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先週の日曜日は建国記念日だったので月曜日が振替休日となり競馬は3日間開催となりました。しかし月曜日開催予定であった小倉競馬場は積雪のため火曜日に代替競馬が行われます。出馬表の内容（出走馬、出走馬の馬番等）を変更せずに行われるので月曜日のスポーツ紙・専門紙はそのまま使えるようです。日曜日に行われた【京都記念】ですが、勝利したのはクラシックホースでもなく、GⅠホースでもありませんでした。勝利したのは4歳馬のクリンチャーでした。この勝利により一気に春GⅠで注目の的となりそうです。予想としては残念な結果になりましたが、春GⅠに向けて良い研究材料になりました。
今週はいよいよ今年初のGⅠが行われます。ダートGⅠ【フェブラリーステークス】が東京1600mで行われます。絶対的王者不在のダート路線なのでどの馬にも勝つチャンスがあると考えています。ベテラン馬もいますが充実期の5歳馬や世代レベルの高い4歳世代など幅広い世代が集まったのでハイレベルな戦いになるのではないでしょうか。
★出走メンバー短評（前半）
アウォーディー
ダートに転向してからは才能が一気に開花して6連勝でGⅠを制覇するなどダート界で存在感をアピールしていましたが、昨年から思うような結果を残せていません。ただハイレベルなGⅠ戦線の中で掲示板を外していないことを考えると能力はやはり上位であることは間違いありません。しかし最近は主戦を務める武豊騎手から気の悪さが出ていることを心配している一面もあるので気になるところです。年齢的にも8歳と衰えが見え隠れしているので中心視するのは難しいのではないでしょうか。
アスカノロマン
2016年のフェブラリーステークスで3着に入線しているので適性面は問題ありません。ただ昨年はこの舞台で15着と敗れており近走はオープン特別でも惨敗しているので7歳の年齢を考えると年齢的な衰えもありますし、ここでは能力は足りないのではないでしょうか。使われており上積みも感じられないので軽視します。
インカンテーション
2015年のフェブラリーステークスで2着に入線しているので適性面は問題ありません。昨年の同レースでは2桁着順でしたが、昨春から息を吹き返したような活躍をしたのでここでも穴馬として抑えておいても良いのではないでしょうか。前走の東京大賞典では結果を残すことが出来ませんでしたが安定した戦績を残しています。7歳で安定したした戦績を残しておりそこまで衰えを感じてはいないので展開が嵌まれば1発の可能性は高いと睨んでいます。
カフジテイク
昨年の3着馬なので適性面は問題ありません。ただ昨年のフェブラリーステークス以降はGⅠレースでは馬券に絡めていませんし、重賞レースでも馬券に絡めていない競馬が続いているのが気になるところです。陣営は先週の日曜日に行われたバレンタインステークスの選択肢もあったみたいですが斤量の問題も考えて、ここに絞ったようです。ただ除外対象馬なので除外濃厚でしょう。
キングズガード
鞍上が気になるのですが、有力馬が前でレースを進める脚質が多いので脚を溜めて競馬が出来る当馬にとっては展開的には恵まれるのではないでしょうか。キャリア的には有力どころと比べると少し劣るところもありますが、重賞レースでも好走しているので展開次第では面白い存在ではないでしょうか。近走の戦績では人気は無いでしょうが能力的には十分勝負出来るので追い切り次第では上位評価したい1頭です。
ケイティブレイブ
前走の川崎記念を勝利してGⅠタイトル2勝目を挙げました。福永騎手とコンビを組んでから競馬に安定感が出てきて昨年のフェブラリーステークス以来は掲示板を外していません。昨年のフェブラリーステークスも11番人気ながら6着なので適性面の心配はいらないと考えています。しかしこの馬が馬券に絡むのは交流重賞のときのみなので中心視は出来ませんが安定感がある馬なので馬券的には抑えておきたいです。
コスモカナディアン
昨年の川崎記念3着馬ではありますが、現状の戦績を見る限りではここは力不足なのは明白なので軽視します。
コパノチャーリー
コパノの冠名なので一瞬目が止まってしまいますが、近走の戦績を見る限りでは重賞レースでは結果を残せておらず、現状では力不足なのは明白なので軽視します。
ゴールドドリーム
昨年のチャンピオンなので適性面は問題ありません。昨年のフェブラリーステークス以降は海外挑戦などもあり全く結果を残すことが出来ませんでしたが、前走のチャンピオンズカップではR・ムーア騎手を背に見事に勝利して昨年のJRA最優秀ダートホースとなりました。昨年の結果と前走の結果を考えると今回はマークされる厳しい立場になりそうですが、条件的にはベストな条件が揃ったのでここは恥ずかしい競馬は出来ないでしょう。さらに鞍上にR・ムーア騎手が再び騎乗してくれるので鬼に金棒なのではないでしょうか。
サイタスリーレッド
交流重賞では結果を残している馬なのですが、近走の中央での戦績は2桁着順が続いています。前走よりメンバーレベルが上がる今回は前進が見込めないので軽視します。
サウンドトゥルー
一昨年のJRA最終ダートホースで昨年のJBCクラシックでGⅠタイトルを獲っているので今年で8歳とベテランですがまだまだこのクラスでもやれることを証明したのではないでしょうか。しかし得意だったチャンピオンズカップで敗れたり、前走の川崎記念で5着に終わったりと確実に全盛期の時と比べると力が衰えているのは確かです。中央のハイレベルメンバー相手となると中心視は出来ませんが抑えておきたい存在です。
サンライズノヴァ
戦績にムラがあり、まだまだ勝ち切れない印象が残っています。ただ4歳馬で戦ってきた相手を考えるとしっかりキャリアを積んでいるので能力は非常に高いと考えています。まだまだ発展途上なので成長していれば1発の可能性を十分秘めています。鞍上予定の戸崎騎手も今年は絶好調ですでに重賞で結果を残しているので抑えておきたいです。
★出走メンバー短評（後半）
テイエムジンソク
一昨年の年末に行われた堺ステークスを皮切りに現在11戦連続馬券に絡んでいる絶対的王者に最も近い馬ですが、戦績を見ても分かる通り勝ち切れる馬ではないだけに固定するのが難しいです。現在7戦連続連対中で全て古川騎手とのコンビなのでここも1着2着のどちらかは外さないのではないかと考えています。GⅠ挑戦は2戦目なので人馬共に緊張はないと思いますし、前走はしっかり勝利しているのでここは連軸で問題ないでしょう。ただ唯一の不安はスピードも求められるマイル戦であると言うことです。平均ペースで運べば問題ないと考えているのですが、1600mを克服出来るかが鍵になるのではないでしょうか。
ニシケンモノノフ
非常に取り捨てが難しい1頭なのですが、交流重賞ではJBCスプリントを制するなどGⅠ戦線でも中心的なメンバーになります。ただ中央ダート重賞では昨年は結果を残せていないのが気がかりです。昨年の同レースでは14番人気ながら5着に入線しているので適性面は問題ありません。ただやはりマイルは少し長いので印を回せても抑えまでではないでしょうか。
ノボバカラ
昨年は交流GⅠのチャンピオンズカップで7番人気ながら2着の激走をしてくれましたが、その他の重賞レースの戦績を見る限りでは2桁着順も目立っているので現状の力関係を考えると厳しいのではないでしょうか。
ノンコノユメ
2015年のジャパンダートダービーでGⅠホースの仲間入りを果たすとその後も古馬ダートGⅠで善戦してきましたが2016年のJBCクラシック以降結果を残すことが出来ていません。相手関係がハイレベルなのもあるのですが、なかなか馬券に絡むことの出来ない競馬が続きました。ただ大崩れは無い馬なので能力は高いと考えています。前走の根岸ステークスで復活Vを果たしてここでも穴人気しそうです。ただ前走の競馬を見ている限りでは全盛期の力までは戻っていないと睨んでいるので余裕があれば印を回す程度と考えています。
ヒデノインペリアル
準オープンに上がって約1年で卒業した苦労馬。近走は同クラスで安定した戦績を見せており、マイルを中心に好走している印象があります。しかし現状では力不足なのは明白なので消します。
ベストウォーリア
8歳の当馬ですがフェブラリーステークスとの相性は非常に良く、過去4戦して(0:1:1:2)と馬券率50％、掲示板率75％と安定した戦績を残しています。しかし昨秋は精彩を欠いた競馬が続き結果が残りませんでした。状態面的にも年齢的にも上積みを求めるのは厳しいでしょうし、ここで復活するとも考えれないので厳しい評価で良いのではないでしょうか。
メイショウスミトモ
前々走の名古屋グランプリでは5番人気ながら1着と激走してくれましたが、メンバーレベルを考えると交流GⅡと言うこともあって楽なメンバー構成でした。さすがにこのメンバー相手に激走は見込めないので軽視します。
モルトベーネ
重賞レース勝ちの経験はあるのですが。前々走のチャンピオンズカップなどのレースを見ている限りでは明らかに力不足の印象が強いので軽視します。
モンドクラッセ
近走の戦績を見てもそうなのですが、レース内容や年齢的な面を考えて流石にここで激走は望めないので軽視します。
ララベル
大井所属馬が下剋上を果たすために参戦を決めたようです。馬柱を見る限りではここでもやれるのではないかと期待してしまいます。昨年のJBCレディスクラシックの覇者なのでここでも期待したいのはやまやまなのですが、牡馬との混合にになるとさすがに強調材料はすくないので厳しい闘いになるでしょう。
レッツゴードンキ
芝で復調気配を感じていただけにここでダート路線を使うのは少し残念で仕方ありません。一昨年のJBCレディスクラシックでは2着に好走しているだけにダートを使いたいのも分かるのですが、判断と取り捨てが難しいところです。気性面の問題もあるのでさすがに中心視するのは難しいのですが、能力が高くパワーを兼ね揃えた牝馬なので追い切りの状態が良ければ穴馬で狙ってみたいです。
ロンドンタウン
レベルは落ちますが韓国GⅠで勝利してからは国内での活躍に期待していましたが、】チャンピオンズカップと東京大賞典の競馬を見ている限りでは明らかに力不足であると感じました。さらに近走は1800mを中心にキャリアを積んでいるので1600mのスピードに対応出来るのか未知数でもあります。追い切りの状態などで見極めたいですが、現状は厳しいと言わざる得ないでしょう。
★絶対的王者不在！王者の座につくのはどの馬か！？
現在ダート路線はかなり混戦模様です。ダート路線は例年層が厚いので常にハイレベルな争いが続いています。ただ絶対的王者がいれば予想もしやすいのですが、現在は絶対的王者が不在なのでどの馬にもチャンスがあると考えています。ただ数頭絶対的王者になれる可能性がある馬が出走しています。ただ今回の出走メンバーを見ても混戦模様は確実なのでまだまだ絶対的王者が誕生するには時間が掛かりそうです。今年のダートGⅠは毎回荒れる予感がしているので馬券的には美味しい馬券に巡り合えるのではないでしょうか。
★フェブラリーステークスは荒れる？荒れない？
例年フェブラリーステークスは比較的に堅い決着となっています。1番人気の信頼度は高く、上位人気の馬もそう簡単には崩れないレース結果となっていますが、配当面は少し荒れています。なぜなら馬券に絡む3頭の内、1頭は穴馬が絡み、そのⅠ頭が激走する可能性が高いからです。今年も出走予定メンバーを見ている限りでは例年通りになりそうです。さらに今年は絶対的王者不在のためにさらに荒れるとも睨んでいます。今年のフェブラリーステークスは馬券的には面白い1戦になりそうです。
軸馬候補 ⇒ ゴールドドリーム
中央ダートGⅠになるとこの馬は強さを発揮する馬です。さらに今回は幸運にもR・ムーア騎手が来日しているので緊急参戦する事になったのでこの馬にとっては非常に追い風だと考えています。ただ後ろから行く馬なので展開の助けが少なからず必要なので固定は難しいでしょうが、馬券は外さないのではないでしょうか。
軸馬候補 ⇒ テイエムジンソク
近走の活躍や戦績を見ている限りではさすがにここで崩れるとは考えにくいです。騎手もGⅠレースになると信用度は下がりますが、前々走でしっかり結果と残しているのでそこまでマイナスに考えることもないと考えています。マイルのスピードに対応出来るかもGⅠレースなので各馬慎重なレース運びなればこの馬のパフォーマンスが生きるので馬券を外すとは考えにくいです。
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