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先週土曜日は朝起きてPCをチェックすると衝撃が走りました。土日の2日間合わせて156頭の馬が禁止薬物のせいで競走除外となりました、その中には先週末の重賞レースに出走する人気馬の名前もあったので驚きました。前日に最終予想を出している身としては全て崩れ去った感じです。日曜日に行われる重賞予想もある程度の印は打っていたのですが、数頭対象馬になっていました。しかし、これもJRAが「公平」を保つために判断したことなのでそれに対応出来なかった自分の力不足を感じました。2019年も日々精進していきます。先週の重賞レースは全て本命馬が絡まずタテ目の結果になりました。東京競馬場で行われたユニコーンステークスは△☆〇△無、函館スプリントステークス△☆〇▲◎でした。
今週は上半期最後のGⅠレースが行われます。阪神芝2200mで行われる上半期のグランプリレースGⅠ【宝塚記念】です。春古馬三冠レースの最終レースなのですが、近年は三冠馬は滅多に出ませんし、海外進出も積極的に行われるようになってきたので宝塚記念の開催日が中途半端過ぎてベストなメンバーが例年集まりません。回避馬も多いのでフルゲートになる事はほとんどありません。ただ、今年はアーモンドアイを除けばそれなりのメンバーが集まったので令和最初の宝塚記念にふさわしいレースになるのではないでしょうか。
★宝塚記念2019出走予定メンバー！！
アルアイン 牡5 58.0㎏ 北村友騎手
エタリオウ 牡4 58.0㎏ 横山典騎手
キセキ 牡5 58.0㎏ 川田騎手
クリンチャー 牡5 58.0㎏ 三浦騎手
ショウナンバッハ 牡8 58.0㎏ 未定
スティッフェリオ 牡5 58.0㎏ 丸山騎手
スワーヴリチャード 牡5 58.0㎏ M.デムーロ騎手
タツゴウゲキ 牡7 58.0㎏ 未定
マーブルマーズ 牡6 58.0㎏ 高倉騎手
マカヒキ 牡6 58.0㎏ 岩田康騎手
リスグラシュー 牝5 56.0㎏ D.レーン騎手
レイデオロ 牡5 58.0㎏ C.ルメール騎手
ファン投票2位のレイデオロを始めトップ10入りした馬が5頭出走しています。ファン投票1位アーモンドアイは安田記念に出走していたので仕方ありませんが、8位の障害絶対的王者のオジュウチョウサンには出走して欲しかったです。前走の偉業達成のためかなり体力を消耗して追い切りも行えないほどの体調の悪さだったのでこの回避は仕方ありません。年齢も8歳と高齢馬になので今後使われてくるレースも限られてくるでしょうし、今後の動向注目したいです。
★宝塚記念2019出走予定メンバー短評（前半）
アルアイン 牡5 58.0㎏ 北村友騎手
2017年の皐月賞馬が前走大阪杯で復活Vを果たしここから反撃を開始します。もともと能力の高い馬でしたが、反面集中力が続かない馬で結果を残す事が出来ませんでした。しかし前走手綱を握った北村騎手は集中力を欠かない様に上手くエスコートして結果を残しました。1600m～2000mで良績を残している馬なのでスピードはメンバー上位なので道中は自分の得意なレース展開をすることが出来そうです。ただ湿った馬場が嫌いなので、先週の様な馬場になると凡走する可能性もあるのでしっかり馬場読みをして評価したいです。
エタリオウ 牡4 58.0㎏ 横山典騎手
天皇賞春から参戦する当馬。当馬の持ち味と言えばなんと言っても「安定感」の一言に尽きるでしょう。キャリア11戦して掲示板を外したことは一度もありません。(1:7:0:3)の安定感でGⅠレースに3戦出走しており、近6走は全て重賞レースので結果を残しています。相手関係や条件が違う中でこのような結果を残せるのは能力が高い証拠です。追い切りの動きも良く期待を持てます。しかし、こんかいは久しぶり2400m以下のレースに出走するので折り合い面が心配です。さらに今まで騎乗していたM.デムーロ騎手が別馬に騎乗すると言うこと。勝ち切れないという点を考えると固定するには向いていないとも考えられます。約1年半ぶりの2400m以下のレースをどう評価するかが鍵になるでしょう。
キセキ 牡5 58.0㎏ 川田騎手
現時点では1番人気に推されそうです。ファン投票ではレイデオロに次いでの3位です。一昨年のハイレベルな菊花賞を制した馬なので能力はお墨付きです。菊花賞以来結果こそ残せていないものの、どのレースもハイレベルなレースの中で崩れていないと考えると能力は疑いようがありません。前走の大阪杯は久しぶりの競馬でしたが、かなり強い内容で2着に入線したので、叩き2戦目の今回はさらに高いパフォーマンスに期待したいです。川田騎手に乗り替わってからさらに安定感が増しているので相性は抜群なので引き続き騎乗してくれるのも心強いです。唯一の不安材料を上げるとするなら脚質です。確実に目標にされる脚質なので、それをどのように対応するか。
クリンチャー 牡5 58.0㎏ 三浦騎手
このメンバーの中では近走の戦績は最悪とも言えます。昨年の凱旋門賞挑戦は果敢でしたが、結果としてはこのフランス遠征で彼の競走馬としての気持ちが崩れ近走の凡走に続いていると考えて良いでしょう。前走の天皇賞春は昨年は好走した舞台なのですが、今年は10着に凡走する始末。前走後のコメントで鞍上の三浦騎手が「気持ちが乗っていなかった。」ともコメントしているので気持ちが戻らないと好走は厳しいでしょう。
ショウナンバッハ 牡8 58.0㎏ 未定
8歳馬と高齢馬ではあるもののまだまだ一線で活躍している馬です。もちろんトップクラスの活躍をしているわけではないものの、未だに若手と遜色のない走りをしているのは凄いの一言です。前走のエプソムカップでも馬券には絡めませんでしたが、上り最速を披露して見せ場を作りしました。この馬の武器は末脚なので、脚が生きる展開になれば血統的にも一発があってもおかしくはないですが、過酷ローテーションでの出走に遠征もあるので当日のパドックでの気配に注目したいです。
スティッフェリオ 牡5 58.0㎏ 丸山騎手
このメンバーに入るとやはりネームバリューが劣りますが、ファン投票では64位に入っているので知る人ぞ知る馬といった感じです。もちろん穴人気が予想されます。前走の大阪杯は13番人気ながら勝ち馬に0.5秒差の7着にまとめています。キャリア的にもかなりの格上挑戦となったのですが、それでもしっかり見せ場を作っているので前走の経験が生きればこのメンバーでも十分穴を演出することは可能でしょう。スピードがある馬なのでこの距離ならこなしてくれると思うので適性面の心配はありません。しかし、今回は鞍上が田辺騎手から丸山騎手に替わるのでGⅠの流れや勝負ところに対応出来るか疑問が残るところです。
★宝塚記念2019出走予定メンバー短評（後半）
スワーヴリチャード 牡5 58.0㎏ M.デムーロ騎手
昨年の大阪杯の勝ち馬なので適性面は文句なしです。今年の初戦となった中山記念では年齢による衰えを心配される結果になりましたが、ドバイではレイデオロに先着するなど今なお一線級でやり合えるのは証明出来たのでここでも中心視してもいいでしょう。ただ今回は昨年のローテーションとは違いドバイ帰りの一戦なので状態面が非常に気になります。さらに今回は約3か月ぶりと休み明けが得意ではない馬なのでマイナス条件が揃っています。しかし、1週前追い切りの動きを見たらその不安要素が吹っ飛ぶほどの動きをしていたので最終追い切りでしっかり見極めて印を決めたいです。
タツゴウゲキ 牡7 58.0㎏ 未定
一昨年の夏に重賞を連覇してこれからだと期待されいたのですが、なかなかうまく使えず今回は1年ぶりの実戦復帰戦です。1週間前追い切りを見ても動き的にはまだまだで良くなってくるのはこの先でしょう。さすがにこの状態ではGⅠで好走できるほど甘くはないです。
マーブルマーズ 牡6 58.0㎏ 高倉騎手
今年は昨年に比べるとメンバーがかなり豪華なのでネームバリューが低い当馬は人気しないでしょうが、去年のこのレースで12番人気ながら3着に好走した馬なので軽視は禁物です。好走時期を見極めるのが非常に難しいのですが、丁半博打のような馬なので馬券的には抑えておいて損はない存在です。昨年のレースぶりから適性面は問題ありませんし、嵌まればこのメンバーでも平気で複勝圏内に入るでしょうから馬券の隅には入れておきたいです。
マカヒキ 牡6 58.0㎏ 岩田康騎手
友道厩舎2頭出しの人気が無い方です。競馬の格言では多頭数出しの時は人気薄を狙えと言う言葉があるので気になる存在です。当馬もフランスに挑戦したリズムを崩した1頭で凱旋門賞後は大崩れは無いのですが、馬券に絡めないレースが続きました。しかし昨年末から岩田騎手とコンビを組み今年初戦の京都記念では復活の兆しを見せました。前走の大阪杯は馬券には絡めませんでしたが、見せ場をしっかり作っての0.2秒差の4着なので悲観する内容ではありません。復調の気配を感じる今回なら先行投資で狙ってみても面白い存在ではないでしょうか。条件的にもベスト条件なので期待したいです。
リスグラシュー 牝5 56.0㎏ D.レーン騎手
紅一点の存在で牡馬相手でも物怖じしない非常にタフな馬です。国内のみならず海外でもしっかり結果を残しておりどのような条件でも結果を残しているので馬券を買う身としては信頼出来る存在ではないでしょうか。今回は香港帰り初戦ではあるものの、一度も馬券を外していない得意の阪神コースなので状態面さえ問題なければ思い切った印を打ちたいです。最終追い切りの動きに注目したいです。
レイデオロ 牡5 58.0㎏ C.ルメール騎手
キャロットファーム×ノーザンファームの馬は近年のGⅠを引っ張るコンビが送り出す馬なのでそれだけ買いたくなる存在です。当馬とアーモンドアイの直接対決を観たかったファンの方も多いのではないでしょうか。国内では圧倒的に能力で安定した戦績を残しています。ただ前走のドバイシーマクラシックでは凡走しているのが気がかりです。パドックの段階から興奮しており気性難を見せていましたが、明け5歳馬のあのうるささは最大の不安材料です。阪神コースは神戸新聞杯で勝利している様に得意コースなので問題ありませんし、距離にも不安な点はありません。最大の敵は自分自身なのではないでしょうか。
★今年の宝塚記念は見逃し厳禁！！
アーモンドアイとオジュウチョウサンの出走回避非常に残念ですし、先週の禁止薬物問題で一気に宝塚記念に向けた競馬熱が冷めた方もいるのではないでしょうか。この禁止薬物騒動で復活の兆しが見えていた競馬人口の増加に歯止めがかからないか心配です。話を戻すと、今年の宝塚記念は近年しては珍しいハイレベルなメンバーが集まりました。案の定回避馬が続出してフルゲート割れはしているものの、メンバーはかなり豪華です。これだけのメンバーが集まると穴馬の好走は難しそうですが、有力馬が牽制し合ったり、梅雨時期なのでとんでもない特殊な馬場になれば一気に高配当になる可能性もあります。今年の春GⅠのトレンドでもある1番人気が飛んで万馬券になる可能性もあるのでしっかり予想して良い形で春GⅠを締めくくりたいです。
現時点での軸馬候補 ⇒ A.宝塚記念の軸馬候補は最強競馬ブログランキングへ
グランプリレースは特殊な魔物がいます。キタサンブラックも最強と言われながらこの宝塚記念のタイトルは獲っていません。ならば安定感のある当馬は軸向きと言えるのではないでしょうか。鞍上がテン乗り騎手なのは気になりますが普通に競馬すれば最強世代の馬なので馬券圏内は外さないのではないでしょうか。
現時点での穴馬候補 ⇒ B.宝塚記念の穴馬候補は最強競馬ブログランキングへ
現時点で穴馬候補として考えている数頭の中の1頭です。鞍上で毛嫌いされがちですが、乗れる騎手だと考えています。馬自身も気持ちが戻ればこのメンバーなら全然やり合えると考えています。条件的にもベストで当馬がベストパフォーマンスを出せる距離なので最終追い切りで気持ちが乗って入れれば狙いたいです。
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