先週までのリーディングを見ているとC.ルメール騎手の安定感と信頼度は今年も高そうです。今年はお正月休み以降はあまり勝っている印象が無かったのですが、結果を見てみると16勝でC.ルメール騎手と武豊騎手が並んでいる状態です。トップはO.マーフィー騎手だったのですが、短期免許で来日していたので今週には抜かれるのが濃厚でしょう。重賞レースではどちらも信用が今年始まってからはありませんが、C.ルメール騎手は去年の勝利数を更新する可能性を秘めているので注目したいです。
今週末は3重賞行われます。土曜日の東京メインで行われるのはクラシックに繋がる一戦のGⅢ【クイーンカップ】です。過去の勝ち馬を見てもクラシックで勝利したり、古馬になってからGⅠ馬になった馬もいるので牝馬の出世レースでもあります。今年も面白いメンバーが集まったので注目の一戦になりそうです。
★クイーンカップ2019有力出走予定メンバー
アークヴィグラス 牝3 55.0㎏ 瀧川騎手
クロノジェネシス 牝3 55.0㎏ 北村友騎手
ビーチサンバ 牝3 54.0㎏ 福永騎手
マジックリアリズム 牝3 54.0㎏ F.ミナリク騎手
ミリオンドリームズ 牝3 54.0㎏ C.ルメール騎手
今年は地方からの参戦馬もいて非常に楽しめるメンバー構成になったのではないでしょうが。世代トップの馬こそ不在ではあるが、2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬と3着馬が出走しているので間違いなくハイレベルなレースになる事が予想出来る。
★クイーンカップ2019有力メンバー短評
アークヴィグラス 牝3 55.0㎏ 瀧川騎手
メンバーの中で唯一の地方所属馬です。現在5連勝中と勢いに乗っているのですが、キャリアは全てダートでの馬なので芝レースとなる今回は未知数な部分が多いので軸向きとは言えない存在です。レベルの高いエーデルワイス賞を制するなど実績があり、血統的にも芝は対応出来る印象はあるものの、相手関係強化に芝を専門として走っている中央馬にどれだけ立ち向かえる精神力と地力があるかが鍵になるのではないでしょうか。
クロノジェネシス 牝3 55.0㎏ 北村友騎手
2連勝で挑んだ2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズではスタートで後手を踏み後方からの競馬となりいつもとは違う競馬展開になったものの、後方から一気の末脚でまくり2着を何とか死守しました。キャリア3戦目と非常に浅い中でいつもと違う競馬展開で結果を出せたのは負けはしたものの内容のあるレースでした。さらに脚質の幅も広がったのでそこまで展開面もそこまで気にしなくていいでしょう。前走後はここに絞って調整をしている様なので準備は万端です。中間の動きもしっかり追われているので問題なし。春に大一番に向かうためにも結果が欲しいところでしょう。
ビーチサンバ 牝3 54.0㎏ 福永騎手
新馬戦以外は勝利はしていないものの、アルテミスステークス2着、阪神ジュベナイルフィリーズ3着と強敵相手に結果を残しているので能力的には問題ありません。前走後には鞍上の福永騎手が「高いポテンシャルがある。」「来年が楽しみ。」とコメントを残しているだけにここは2019年初戦なだけにクラシック本番に向けて良い結果が求められるのではないでしょうか。競馬センスのある馬なのでそこからでもレースが出来るので展開は不問でしょう。引き続き福永騎手が鞍上なのでどのようなエスコートで成長を見せてくれるのかに期待したいです。
マジックリアリズム 牝3 54.0㎏ F.ミナリク騎手
キャリア3戦なのですが、前走未勝利戦を勝ちあがったばかりなので実績艇には人気を集めないでしょうが、血統的面白い存在です。派手な血統ではないものの、早熟血統な傾向があるので完成度はメンバー上位なのではないえしょうか。未勝利上りではあるものの完成度が高い馬なので一発の可能性は秘めています。かなり間隔があきましたが、前走後はここに向けて調整しているので状態面的には問題ありません。最終追い切りでも調子が良ければ馬券に入れておきたいです。
ミリオンドリームズ 牝3 54.0㎏ C.ルメール騎手
フランケル産駒で1戦1勝馬なのでまだまだ未知数な部分があります。昨年はアルテミスステークスを使うことなく、新馬戦以来の競馬になるので半年ぶりの競馬です。普通の馬なら軽視したいのですが、血統が良い馬なだけに軽視することは出来ません。さらに藤沢和雄厩舎とC.ルメール騎手の黄金コンビなのも軽視出来ない理由です。追い切りの動きを注視して最終予想の取り捨てを考えたいです。
★あまり荒れない牝馬重賞！？
過去5年の配当を見れば分かると思うのですが、単勝の配当を見ても100円台でかなり安く馬連もほとんど1,000円台、3連単で高配当をついたのは昨年だけと牝馬重賞にしては比較的に堅い決着と言える部類なのではないでしょうか。今回はクロノジェネシスとビーチサンバが2強対決なのでこの2頭で決着すると考えたいところなのですが、人気馬で決まる事はあまりありません。1番人気と2番人気で決まった事は過去5年ではありません。しかもどちらも本気度を考えると疑問がのこります。高配当を目指すならあえて違う馬から勝負する方が良さそうです。その違う馬というのはここに向けて調整されており、本気度が高い馬を選ぶのが高配当への近道なのではないでしょうか。
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2強対決の内馬券に絡むのはコチラではないでしょうか。もちろんここが本番ではありません。本番は先にあるので状態面的には7割前後での出走になるでしょう。ただ春に結果を残すならそのデキでも結果が必要です。連軸かも知れませんが固定するのは危険な馬ではないでしょうか。
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