今日から2月が始まりました。2018年の中央競馬の始まりを告げる金杯からもう1ヶ月が経とうとしています。この1ヶ月でたくさんのドラマやトレンドなどがあり2018年の競馬界の流れが垣間見えたのではないでしょうか。そしていよいよ今月行われる【フェブラリーステークス】から中央GⅠレースが始まります。競馬界のGⅠレースは先日川崎競馬場で行われた【川崎記念】からスタートしましたが、注目はやはり中央GⅠでしょう。今年の中央GⅠではどんなドラマが生まれるのか非常に楽しみです。
2月18日(日)東京メインでGⅠ【フェブラリーステークス】が行われます。上半期ダート王を決める戦いを東京競馬場ダート1600mで争われる1戦です。絶対的王者が不在のダート路線ではあるが強者がひしめき合っているのでハイレベルなレースが期待出来ます。今年の中央GⅠがいよいよ始まります。
★有力出走予定メンバー
ゴールドドリーム M・デムーロ騎手
テイエムジンソク 古川騎手
サウンドトゥルー 大野騎手
カフジテイク C・ルメール騎手
ケイティブレイブ 福永騎手
上半期のダート最強馬を決める戦いなので毎年好メンバーが揃います。今年も豪華な顔ぶれとなりました。今年は昨年以上に豪華なメンバーが集まった印象があり、どの馬にも勝つチャンスがあるのではないかと考えています。
★有力メンバー短評
ゴールドドリーム
昨年の中央ダートGⅠを連覇してJRA最優秀ダート馬にも選ばれた馬です。この結果だけ聞けばこの馬で間違いないと思うのですが、キャリアをみるとなかなか手が出し辛い馬です。一昨年のチャンピオンズカップ以来走るときと走らないときの差が非常に激しいので取り扱いに困る1頭です。出遅れ癖があるのが少し気になりますが、昨年の中央ダートGⅠでのレースを見ている限りではこのメンバーでは抜けている印象もあります。鞍上がM・デムーロ騎手なのでさらに人気を集めると思うのであえてここから勝負しないという方法も穴馬券として面白いかも知れません。ただ現時点ではこの馬が馬券を外すとは考えにくいです。
テイエムジンソク
今年の初戦となった東海ステークスで1着と実力をしっかり証明する競馬をしてくれました。昨年から一気に才能が開花して現時点では11戦連続馬券に絡んでおり、7戦連続連対中と抜群の安定感を誇っています。前々走では暮れのダートGⅠチャンピオンズCで2着と実力実績ともにメンバー上位であることは間違いありません。軸向きの1頭ではあるのですが今回は大きな壁が存在します。それは距離です。この馬のキャリアを見てもらうと分かるのですが1800mを中心にここまでキャリアを積んで来ています。今回はマイル戦とこの馬にとっては初のマイル戦です。たかが200mしか変わりませんがされど200mなのでこの距離短縮をどのように評価するかが馬券の別れ目になるのではないでしょうか。
サウンドトゥルー
先日行われた川崎記念では本命の印を打ちましたが5着と敗れてしまいました。前走の競馬を見ている限りではいつもの脚を繰り出すことなく終ったので結果以上に負けている印象を持ちました。8歳馬なので衰えが見えてきた可能性もあります。前走の競馬内容をそのまま評価をするとここはかなり危険な人気馬と考えても良いのではないでしょうか。さらに昨年は同レースでテン乗り騎手と言うこともありましたが8着に敗れており距離も短い印象があります。人気は集めそうですが今回のメンバーで考えると抑えまでではないでしょうか。
カフジテイク
昨年の同レースでは1番人気に支持されましたが3着と結果を残すことが出来ませんでした。ただ結果的には馬券には絡んでいるので適性面は問題ないと考えています。ただ戦績を見ても分かるのですが、安定感はある馬ではあるのですが勝ち切れない馬と言った感じで軸向きではない存在です。昨年と同じローテーションで臨んでいるのは評価出来るのですが、前走の根岸ステークスの競馬を見ている限りでは不安が残るところです。昨年よりも全体的な戦績は落ちてはいるのでここも馬券から消すことは出来ない存在ですが、中心視することは出来ないのではないでしょうか。
ケイティブレイブ
前走の川崎記念では1番人気に支持されて見事に勝利しました。非常に強い内容で勝利したので本番に向けて良いはずみをつけることが出来たのではないでしょうか。基本馬券を外さない安定感のある馬なのですが、直近で掲示板を外したレースと言えば昨年のこのレースなのです。当馬にとってはダート1600mは短く忙しい競馬になります。ましてや前走2100mを使っているので500m距離短縮は少し手が出し辛いですし、逃げて勝利したので厳しいマークに合う可能性もあります。結果を残しているのは交流重賞だけなので中央適性も気になるので印は回す予定ですが中心視することは厳しいです。
★絶対的王者不在のダート路線に王者が誕生するのか？
絶対的王者と呼ばれた馬達が続々と引退していきダートGⅠが年々難しくなっている印象があります。従来までは王者からどのように買うかが予想の主流でしたが、最近は展開次第ではどの馬にもチャンスがあるので予想が非常に難しいです。今回出走予定のメンバーを見渡しても非常に力のある馬が多いのですが、どの馬も絶対的王者と言えるほどの安定感と安心感がありません。なのでこのフェブラリーステークスを制したものが暫定的ではあるが王者に輝きます。絶対的王者誕生は早くとも暮れのチャンピオンズカップで誕生するのではないでしょうか。それまで混戦が続くダート界ではあるが、馬券的には稼ぎ時なのかも知れません。
現時点での軸馬候補 ⇒ ケイティブレイブ
現時点で絶対的王者に最も近いのは当馬ではないかと考えています。他の有力馬も強いので非常に悩ましいのですが、大きな舞台でも大崩れが無い馬なので中央ダートでも適応する事が出来るのであれば非常に強い馬だと考えています。前走の川崎記念で勝利して勢いがあるので勢いそのままに中央ダートGⅠでも結果を出してほしいところです。
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