2017年の年度代表馬に選ばれたキタサンブラックのラストレースとなったのが昨年末の有馬記念です。キタサンブラックの逃げ切り勝ちであまり多くのメディアでは語られていませんが、キタサンブラックの後ろである問題が起きていました。2着クイーンズリングと4着スワーヴリチャードがシュヴァルグランとサクラアンプルールを挟み込んだことが問題となりました。このような問題もあり先週は3日間開催の3日目にM・デムーロ騎手が復帰するまでは両名の外国人騎手の名前はありませんでした。年末の記録の締める時でもあるので二人とも少し際どいレースをしたのかもしれません。二人がした行為は賛否両論に分かれる行動だが、異国地の貪欲に勝利をもぎ取る姿は共感出来る方もいるだろう。危険な騎乗は良くないが、ハングリー精神は日本人騎手にも見習ってほしいところでもある。競馬界も今話題のあの協会も同じことが言えるのかも知れない。
今週は通常開催ですが3重賞行われます。さらに中京開催も始まり3場開催になるので先週よりも忙しい週末になりそうです。日曜日の中山メインはGⅢ【京成杯】が行われます。先週のシンザン記念と同様で中山2000mで行われる3歳限定戦です。メンバーレベルは小粒感が否めませんがクラシックに向けて注目します。
★有力メンバー短評
コスモイグナーツ 柴田大騎手
コズミックフォース 戸崎騎手
ジェネラーレウーノ 田辺騎手
ダブルシャープ 田中勝騎手
デルタバローズ 石橋騎手
出走メンバーを見た限りでは抜けている馬はいませんが、血統的には魅力のある馬が出走しているので皐月賞に向けても注目しておきたいです。本番と同じ舞台でレースを経験出来るのはプラス材料なのでどこまで強い競馬が出来るのか楽しみです。
★有力メンバー短評
コスモイグナーツ
戦績にムラがある馬ですが、前走の東京スポーツ杯2歳ステークスでは相手が強くて上手く逃げ切る事が出来ませんでしたが、前々走のアイビーステークスでは低評価の中での逃げ切り勝ちはインパクトのある競馬でした。前走に比べると相手関係は楽になり、マイペースに自分の競馬に徹する事が出来れば勝ち負けは厳しいかも知れませんが逃げ残る事は可能なのではないでしょうか。追い切りの動きが良ければ警戒しておきたい存在です。
コズミックフォース
キャリア2戦で未勝利から勝ち上がったばかりの馬ですが、鞍上が今年絶好調騎手の戸崎騎手に乗り替わるのはプラス材料ではないでしょうか。血統的にも注目されている血統なのでこの相手にどこまで競馬が出来るのか注目の1戦でもあります。ただ前走はそこまで強いメンバーでは無かったのでこの相手関係でどこまでやれるか試金石の1戦でもあります。鞍上は戸崎騎手に替わりますが、馬だけで考えると抑え程度ではないでしょうか。
ジェネラーレウーノ
今回は逃げたい馬がいるのでこの馬にとっては有利なレース展開になると考えています。前走の葉牡丹賞は勝利をおさめましたが、レース後のコメントで鞍上の田辺騎手が「先頭で物見がすごかった。」とコメントしているので逃げる馬がいればレースに集中出来ると言うことでしょう。精神面に不安はありますが、今回は集中出来るでしょうからベストパフォーマンスをする事が出来るのではないでしょうか。ただこの馬もスピードがある馬なので必然的に先頭に立ってしまうと差される可能性もあるので位置づけが難しいところです。
ダブルシャープ
北海道でデビューして中央に転入した異色のキャリアで一線級の同世代相手に競馬をしているのでキャリア的にはメンバー上位でないでしょうか。近2走はハイレベルなメンバーが集まったとはいえ今一つの競馬が続いているので評価が難しいところです。今回は一気にメンバーレベルが下がるので今までよりは楽な競馬が出来るので仕切り直しの1戦となるのでしょう。キャリア的には本命の印が打てるのですが、追い切りや状態を判断して最終的な印を決めたいです。
デルタバローズ
10月の新馬戦は東京1600mのタフな馬場の中で勝利しましたが、見慣れないアメリカ血統の馬なのでまだまだ未知数が多い馬です。少し間隔が空いたので状態面が気になりますが中間の動きは問題なく動いているみたいなのでそこまで問題ないと考えています。ただ血統を見ていくと母父はダートで結果を残しているのでタフな競馬に対応出来たと考えています。ただ今回は芝の中距離戦なのでスピードも問われるので走ってみないと分からないことが多いので馬券からは消せませんが、中心視する事も出来ない1頭です。
★皐月賞と同じ舞台だがメンバーレベルが低い・・・
京成杯は皐月賞と同じ舞台中山2000mで行われるのでクラシックに繋がるレースでもあります。ひと昔前まではのちにGⅠで好走する実力馬達が出走していたので盛り上がっていたレースなのですが、現在はローテーション的にもここに合わせてくる実力馬はいないのでメンバー的には小粒な印象が強い構成になってしまいます。エイシンフラッシュやフェイムゲームなどが過去の勝ち馬としていますが、近年はここかた活躍する馬は出ていません。皐月賞と同じ条件ではあるが、今回のメンバー構成を考えても今年も直結させることは難しいくあまり参考にならないレースかも知れません。
現時点での軸馬候補 ⇒ ジェネラーレウーノ
先頭に立つと物見をする癖があるみたいなのでその点を田辺騎手が上手くエスコート出来るかが鍵になるでしょうが、現状は能力的には最上位と考えています。大物が輩出されるスクリーンヒーロー産駒なのでここでも強い内容で勝利出来れば皐月賞でも面白い存在になるのではないでしょうか。
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中山金杯では、ウインブライド（2人気2着）
京都金杯では、クルーガー（3人気2着）
フェアリーＳでは、サヤカチャン（5人気12着）
シンザン記念では、カシアス（4人気3着）
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