先週の安田記念は波乱の結果となりましたが、4着だったサトノアレスが海外挑戦を表明しました。フランスのマイル路線では最高峰のGⅠレースであるジャックルマロワ賞へ挑戦する事が分かりました。直線の1600mという日本にはないコース形状で争われるGⅠレースです。この遠征が実現すれば日本では夏競馬真っ只中の8月12日に行われるレースなので、夏競馬にGⅠレースが加わり盛り上がるのではないでしょうか。
6日(水)は平日ですが、コアなファンの方は忙しい1日になりそうです。大井競馬場で南関東クラシック第2戦の【東京ダービー】が行われます。大井競馬場のダート2000mで行われるレースなのですが、ナイター競馬なのでお仕事帰りでも間に合います。南関東限定のクラシックレースですが、面白いメンバーが揃ったので注目の1戦です。
★東京ダービー2018枠順確定
1枠1番 ナムラバンザイ
1枠2番 プロミストリープ
2枠3番 トーセンブル
2枠4番 モジアナフレイバー
3枠5番 ヤマノファイト
3枠6番 リコーワルサー
4枠7番 スプリングマン
4枠8番 クロスケ
5枠9番 キングオブポップ
5枠10番 マースインディ
6枠11番 フレアリングダイヤ
6枠12番 クリスタルシルバー
7枠13番 ドンビー
7枠14番 ハセノパイロ
8枠15番 ワグナーコーヴ
8枠16番 ユニバーサルライト
★東京ダービー2018全馬診断
01. ナムラバンザイ
近走の戦績を見る限りではマイルまでの馬という印象があります。今回は大幅距離延長の1戦なので軽視します。
02. プロミストリープ
中央競馬でも勢いのあるシルクレーシングの馬です。前走は差し返されて2着に敗れましたが、そこまで悲観的になる必要のない競馬でした。御神本騎手もまだまだこの馬を試している感じがしました。もともと中央で走っていた馬なので能力は高いですし、前々走の様な競馬に徹すれば強い馬なので牡馬相手でもしっかりやってくれるのではないでしょうか。
03. トーセンブル
キャリア的にはマイルでしか結果を残していませんし、このメンバーが相手なら掲示板も厳しいのではないでしょうか。
04. モジアナフレイバー
前走の羽田盃4着で連勝記録はストップしたものの、4連勝は能力が高くないと出来ません。前走も最後はしっかり脚を使っていましたが、前に届かなかったのでそこまで悲観的になる必要はありません。今回はもう少し前で競馬をするでしょう。隣に人気馬がいますが、上手く自分のリズムに乗って競馬すれば馬券圏内は十分に狙えるのではないでしょうか。
05. ヤマノファイト
ここは正直馬券を外れるとは考えにくい存在です。大井競馬場では2戦2勝と底を見せていませんし、逃げる競馬で押し切ってる辺りを考えると世代の中で少し力が抜けている印象があります。北海道からの転厩馬と言うことも考えると当然の事かも知れません。転厩してから負けなしで本橋騎手ともの相性も問題なさそうなのでここは堅軸と考えて良いのではないでしょうか。人気を集めそうですが逆らうことは出来ません。
06. リコーワルサー
森騎手から今野騎手に乗り替わる点が気になりますが、馬柱的には安定感のある馬なので問題ないでしょう。勝ち切れない馬ではありますが、前走の羽田盃では2着と良いところを見せてくれました。前走は初めて前で競馬を進めましたがしっかりこなせたので脚質の幅も広がりました。展開や馬場条件次第では前からでも後ろからでも競馬が出来るのは強みです。今回も前走と同じくらいの競馬が出来れば勝ち負けまであっても良いのではないでしょうか。
07. スプリングマン
前走の羽田盃での距離延長で大敗しているので本質的にはマイルまでの印象が強いです。今回はさらに距離が200m延長なので掲示板も厳しいでしょう。
08. クロスケ
南関東クラシックに向けて徐々に距離を伸ばして対応していきましたが、前走の羽田盃を見る限りではマイルまでがベストパフォーマンスな印象を感じました。1800mはやや距離が長い印象を受けたので、今回の2000m戦の挑戦では距離的にはマイナスではないでしょうか。血統的には問題ない距離ではあるので軽視するのは危険ですが、抑ええ程度の評価で良いのではないでしょうか。
09. キングオブポップ
大井所属馬で前走同距離を制しているので適性面は問題ありません。前走は東京ダービートライアルを制した馬なので勢いもあります。キャリアを見ても連対率80%なので安定感があります。ただ一線級のメンバーとやり合うのは初めてに近く、時計面などを考えても有力馬と比べると少し間があるのでここは軽視します。
10. マースインディ
前走の羽田盃の競馬内容にしかり、近走の競馬内容にしかりあまり強調出来る材料はないので消します。
11. フレアリングダイヤ
馬柱的には安定感のある戦績を残しているので問題なく、1800mまで対応出来ているので2000mも問題ないでしょう。ただ戦ってきた相手関係を考えるとメンバーレベルが楽だった部分もあるので、一気に相手関係が上がる今回は難しいのではないでしょうか。
12. クリスタルシルバー
前走の羽田盃は不発で結果を残すことが出来ませんでした。距離的に長いというよりもいつもの競馬が出来ていませんでした。今回は仕切り直しの1戦で、鞍上に大舞台が似合う的場騎手を手配出来たのは大きいでしょう。それだけ陣営も賭けているともとれます。勝ち負けは厳しいかも知れませんが、上手く立ち回れば複勝圏内に入っても驚く存在ではありません。馬券に余裕があれば抑えておきたいです。
13. ドンビー
さすがにここは力不足なので軽視します。
14. ハセノパイロ
昨年の全日本2歳優駿では3着に入線して、前走の羽田盃では3着に入線しているので昨年の2歳優秀牡馬のタイトルは伊達ではありません。前走の不良馬場での競馬を見ている限りでは2000mも問題ないでしょう。中央馬相手に競馬をした実績を考えると展開が嵌まれば勝ち負けまである馬だと考えています。近走の戦績から見るとなかなか本命の印を打ちにくいですが、能力的には高い馬だと考えているので軽視は禁物の1頭です。
15. ワグナーコーヴ
前走羽田盃の14着を見る限りでは手は伸ばし辛いです。
16. ユニバーサルライト
近3走は全て2着で馬柱的にはキレイなのですが、レースレベルが低いレースだったのでメンバーレベルが上がる今回は厳しいのではないでしょうか。
★東京ダービー2018最終予想
◎ 05. ヤマノファイト
○ 14. ハセノパイロ
▲ 06. リコーワルサー
☆ 04. モジアナフレイバー
△ 12. クリスタルシルバー
△ 02. プロミストリープ
★東京ダービー2018買い目
3連複・・・4点
05 - 14 - 06, 04,12,02
地方競馬の重賞レースは非常に難しいです。常に同じ肥やしの馬と戦うわけではありませんし力比べが出来ないメンバーもいるので順位をつけるのは難しいです。交流重賞ではないので広く抑える馬券を選択しました。