 牝5 55.0kg 佐原秀騎手
ビスカリア 牝6 55.0kg 未定
ファッショニスタ 牝4 55.0kg 未定
フォンターナリーリ 牝5 55.0kg C・デムーロ騎手
ブランシュクール 牝5 55.0kg 御神本騎手
プリンシアコメータ 牝5 55.0kg 武豊騎手
ヤマニンアンプリメ 牝4 55.0kg 未定
ラインハート 牝7 55.0kg 笹川翼騎手
ラビットラン 牝4 55.0kg M・デムーロ騎手
リエノテソーロ 牝4 55.0kg 吉田騎手
ヴァロ―ア 牝6 55.0kg 未定
★JBCクラシック2018出走予定メンバー短評
アイアンテーラー 牝4 55.0kg 浜中騎手
中央所属馬で前走やっと準オープンを勝利しました。この春から一気に覚醒して成長著しい馬です。前走勝ち上がったのは今回と同じ舞台の京都1800mなので適性面も問題ありません。追い切りの動きも軽めの調整ではありましたが、今野勢いなら警戒しておいて損はないでしょう。重賞挑戦がGⅠレースですが、警戒しておきたい存在です。
アンジュデジール 牝4 55.0kg 横山典騎手
昨年も同レースに参戦して5着に入線しているので能力的には問題ありません。昨年の夏頃から地方行脚に出ており交流戦で安定した戦績を残しています。前々走のエルムステークスは牡馬相手に掲示板を守ったので能力も高いと判断しています。京都はキャリアの中で掲示板を外していないので適性面は問題ないでしょう。軽い馬場に戻る今回は見直しが出来ます。距離実績もあるので中心視は出来ませんが押さえておきたいです。
アンデスクイーン 牝4 55.0kg 未定
戦績を見る限りではここでは厳しいのではないでしょうか。現状は準オープンのレースでも掲示板に絡めていませんし、GⅢの交流重賞でも馬券外なのでここで好走を望む方が難しい。
カワキタエンカ 牝4 55.0kg 池添騎手
戦績的には食いつきたくなる馬なのですが、デビューから一貫して芝で走っているのでダートは初挑戦となります。血統的には走れなくは無いと思うのですが、本質的には芝の方が良さそうな印象があります。池添騎手とは相性が良いのでダートが合えば圧勝もあるかも知れません。
クイーンマンボ 牝4 55.0kg C・ルメール騎手
C・ルメール騎手には本当に良い馬が集まりますね。昨年の関東オークス、レディスプレリュードを制するなど着実に実績を残している。今年に入ってからも重賞でも安定した戦績を残している。前走は昨年勝利した重賞レースでしたが、＋11㎏と余裕のある馬体での出走だったので気にする事は無いでしょう。むしろ叩いた上積みに期待するべきえはないでしょうか。中間の動きも問題なさそうなので中心視出来る馬でしょう。
サルサディオーネ 牝4 55.0kg 丸山騎手
戦績にムラがあるのであまり注目されていませんが、昨年のレパードステークスで3歳牝馬ながら牡馬相手に2着に入線しているので潜在能力は高い馬と評価しています。自分の競馬で得意な展開になれば走れるタイプの馬なので馬券的には買いにくい部分もあります。馬券に余裕があり、追い切りの動きも良ければ穴馬として印を回したいです。
ジュエルクイーン 牝6 55.0kg 岩田騎手
大井所属馬に岩田騎手のコンビなので怪しい匂いはします。しかし前走の競馬を見ている限りでは少し差を感じる競馬でした。今回はメンバーも揃ったので掲示板を争う競馬になるでしょう。軽い京都の馬場にも疑問が残ります。
ディアマルコ 牝5 55.0kg 佐原秀騎手
地方所属馬で前走の競馬を見る限りでは力不足なのは明白なので軽視します。
ビスカリア 牝6 55.0kg 未定
中央馬ですが、現状準オープンでも掲示板に絡めていない事を考えると複勝圏内に入線する事は厳しいでしょう。
ファッショニスタ 牝4 55.0kg 未定
出走してきたら面白い馬になりそうです。キャリア11戦して(4:6:0:1)と馬券を外したのは1回だけと抜群の安定感があります。全て条件戦での結果なので初オープンで初GⅠで同様の結果が出るのは難しいかも知れませんが、スムーズな競馬が出来れば複勝圏内ならあるのではないでしょうか。
フォンターナリーリ 牝5 55.0kg C・デムーロ騎手
前走のブリーダーズゴールドカップでは案外な競馬で力関係がハッキリしたのでここは中心視は出来ませんが押さえておきたい存在です。京都に替わるのも問題ありませんし、距離適性も問題ないので適性面は問題ありません。鞍上は新コンビのC・デムーロ騎手なので上手くエスコート出来るか疑問も残ります。
ブランシュクール 牝5 55.0kg 御神本騎手
大井所属馬で元中央馬です。近走の交流重賞の戦績を見る限りではここでもチャンスがある地方馬あのですが、中央在籍時に京都で結果を残せていない事を考えると適性面に疑問が残るところです。乗り替わりは問題ないのですが、この条件で好走出来るかは展開に左右されそうです。
プリンシアコメータ 牝5 55.0kg 武豊騎手
昨年の同レース2着で、ダート牝馬路線では安定した戦績を残しているのでここでは力上位です。前走のレディスプレリュードでも勝利しているので状態面も問題なさそうです。鞍上が武豊騎手に戻るのですが昨年のコンビなので問題ありません。京都での実績が無いのは気になるのですが、ここでも中心視したい1頭です。
ヤマニンアンプリメ 牝4 55.0kg 未定
現状は準オープンの馬です。戦績は安定していますが、戦ってきた相手関係を考えるとここで好走は考えにくいので厳しいレースになるでしょう。距離もやや長い印象があります。
ラインハート 牝7 55.0kg 笹川翼騎手
大井所属馬で近走結果を残せていないので軽視します。
ラビットラン 牝4 55.0kg M・デムーロ騎手
ダートから芝に転向してキャリアを積んできましたが最近は結果を残せずにいました。是前々走からダートに戻すと3着1着と結果を残せるようになりました。前走のブリーダーズゴールドカップでは相手関係が強い中、完勝したので能力は高いです。血統的にもダート適性が高いのでダート替わりはプラスでしょう。問題は鞍上のM・デムーロ騎手がスランプ気味ということでしょう。
リエノテソーロ 牝4 55.0kg 吉田騎手
全日本2歳優駿の勝ち馬なのでダート能力は高いです。今までのキャリアを考えると適性距離はマイルまでといった感じなので200mをどのようにカバーするかがカギになるでしょう。前走の競馬を見ている限りでは厳しい印象がありますが、一叩きされて変わり身があれば面白いのではないでしょうか。
ヴァロ―ア 牝6 55.0kg 未定
近走の競馬を見る限りでは力不足なので軽視します。
★過去のデータは参考にならない！！
このレースは過去のデータは参考になりません。JBCクラシックの全馬診断の記事でも紹介しました。毎年開催地が違うので開催場所によって異なるのでデータとしては通用しない可能性があります。さらに今年は初の京都競馬場開催となるので過去のデータは全く通用しないでしょう。今年は「下剋上」も考えにくいでしょう。地方競馬場で行われるからこそ中央勢が未知数と考えられるのですが、今回は中央勢のホームである京都競馬場なので中央勢に有利と考えられるので地方勢にはさらに厳しい展開になる事が予想されます。
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現在誰もが認める好調騎手が鞍上で馬事体もここに向けて仕上げている印象があるので本気度を考えても当馬が馬券を外れる事は考えにくいです。中間の動きも非常に良く、最終追い切りではさらにキッチリ仕上げてくるでしょう。叩いた上積みもあるので勝ち負けに期待したいです。
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