先週は今年最初の中央GⅠ【フェブラリーステークス】が行われました。結果は闘争本能を失い欠けていた馬が再び息を吹き返したような目の覚めるような豪脚を繰り出したノンコノユメでした。去勢手術以降は全く結果を出せなかったのが嘘のような競馬で復活への狼煙を上げる様な競馬となりました。また1頭ダート界をさらに混戦模様にさせる馬が登場したので今後の活躍に注目です。予想としては△◎☆で馬連5点で1,140円の的中を獲得しました。さらに印つけた6頭で上位6着まで独占しました。
今週は先週と違いゆったりとした競馬開催となります。今週は2重賞しかないので非常にゆったりではあるのですが、来々週からかなり忙しい競馬開催になるのでしばしの中休みといったところではないでしょうか。ただ今週行われる2重賞とも今春に行われるGⅠに向けて重要なレースでもあるので注目です。日曜中山メインで行われるGⅡ【中山記念】はハイレベルなメンバーが集まったので面白い1戦になりそうです。
★有力出走予定メンバー
アエロリット 横山典騎手
ウインブライト 松岡騎手
ペルシアンナイト M・デムーロ騎手
マイネルハニー 柴田大騎手
ヴィブロス 内田騎手
1番人気濃厚のペルシアンナイトをはじめ、GⅠ馬が3頭が出走予定です。春GⅠ戦線に向けて実力馬がここから始動していくのでハイレベルな1戦になるのではないでしょうか。
★有力メンバー短評
アエロリット
昨年の3歳マイル王を決めるNHKマイルカップを制した馬です。デビューから横山典騎手が主戦を務めており鞍上が変わらないのは評価出来ます。1週前追い切りでも仕上がっており、馬体も成長しておりボリューム感もアップしている印象を受けました。牡馬との対戦もクリアしているので混合戦も問題ないでしょう。世代レベルの高い現4歳世代でGⅠ馬となれば人気を集める存在になるでしょう。ただ1800mは個人的には長いと考えています。前々走のクイーンカップで勝利しているのでカバーは出来ると思うのですが、メンバーレベルは変わり前走の秋華賞の2000mの競馬を見ている限りでは今回の相手関係では厳しいと考えています。内枠に入れば再思考したいですが、外目の枠に入れば危険な人気馬と判断しても良いのではないでしょうか。
ウインブライト
昨年のクラシック戦線では穴馬候補などとして人気を集める存在でしたが、クラシックでは全く活躍出来ませんでした。前々走の福島記念で復活優勝を果たすと復活したのか、前走の中山金杯でも連対と完全に復活したので今の勢いならチャンスはあると考えています。前走負かされた相手は重賞2勝馬なのでその馬と差が無い競馬をしたのは評価出来ます。中山競馬場の戦績は(2:2:0:1)と連対率80%の得意な舞台なので問題ありません。メンバーレベルが上がるので近走の様な好走は見込みにくいのですが、抑えておいて損はない存在ではないでしょうか。
ペルシアンナイト
前走のマイルチャンピオンシップでは主戦のM・デムーロ騎手には他のお手馬が出走していましたが、この馬を選んで見事勝利したのでそれだけトップ騎手がほれ込んでいる馬です。マイル戦を中心に活躍していますが、皐月賞で2着に入線したり、デビュー戦は1800mを使っているので1800mは対応範囲内です。中山適正もある馬で能力が高い馬なのでここは勝ち負け出来るのではないでしょうか。1週前追い切りの動きを見てても初戦にしては仕上がっている印象を受けたのでアクシデントが無い限り馬券を外すのは考えにくいです。春のGⅠに向けてもこのメンバー相手に休み明け初戦でも無様な競馬は見せられないでしょう。
マイネルハニー
中山1800mは勝利経験のあるコースで距離も実績のある距離なので適性面は問題ありません。現5歳世代はレベルが高い世代でもあるのでなかなか結果としては出すことが出来ません出来ませんでしたが、大崩れのない結果を残しているのでこの相手関係なら一発の可能性は十分あります。近走はオープン特別ではありますが2連勝中と勢いにも乗っています。ただ昨年6月からコンスタントに使われている点が気がかりではあります。流石に上澄みは感じられないと思うので中心視は出来ません。
ヴィブロス
昨年のドバイターフで勝利して一気にトップホースの仲間入りをしました。2018年の最大目標はドバイターフと決まっていたので、昨年のエリザベス女王杯後はしっかりここに向けて状態面を整えてきた印象があります。ただ前哨戦で勝利すると言うよりも本番でしっかり結果を出す馬なので、今年の始動戦ということで信頼度はそこまで高くないと考えています。鞍上予定の内田騎手はテン乗りになりそうなので勝負気配は少なさそうです。あくまでも抑え程度ではないでしょうか。
★例年比べてハイレベルなメンバー構成に!?
一昨年までは中山記念はあまりメンバーが集まらない重賞レースでしたが、昨年大阪杯がGⅠレースに格上げされたことによりローテーション的には大阪杯へのステップレースとしてちょうど良い重賞レースとなりました。さらにドバイ遠征に向かう馬達にとっても丁度良いステップレース豪華なメンバーが集まる傾向になったようです。豪華なメンバーが集まればなかなか馬券的には荒れないと思われがちですが違います。なぜならGⅠへのステップレースと言うことはこのレースでは本気を出さないでしょうから勝負気配そのものが低いです。なので穴馬の好走も目立ちます。メンバーは豪華ではありますが、馬券的には難しい1戦になりそうです。
現時点での軸馬候補 ⇒ ペルシアンナイト
GⅠの大舞台では勝負強さを発揮するM・デムーロ騎手が相棒として選んだ馬なので能力は本物でしょう。適性面も心配なし、追い切りも心配なしとなるとここは勝ち負け候補なので軸馬候補ではないでしょうか。