【天皇賞春2018】出走予定馬|全馬診断|岩田騎手久しぶりのGⅠタイトルへ、相棒のレインボーラインと挑む!!

2018年競馬予想

先週の競馬開催中にビックなニュースが飛び込んで来ました。桜花賞2着馬のラッキーライラックが凱旋門賞の登録を行う事を発表しました。もちろん次走のオークスでの結果次第でしょうが、3着までに入線すれば9月16日に行われる仏GⅠヴェルメイユ賞の優先出走権が与えられるのでオークスの結果次第になるのではないでしょうか。2012年、2013年に父オルフェーヴルが凱旋門賞に挑戦して2着と苦渋を飲んだので父の分まで異国の地フランスで輝いて欲しいです。まずはオークスで結果を残して欲しいです。

 

先週はGⅠレースの中休みでしたが、今週から再びGⅠレースが始まります。今週行われるGⅠは京都芝3200mで行われるGⅠ【天皇賞春】です。古馬王道3冠の2冠目となります。大阪杯の勝ち馬スワーヴリチャードが出走しないので、どの馬も今春の初GⅠタイトルとなるレースです。長丁場のレースですが、スピードも要求されるレースなので本当の強さとタフさが要求されるレースになるのではないでしょうか。

 

★出走メンバー短評(前半)

アルバート

ステイヤーズステークスを3連覇中と現役屈指のステイヤーであることは間違いありません。しかし、天皇賞春となると6着5着と今一歩馬券に届かない競馬が続いています。理由としては真のスタミナを問うレースでは無いからでしょう。歴代の勝ち馬などを見ていても分かりますが、中距離馬でも勝利していますし開幕したての京都競馬場は速い時計が出やすいのでその点を考えると今回も厳しい条件にはなりそうです。今週の天気予報では前半に雨は降りそうですが、後半はそうでもないので取り捨てに迷う1頭ではないでしょうか。

 

カレンミロティック

昨年は天皇賞春の出走はありませんでしたが、2016年2着、2015年3着の結果を残している天皇賞春では好走する1頭です。他の重賞レースでは惜負しますが、天皇賞春は相性が良いのか馬券に絡むのでここでも穴馬として注目したいのですが、もう年齢も10歳と年齢的な衰えが近走は見え隠れしています。1週前追い切りの動きを見てもあまり良くないのでここは厳しいのではないでしょうか。

 

ガンコ

今回がGⅠ初挑戦となりますが、近走の競馬を見ていたらここでも注目したい存在です。藤岡佑騎手に替わってからは2戦2勝と相性の良さを見せてくれています。もともとダートを走っていた馬なのでスタミナはありますし、芝に転向してから(3:0:1:0)とまだまだ底を見せていない戦績でもあります。追い切りの動きを見ても状態面は問題なさそうです。スムーズな競馬が出来れば勝ち負けまであっても驚けないのではないでしょうか。

 

クリンチャー

藤岡佑騎手からの電撃の乗り替わりで主戦を務めている武豊騎手が22日の京都8Rで妨害行為をしたので開催日4日間の騎乗停止処分を受けたので騎乗出来なくなりました。GⅠレースで急遽の乗り替わりはあまり評価出来ません。人気馬ではあるのでこれはオッズが乱れそうです。武豊騎手は本番のために阪神大賞典からコンビを組んでローテーションを組んでいただけに準備不足が露呈するレースになるでしょう。1週前追い切りの動きを見ている限りではまだまだ仕上がり途中の印象を受けたので最終追い切りでどこまで仕上げてくるかに注目したいです。

 

サトノクロニクル

前走の阪神大賞典の競馬を見ている限りは距離にも十分対応出来そうですが、長距離のキャリアは前走だけなので天皇賞春の距離に対応出来るのかは未知数な感じです。枠や展開などの条件が揃ったらチャンスはありそうですが、現状では厳しいのではないでしょうか。1週前追い切りでは川田騎手を背に順調な競馬を見せてくれたので最終追い切りの動きを見極めて印を決めたいと考えています。

 

シホウ

前走の競馬を見ている限りはさすがにここは厳しい競馬になるでしょう。メンバーレベルも上がるので軽視します。

 

シュヴァルグラン

前走の大阪杯はまさかの2桁着順の13着に敗れましたが、やはり一気の距離短縮で上手く折り合うことが出来なかったことが敗因と考えます。そうなると今回は大阪杯の条件よりもベストな条件で競馬が出来るので見直しが必要ではないでしょうか。昨年は天皇賞春2着を始めジャパンカップ勝利して有馬記念も不利を受けながら3着と本格化しました。どこからでも競馬が出来る柔軟性もあるので展開も不問です。中間も徐々に動き始めているので最終追い切りでどこまで仕上げられているかで本命の印を打つか打たないか決まるのではないでしょうか。

 

スマートレイアー

近走の戦績を見る限りではさすがにこのメンバー相手に複勝圏内への好走は厳しいのではないでしょうか。

 

ソールインパクト

京都では結果を残しているのですが、3走前の競馬を見ている限りではそこまで評価出来ません。長距離は問題なくこなせそうですが、相手関係が上がる今回は厳しいでしょう。鞍上の福永騎手も先週は重賞で勝利しましたが、GⅠでは信頼度が欠ける騎手なので軽視します。

 

★出走メンバー短評(後半)

チェスナットコート

出走メンバーの中でキャリア的にはあまり強調出来ませんが、前走重賞初挑戦となった日経賞でいきなり2着と好走し、1000万1600万を連勝してこの舞台に駒を進めているので勢いのある1頭です。能力は高い馬で前走の競馬から成長力も感じる事が出来るので本番でも上手くスムーズに競馬をする事が出来ればチャンスがあるのではないでしょうか。ただ1週前追い切りではまだまだ太め残りの仕上がりだったので最終追い切りでどこまで仕上げられているかが鍵になるでしょう。

 

トーセンバジル

昨年は香港GⅠの香港ヴァーズに挑戦して初海外競馬ながら3着と馬券に絡む結果を残してくれたので能力的にも高く力のある馬です。前走からコンビを組んでいるM・デムーロ騎手が今回も手綱を握ってくれるので陣営にしては心強いのではないでしょうか。M・デムーロ騎手は先週もファインプレーをしているように重賞になると信頼出来る騎手の一人なので警戒しておきたいです。1週前追い切りの動きを見る限りではまだまだ本調子には遠い状態だったので、最終追い切りでどこまで状態を持ってくることが出来るかでしょう。追い切りの動きと本番の動きがリンクする馬なので最終追い切りはしっかりチェックしておきたいです。

 

トウシンモンステラ

近走の競馬を見る限りではさすがに力不足ではないでしょうか。

 

トミケンスラーヴァ

京都3000mでの勝利経験はあるもののメンバーレベルが一気に上がる今回は前走の競馬を見ている限りでは厳しいのではないでしょうか。

 

ピンポン

さすがにここは力不足なので消します。

 

ミッキーロケット

距離的には2000mがベストの馬なので適正距離外のレースになります。スピード能力も問われるので和田騎手がだましだまし乗ればチャンスはあるかも知れませんが、5歳馬ながら全盛期の力と勢いは感じられないので厳しい競馬になるでしょう。追い切りの動きは予想とは裏腹にしっかり仕上がっている印象がある追い切りなので1発の可能性はありそうですが、近走の戦績を見る限り積極的には買えないか。

 

ヤマカツライデン

近走は2桁着順も目立っており現状このメンバーでは力不足であるのは否めないので軽視します。

 

レインボーライン

前走の阪神大賞典で約2年ぶりに重賞制覇を果たし勢いのある1頭です。戦績を見ても分かるのですが、タフな競馬が得意な馬なので開幕したての京都はマイナス材料ではあるものの週中に降った雨の影響でどれだけ力のいる馬場に替わっているかがこの馬の勝負ポイントに替わりそうです。1週前追い切りではまだまだ余裕残しの仕上げではありましたが岩田騎手を乗せて追っているので馬に気合を入れた印象です。最終追い切りでしっかり仕上がっていれば中心視したいと考えている1頭です。

 

★今年の天皇賞春は大混戦!!

今年の天皇賞春は例年に比べて出走頭数が多いような印象があります。昨年までは絶対的王者がどの世代にもいたのでそのうまが出走するとなるとリスクを考えて出走しない陣営もいました。昨年キタサンブラックが引退してこの路線には絶対的王者が不在となりました。今年の出走メンバーを見ても最強ステイヤーがいるもののこのレースでは結果を出し切れていませんし、王道路線で主役級を貼りそうな馬もいますが前走で大敗していたり、GⅠではワンパンチ足りない印象もあるのでメンツは揃いましたが混戦模様だと考えています。さらに騎手の腕も重要な1戦なのでベテラン騎手が穴馬に乗っていたら警戒したいです。

 

★出走予定メンバー全てに目を通すと小粒感が・・・

例年ハイレベルなメンバーが揃うのですが今年はやや小粒な印象となりました。前半メンバーを見る限りでは混戦模様の印象も受けましたが、後半メンバーを見る限りでは能力差をはじめとする力差がハッキリしている印象を受けました。上位メンバーで決着する可能性を高く感じましたが、展開などが嵌まてば穴馬の激走があり得るかも知れないので、穴馬候補の馬は最終追い切りをしっかり注目したいです。

 

軸馬候補 ⇒ シュヴァルグラン

今回の出走メンバーの中で最もキャリアがある馬で本格化しており、条件も好転するので今回は前走の失敗は考えられませんし、馬券を外すことも考えにくいです。前半メンバーの中では1番不安材料も少ないので最終追い切りも順調ならばこの馬から勝負する予定です。

 

軸馬候補 ⇒ レインボーライン

タフな馬なので仮に良馬場だとしても3200mの長丁場ならパワーも必要なのでこの馬に向いているレースになるのではないでしょうか。昨年は12着と2桁着順に敗れたものの昨年からしっかり力をつけている印象を受けているので今回のレベルの低いメンバーならアッサリもあり得るのではないでしょうか。

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