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今週からGⅠレースが4週間続いて行われます。まず第一弾として春の快速王を決めるGⅠ【高松宮記念】が行われます。豪華なメンバーが登録段階の時点で集まりました。22頭と多いですが、どの馬が出走しても面白いレースになる事は約束されているのではないでしょうか。注目は現4歳馬がどのような活躍をしてくれるかでしょう。現時点ではこの路線には絶対的な王者がいないので新しい短距離王登場にも注目したいです。それでは出走予定馬全馬の1週前追い切りを含めて診断していきます。
★高松宮記念2019出走予定馬(登録馬)
アレスバローズ 牡7 57.0㎏ 川田騎手
カイザーメランジェ 牡4 57.0㎏ 未定
キングハート 牡6 57.0㎏ 中谷騎手
グランドボヌール 牡5 57.0㎏ 未定
ショウナンアンセム 牡6 57.0㎏ 津村騎手
スノードラゴン 牡11 57.0㎏ 藤田菜騎手
セイウンコウセイ 牡6 57.0㎏ 幸騎手
ダイメイフジ 牡5 57.0㎏ 丸山騎手
ダイメイプリンセス 牝6 55.0㎏ M.デムーロ騎手
ダノンスマッシュ 牡4 57.0㎏ 北村友騎手
ティーハーフ 牡9 57.0㎏ 国分優騎手
デアレガーロ 牝5 55.0㎏ 池添騎手
ナックビーナス 牝6 55.0㎏ 大野騎手
ヒルノデイバロー 牡8 57.0㎏ 横山典騎手
フミノムーン 牡7 57.0㎏ 未定
ペイシャフェリシタ 牝6 55.0㎏ 未定
ミスターメロディ 牡4 57.0㎏ 福永騎手
モズスーパーフレア 牝4 55.0㎏ 武豊騎手
ラインスピリット 牡8 57.0㎏ 森一騎手
ラブカンプー 牝4 55.0㎏ 酒井騎手
レッツゴードンキ 牝7 55.0㎏ 岩田騎手
ロジクライ 牡6 57.0㎏ C.ルメール騎手
なかなかのメンバーが集まりました。ファインニードルやレッドファルクスなどが引退してスノードラゴンやレッツゴードンキなどは高齢化して新陳代謝が必要となったスプリント路線。平成最後の高松宮記念で新しい時代に向けてのページが開かれます。
★高松宮記念2019出走予定メンバー短評(前半)
アレスバローズ 牡7 57.0㎏ 川田騎手
1週前追切【栗東 坂路(良) 単走 一杯 52.5-37.7-24.2-12.0】
近走は結果を残せていませんが、昨夏のCBC賞と北九州記念を連覇して一気に注目を浴びました。スプリンターズステークスを崩れて以降は結果を残せていませんが、今年の始動戦となった前走のシルクロードステークスでは立て直しが出来ており内容的にも悪くありませんでした。叩き2戦目となる今回は更なる上積みに期待したいです。中間の動きも一杯に追われて最後はしっかり伸びているので状態面は問題ないでしょう。さらに今回は初重賞制覇した中京1200mに戻るので条件的には好条件が揃ったのではないでしょうか。
カイザーメランジェ 牡4 57.0㎏ 未定
除外対象馬です。まずはオープンでの勝利を目ゼしてほしいです。4歳馬なので先に注目です。
キングハート 牡6 57.0㎏ 中谷騎手
1週前追切【美浦 南W(良) 併走(外) 80.4-65.1-50.7-37.2-12.7】
抽選対象馬です。今年すでに3戦消化しているのですが、シルクロードステークスとオーシャンステークスの内容を見る限りではここは力不足です。
グランドボヌール 牡5 57.0㎏ 未定
除外対象馬です。条件戦は勝利しているもののオープンでは結果を残せていないのでまずは自己条件で頑張って欲しいです。
ショウナンアンセム 牡6 57.0㎏ 津村騎手
オープン特別では結果をのこしているものの重賞レースではワンパンチ足りません。前走のオーシャンステークスでは13番人気ながら5着と掲示板に絡みましたが、この激走の反動が気になります。前走は久しぶりの1200mと言うこともあったのか折り合いも少し欠けていたので、2戦目の今回はさらにパフォーマンスを上げてきてもおかしくはないのですが、相手関係大幅強化なので条件が揃わないと厳しいか。
スノードラゴン 牡11 57.0㎏ 藤田菜騎手
藤田菜七子騎手が鞍上と言うことで注目を浴びる形になりましたが、冷静に当馬を精査していきます。当ブログではたびたび取り上げてきた当馬ですが、もう11歳とかなり高齢馬です。芦毛で白く綺麗な馬なのですが、この舞台でおじいちゃん馬に激走を期待するのが間違っているのかも知れません。近走はダートで結果を残しているので芝の短距離は厳しいレースになるでしょう。
セイウンコウセイ 牡6 57.0㎏ 幸騎手
1週前追切【美浦 南W(良) 単走 一杯 78.6-65.2-52.3-39.7-13.3】
一昨年のこのレースの勝ち馬なので適性面は問題ありません。近走は2桁着順などが目立っていますが、勝利して以来の中京1200mの舞台なので替わり身に期待出来ます。1週前追い切りは一杯に追われて好時計を叩き出しているので、一度使った上積みはかなりありそうです。中間もしっかり追われているので最終追い切りでも引き続き良い動きをしていれば一発に期待したいです。
ダイメイフジ 牡5 57.0㎏ 丸山騎手
昨秋からコンスタントに使われているので状態面が気になるのですが、中間はあまり稽古することなく疲れをとることに重視したようです。前走のオーシャンステークスで1年ぶりに重賞レースで馬券に絡む結果を残してくれたので状態面はピークに近いのではないでしょうか。使って良くなるタイプの馬なので最終追い切りの動き次第では穴馬に指定したいと考えています。
ダイメイプリンセス 牝6 55.0㎏ M.デムーロ騎手
近走不振が続いており、前走はM.デムーロ騎手に乗り替わり鞍上大幅強化になったことで期待したのですが、10着と大敗しました。昨年のスプリンターズステークスでは10番人気ながら4着に好走していることを考えると能力的には問題ないのですが、馬の走る気にスイッチが入るかどうかで取り捨てが変わるでしょう。引き続きM.デムーロ騎手が騎乗するという点がきになるポイントです。彼ならもっと良い馬に乗れるはずなのですが。この馬に引き続き騎乗すると言うことは勝算があるからなのかと勘繰りたくなります。
ダノンスマッシュ 牡4 57.0㎏ 北村友騎手
1週前追切【栗東 坂路(稍重) 併走(左) 一杯 49.7-36.6-24.3-12.5】
1週前追い切りの段階で自己ベストを更新しているので状態面はさらに上向いていると判断出来ます。前走のシルクロードステークスは休み明け初戦でしたが、それでも次元の違う競馬で勝利しましたが、今回はさらにパフォーマンスを上げてくるのは追い切りの動きから確実です。今回は最終追い切りは軽めだと思うので実質はこれが本追い切りと考えるとマイナス材料を探す方が難しいです。父同様に初GⅠは苦い思いになるのか、それとも父とは違う成功の道を進むのか注目の一戦です。
ティーハーフ 牡9 57.0㎏ 国分優騎手
1週前追切【栗東 坂路(稍重) 併走(右) 51.4-37.7-24.8-12.7】
取り捨てに迷う存在です。一昨年の高松宮記念で16番人気ながら4着と結果を残しているので馬が走る気になれば一発の可能性があるのではないでしょうか。主戦騎手の国分優騎手に手戻りするのはプラスでしょう。展開の助けが必要ですが、最終追い切りもしっかり動いていれば穴馬として印を回したいです。
★高松宮記念2019出走予定メンバー短評(後半)
デアレガーロ 牝5 55.0㎏ 池添騎手
1週間前追い切りを敢行されていないのが気になるのですが、前走の京都牝馬ステークスでは+32㎏の大幅馬体重増で久しぶりの競馬の中で叩き合いを制して重賞初制覇したので本格化したのではないでしょうか。昨年よりもパワーアップしているのは濃厚ですし、叩き2戦目なので上積みも期待出来ます。鞍上も引き続き池添騎手なのも好材料です。ただ今回は相手関係強化の一戦で混合戦なので勝ち負けは厳しいでしょうが、複勝圏内ならチャンスがあるのではないでしょうか。
ナックビーナス 牝6 55.0㎏ 大野騎手
昨年の高松宮記念3着馬なので適性面は問題ありません。昨年同様にオーシャンステークスからローテーションなのは評価出来ます。今回は昨年と違い鞍上あ引き続き大野騎手が騎乗してくれる点は心強いです。GⅠでは結果を残せていないものの、GⅢ以下では安定した結果を残しているので今年も馬券には入れておきたい存在です。前走の状態面を維持していることが出来れば去年以上の結果が望めるのではないでしょうか。
ヒルノデイバロー 牡8 57.0㎏ 横山典騎手
1週前追切【栗東 CW(稍重) 併走(遅) 77.1-62.7-50.3-38.9-13.9】
近走は2桁着順で大敗続きで、1週前追い切りの動きもあまり良くないなので軽視します。
フミノムーン 牡7 57.0㎏ 未定
除外対象馬です。まずはGⅢで結果を残してほしいです。
ペイシャフェリシタ 牝6 55.0㎏ 未定
1週前追切【美浦 坂路(良) 単走 57.2-41.7-26.6-12.7】
抽選対象馬です。結果こそ残せていませんが、昨夏から重賞レースを含めて大崩れしていません。同厩のスノードラゴン同様にパワーのいる馬場になればチャンスがあるかもしれませんが、現状の能力を考えると最終追い切りで驚くほどの動きをしてくれない限り馬券には入れにくい。
ミスターメロディ 牡4 57.0㎏ 福永騎手
1週前追切【栗東 坂路(稍重) 併走(遅) 馬なり 51.1-37.5-24.7-12.7】
1週前追い切りで今回コンビを組む福永騎手が騎乗しており時計的には自己ベストを更新しています。馬なりでも時計を出している点は評価したいのですが、併馬に遅れたのが気になります。条件的には好条件が揃っているのですが、1週前追い切りでどこまで状態面を上げているかに注目したいです。
モズスーパーフレア 牝4 55.0㎏ 武豊騎手
1週前追い切りを行っていないのですが、近走の戦績を見る限りでは本格化しているので人気を集めるのではないでしょうか。前走のオーシャンステークスは追い切りでも自己ベストを更新しての勝利なので本格化したとみても良いのではないでしょうか。ナックビーナスに2連勝しており、中山芝1200mで好時計を出しているので能力も高いです。スタミナもある馬なので2敗している中京でも今なら走れるのではないでしょうか。ただ1週前追い切りを行っていないのは前走の疲れが残っている可能性があると考えることも出来ます。激走が続いているのでそろそろ疲れが出てきても驚けません。最終追い切りをしっかりチェックしたいです。
ラインスピリット 牡8 57.0㎏ 森一騎手
1週前追切【栗東 CW(稍重) 単走 79.7-64.1-50.3-38.1-13.3】
昨年のスプリンターズステークスでは13番人気ながら3着に好走した馬なのですが、以降は下降曲線をたどっているのでなかなか触手は伸ばしにくいです。最終追い切りで動きがかなり良くなっていれば良いのですが、ここは厳しいでしょう。
ラブカンプー 牝4 55.0㎏ 酒井騎手
昨年のスプリンターズステークス2着馬なのでスプリント能力は間違いなく高いのですが、燃え尽きてしまったのか近2走は最下位と結果を残せていません。1週前追い切りを行っていないのが気になります。使って良くなるタイプの馬の可能性もあるので最終追い切りでの動きに注目したいです。昨年の葵ステークスの様な激走があるかも知れません。
レッツゴードンキ 牝7 55.0㎏ 岩田騎手
1週前追切【栗東 坂路(良) 単走 馬なり 49.4-36.8-24.6-12.5】
休み明け初戦の阪急杯を見ている限りでは軽視をすることは出来ないでしょう。1週前追い切りを見る段階では軽めな印象を受けますが、入念に乗り込まれているのでこの程度で問題ないでしょう。叩き2戦目なので上積みがあるので最終追い切りでさらに良くなっていれば復活に期待出来るのではないでしょうか。
ロジクライ 牡6 57.0㎏ C.ルメール騎手
1週前追切【栗東 坂路(良) 併走(先) 一杯 49.4-36.4-24.1-12.4】
昨年からGⅢでは活躍しているのですが、グレードが上がるとワンパンチ足りない印象がああります。ただ距離だけみるとデビューからマイル専門に走っていた馬が、前走の阪急杯で不利がありながらも3着に入線しているのでスプリント能力の高さも証明した形になりました。今回はさらに距離短縮の一戦なのですが、鞍上にC.ルメール騎手を手配している点が勝負気配を感じるものの、久しぶりの騎乗となるのでレース感をこのレースまでに取り戻して入れば。
★絶対王者不在もレベルの高い一戦になる可能性大!!
タイトルに疑問を持つ方もいると思うのですが、今年の高松宮記念はこのタイトルが当てはまるレースだと考えています。今の短距離界には絶対的王者が不在です。候補になる馬は現役を引退したので現時点では候補すらいません。この高松宮記念で候補になる馬が現れます。ただレースレベルだけ考えると近年の中で最もレベルの高いレースになりそうです。なので今年の高松宮記念を制すれば現役最強短距離王になれる可能性が高いと考えています。今回は5強対決なので堅い決着になる可能性が高いのですが、こうゆう時は5強で決まらないのが競馬のセオリーなので穴馬も探していき最終予想で公開します。
現時点での軸馬候補 ⇒ A.高松宮記念の軸馬候補は最強競馬ブログランキングへ
鞍上がGⅠレースとなると信頼度が欠けるので100%ではありませんが、馬自体は勝負出来ます。1週前追い切りの動きも良くここに向けてしっかり調整されているのでここをしっかり勝利して時代を作っていってほしいです。
現在12位です。応援よろしくお願いします!
引き続き神ログをよろしくお願いします。
ご声援ありがとうございます。