2018年のJRAの日程が発表されました。桜花賞のトライアルレースGⅢチューリップ賞が来年度からGⅡに格上げされることが発表されました。その他にも細かく変わっている点があるのですが、注目なのはオークスとダービーへの優先出走枠が増えたことでしょう。桜花賞と皐月賞で5着までに変更されたので各陣営の思惑がまた少し変わるでしょう。ただ3歳ダート路線の変更は無かったので少し残念に思いました。層が厚い路線なだけにしっかりレースを作って欲しかったのですが、来年もダート路線はあまり変わらないようです。
先週の秋華賞に続き、今週は菊花賞が行われる。3歳クラシックGⅠ最終戦になります。ただ翌週にはいよいよ秋古馬三冠が始まります。キタサンブラックがいよいよ登場します。競馬ファンならご存知の有名馬が出走してくるのでレースもより一層面白くなるでしょう。力のある馬が揃ったのでどの馬にも勝てるチャンスがあるのでしっかり精査したいです。
★有力出走予定メンバー
キタサンブラック
サトノアラジン
ステファノス
ソウルスターリング
リアルスティール
豪華なメンバーが揃いました。ここには名前が載っていませんがマカヒキやワンアンドオンリーのダービー馬などもいるので非常に豪華です。秋古馬三冠の初戦としては非常に豪華なので見応えのあるレースになりそうです。
★有力メンバー短評
キタサンブラック
今年から昇格したGⅠ大阪杯、天皇賞・春を制して春古馬三冠を目指した宝塚記念は9着と惨敗しました。直後秋の凱旋門賞挑戦は撤回して国内に専念する事が発表されここに向けて照準を合わして来ました。宝塚記念以来の競馬になるのでデキとしては完璧ではないでしょうが、鉄砲実績もある馬なのでそこまで気にしなくていいでしょう。東京適性も戦績から問題ないでしょう。2週前追い切りからしっかり動いて時計も出しているので秋古馬三冠は視界良好か。
サトノアラジン
今年の安田記念を制したマイル王が天皇賞秋を選択してきました。始動戦の毎日王冠を休み明けながらもしっかり動いていたので叩き2戦目の今回はさらにパフォーマンスを上げてくるでしょう。前走の競馬を見ても充実期ってところでしょう。問題はマイル王なので距離ですが、近走こそマイル前後の距離を走っていますが2000mで2勝していますし、菊花賞でも見せ場たっぷりの競馬をしているので距離は問題ないでしょう。追い切りの動いが良ければ一気に主役候補になるか。
ステファノス
近2年の天皇賞秋では2着3着と馬券を外していないので適性面は抜群です。今回のメンバーもハイレベルですが過去2年もハイレベルなメンバーなのでここでも馬券圏内なら十分入線出来る力はあるでしょう。今年はローテーションを替えてオールカマーを使ってきていますが、状態的にはそこまで問題ないと思うので相手関係を考えたら今年はチャンスがある1戦なので馬券的には抑えておかないといけないでしょう。戸崎騎手とはGⅠでは相性が良くないので騎手が誰になるのかにも注目です。
ソウルスターリング
デビュー4連勝にオークス制覇と輝かしい戦績を残していましたが秋は天皇賞秋に挑戦すると表明して前走挑んだ毎日王冠では1番人気ながら8着に敗れてしまいました。古馬初対戦でしたがなかなか厳しい結果になりました。ただ前走は始動戦だったので7割~8割のデキだったのでメイチなら前進が見込めます。厩舎が厩舎だけに状態が整わなければ出走させないでしょうから登録されればかなり自信があると考えても良いのではないでしょうか。
リアルスティール
キタサンブラックと同世代でドゥラメンテなどとクラシックを戦ってきて安定した戦績を残しており海外GⅠを制しているので能力と実力は本物でしょう。前走久しぶりのレースでしたが強い内容で勝利したので完全復調と言っても良いのではないでしょうか。天皇賞秋は昨年も挑戦して2着に入線しているので適性面は問題ありません。前走から本番に向けてM・デムーロ騎手を手配しているのも好材料なので中心視出来るのではないでしょうか。
★王者か!?3歳牝馬か!?世代レベルを測る1戦に!!
今年の天皇賞秋は3歳牝馬ソウルスターリングが出走すれば世代レベルを見極める1戦になります。毎日王冠で彼女は敗れはしましたが秋華賞の結果からオークスのレベルは高かった証明になったのでそのレースを制したソウルスターリングは世代トップクラスの実力があると考えても良いでしょう。今年の3歳世代はどこまで古馬になってもやれるのか、さらにはフランケル産駒はどこまで日本で活躍出来るのか、彼女がこの1戦に背負うものは非常に大きいです。
2週前軸馬予定馬 ⇒ ソウルスターリング
期待のフランケル産駒なので若干の期待も入ってますが前走の凡走で見限る必要はないと考えています。状態面は8割程度だったので叩いてメイチになっていれば始動戦の有力馬が多いここなら逆転可能ではないだろうか。