【アメリカジョッキークラブカップ2018】出走予定馬｜M・デムーロ騎手を迎えてダンビュライトが初GⅠ制覇に向けて始動！！

1つの時代が本日幕を閉じました。地方競馬の岩手競馬所属のビュレットライナーが最後のレースを終えた。ビュレットライナーは最後の現役サンデーサイレンス産駒でディープインパクト世代として長く第一線で活躍してきました。最後の勝利から2年近く経った今日静かにターフを去った。通算戦績は178戦21勝で、今後は千葉県の東関東馬事専門学院で第二の馬生を送るようです。

先週まで忙しい競馬開催でしたが、今週は少しゆったりした競馬開催です。ただ今週行われる競馬開催は春に向けても重賞なレースが2レース行われます。21日(日)に中山メインで行われるGⅡ【アメリカジョッキークラブカップ】にはグランプリホースのゴールドアクターなど春に向けて実力馬が出走します。

★有力出走予定メンバー

ゴールドアクター　武豊騎手
ダンビュライト　　M・デムーロ騎手
ブラックバゴ　　　岩田騎手
ミッキースワロー　横山典騎手
レジェンドセラー　C・ルメール騎手

中山芝2200mで行われるレースで中山巧者が集まった印象があります。有馬記念馬ゴールドアクターが絶対的王者キタサンブラックがいなくなった今、復活を賭けて始動します。春を占う1戦なので注目の1戦です。

★有力メンバー短評

ゴールドアクター

前走の宝塚記念で2着に入線して久しぶりに好走するもののその後体調面の調整や疲れが取れずに全休する形となりました。始動戦は得意な中山でこのレースは初出走ではあるものの中山巧者なので適性面の問題はありません。さらに距離適性も芝2200mは(2:2:0:0)と連対率100％を誇っているので距離適性も問題ありません。体調面の不安はあるものの鉄砲でも走れる馬なので条件的には好転しています。さらに鞍上に新コンビ武豊騎手というのも注目を集めるポイントです。メンバーの中でも抜けている実績でグランプリホースなのでこのメンバー相手にさすがに負けられませんし、春に向けて恥ずかしい競馬は出来ません。

ダンビュライト

昨年クラシックレースでコンビを組んでいた武豊騎手が別の馬を選びましたが、前走の松若騎手からM・デムーロ騎手に変更するのは大幅鞍上強化になったのではないでしょうか。末脚にキレ味が無いのでキレ脚勝負になると少し分が悪い部分はありますが、それでもハイレベルなメンバー相手に崩れることなく堅実な戦績を残しているので安定感のある馬です。まだまだ4歳馬なので成長の余地はあるので古馬になりどれだけさらにパワーアップしたのかに期待出来ます。古馬との対戦は前走で証明出来ており、血統的にも問題ないので春に向けて良い結果を残したいところでしょう。

ブラックバゴ

前走に引き続き岩田騎手とのコンビで挑みます。前走に比べると相手関係が上がるので難しい競馬にはなりそうですが、中山競馬場は得意コースなので問題ないと考えています。出遅れ癖のある馬なのでこのメンバーの中で出遅れたら致命的なので中心視することは出来ません。ただ前走の中山金杯を見る限りでは最後方から競馬をして僅差の4着なので展開が向けば複勝圏内の可能性も十分考えられます。なので中心視する事は出来ませんが馬券的には抑えておきたいです。

ミッキースワロー

昨年の春はクラシック戦線に間に合うことが出来ませんでしたが、最後の一冠である菊花賞では馬場に泣かされて6着でしたが自分の競馬は出来ずの結果だったので仕方のない競馬でした。当馬の持ち味は切れ味抜群の末脚なので末脚が生きる展開になれば見直しが必要な1戦でもあります。使われ続けている中山コースなだけにタフな馬場になっている可能性はあるものの中山は相性の良いコースで脚質的にも問題ないコースなので良馬場なら逆転もあるのではないでしょうか。

レジェンドセラー

今回昇級初戦です。牡馬になり初のオープン戦なので今までよりもハイレベルなメンバーとの勝負になるので安定感のある馬ですが、このメンバー相手にいきなり通用するのかというと微妙な点があります。C・ルメール騎手が主戦を務めており今回も騎乗するのでそれだけ能力を信頼していると言うことでしょう。産駒らしい安定感があるのも魅力です。ただ鞍上はあまり調子が良くありませんし、条件的にもマイナス条件が多いので有力馬の中では少し信頼度が落ちるのではないでしょうか。

★GⅠ馬が続々始動も混戦の春GⅠ！

現役最強馬キタサンブラックが引退し、今春の古馬王道路線は非常に混戦模様となっています。春のGⅠ戦線に向けて有力馬が始動戦するレースなので春のGⅠレースを楽しむためにも注目しておきたいレースです。注目の有馬記念を勝利したゴールドアクターです。復活を賭けて名手武豊騎手とコンビを組み復活を賭けます。さらに昨年の3歳馬で力のあるミッキースワロー、ダンビュライト、レジェンドセラーなど古馬になった昨年の3歳馬達が勢いに乗り春のGⅠを制するのか、春の大一番に向けて要注目の1戦です。

現時点での軸馬候補　⇒　ダンビュライト

堅実に走る馬で安定感のある馬なので軸向きな1頭ではないでしょうか。さらに鞍上に絶好調騎手のM・デムーロ騎手が手綱を握るとなるとさらに信頼度が上がるのではないでしょうか。昨年の3歳世代の勢いそのままに今年は4歳世代の1年になるのではと考えているので、出走メンバーの4歳馬の中では当馬に注目しています。