コントレイルも無事勝利して今年の3路線は牡馬も牝馬もどちらも無敗の三冠馬が誕生しました。コントレイルでしたがギリギリ残したって感じでしたね。なんかC.ルメール騎手がわざと勝たしたか？ってみたな感じにも見えましたが、世代最強の称号は手にしました。親子で無敗の三冠馬ってすごいですよね。福永騎手にとってはこれからも緊張の糸が張りつめた騎乗が続きそうですね。
3歳牝馬三冠を達成したデアリングタクトは次走が発表されて、ジャパンカップに向かうようです。アーモンドアイは香港も視野に入れているでしょうから、牝馬最強を決めるのはまだ先になりそうですが、アーモンドアイ以来の3歳牝馬勝利なるかに注目です。
さて、今週から本格的に古馬GⅠが始まります。古馬GⅠが始まるということは秋の東京連続GⅠ開催です。ここからしばらく東京メイとなります。天皇賞・秋はフルゲートにはなりませんでしたが、豪華なメンバーが集結しました。現役最強牝馬のアーモンドアイの2020年秋が始まります。今年はどんな記録と記憶に残るレースをしてくれるのでしょうか。
この記事では日曜日の東京メインのGⅠ【天皇賞・秋】に出走馬を枠順別に全頭診断を行います。
★天皇賞・秋2020枠順確定！！
★天皇賞・秋2020全頭診断！！
１枠01番 ブラストワンピース 牡5 58.0㎏ 池添騎手
1週前追い切り【美浦 南W(良) 併走 82.4‐67.1‐53.0‐38.8‐12.6】
最終追い切り 【美浦 南W(良) 併走 69.9‐53.3‐39.0‐12.4】
変則的なローテーションで3歳時有馬記念を制するなど能力は相当のものなのですが、以降が続かずです。距離的にはベストなのですが、勝つか負けるかというタイプなので馬券的には非常に買いにくい馬です。池添騎手に戻る今回はそろそろ復活があっても驚けません。東京コースは問題ないので適性面は心配いりません。
２枠02番 カデナ 牡6 58.0㎏ 田辺騎手
1週前追い切り【栗東 坂路(良) 併走 55.5‐39.3‐25.5‐12.9】
最終追い切り 【栗東 坂路(良) 単走 55.4‐39.5‐25.5‐12.7】
距離的にはベストなのですが、昨年の同レースでの結果や今年の結果を見る限りではGⅠでどうこう出来るタイプの馬ではないでしょう。鞍上が週初めまでは未定なことから陣営の本気度もあまり感じられないので記念出走的な感じでしょうか。
３枠03番 ダイワギャグニー セ6 58.0㎏ 内田博騎手
1週前追い切り【美浦 南W(良) 単走 71.0‐55.5‐40.8－13.2】
最終追い切り 【美浦 坂路(良) 併走 54.3‐39.1‐25.1‐12.5】
今年は彼のキャリアの中で一番充実しているので力をしっかりつけてきたと言えるでしょう。GⅠでは結果を残せていませんし、今回は少頭数戦で能力のある馬が揃ったので真っ向勝負になると難しいでしょう。去勢後は動きも良くなっていますし、状態面も追い切りの動きを見る限りではキープ出来ているようです。ただGⅠクラスで結果を残せるのか・・・。
４枠04番 ダノンキングリー 牡4 58.0㎏ 戸崎圭騎手
1週前追い切り【美浦 南W(良) 併走 67.1‐52.7‐38.6‐12.6】
最終追い切り 【美浦 南W(良) 併走 67.0‐52.5‐38.8‐12.9】
前走の安田記念は相手関係にも泣きましたが、距離が短く感じました。距離延長はプラスなのですが、やはり1800mがベストなので200m分をどうカバーするかですが、先週の戸崎騎手を見てれば上手く誤魔化してくれるのではないでしょうか。血統面も良いのですが、実績と条件的に勝ち負けというより着狙いという感じです。追い切りの動きは良いので状態面は良さそうです。
５枠05番 ウインブライト 牡6 58.0㎏ 松岡騎手
1週前追い切り【美浦 南W(良) 併走 67.6‐52.3‐37.9‐11.7】
最終追い切り 【美浦 南W(良) 併走 68.8‐53.9‐39.9‐12.5】
前走はF.ミナリク騎手が騎乗しましたが、松岡騎手に手戻りするので黄金コンビが復活します。国内よりも海外の香港で良績を残している馬なので、もちろん目標は次走に予定している香港だと思うので、ここでメイチでくるとは思えません。始動戦なので1週前追い切りの動きを見てもようやく走る気になっているなという感じで仕上がってはいないので調教レースになるでしょう。ただ天気が崩れてタフな馬場になれば地力で何とかできる馬なので、馬場状態はチェックしておきたいです。
５枠06番 フィエールマン 牡5 58.0㎏ 福永騎手
1週前追い切り【美浦 南W(良) 併走 68.0‐52.4‐38.2‐12.1】
最終追い切り 【美浦 南W(良) 単走 67.6‐51.9‐37.3‐12.4】
本来なら一度使ってからここに出走する予定だったのですが、発熱の影響でぶっつけ本番での出走になりました。発熱のせいではあるものの、久しぶりの左回りを試せなかったことや、距離短縮を挟めなかったのは陣営にとっては大きな痛手でしょうし、予想する身としては嫌な懸念材料です。ただ追い切りの動きを見る限りでは状態面は良さそうです。今回はC.ルメール騎手から福永騎手に乗り替わるので新味が出ればいいのですが。最終追い切りでは他馬が前にいたので単走というよりも併走のような追い切りになりましたが伸びも良かったので問題なさそうです。
天皇賞秋・G1通算8勝目に挑むアーモンドアイに歴史の壁が襲い掛かる！
・出走馬の半数以上がG1馬ながら調整途上の馬も多く波乱含み
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６枠07番 クロノジェネシス 牝4 56.0㎏ 北村友騎手
1週前追い切り【栗東 CW(良) 併走 83.4‐66.0‐50.5‐37.3‐12.2】
最終追い切り 【栗東 CW(良) 併走 84.6‐67.3‐52.4‐38.6‐12.4】
今年東京はそこまで早い時計になっていないので当馬の出番は十分にあります。一つ上にはアーモンドアイ、下には無敗の3歳牝馬三冠を達成したデアリングタクトがいるので影の薄い世代ではあるものの、内容的にはそこまで力負けしているわけではありません。さらに今年に入ってからの充実ぶりは凄まじいものがあります。中間はノーザンファームしがらきで調整を行い、帰厩後の1週前追い切りもしっかり消化出来ているので、後は雨が週の後半で降ってくれれば逆転の可能性も十分にあります。
６枠08番 キセキ 牡6 58.0㎏ 武豊騎手
1週前追い切り【栗東 坂路(良) 単走 52.5‐37.9‐25.1‐12.7】
最終追い切り 【栗東 坂路(良) 併走 53.0‐38.0‐24.7‐12.4】
以前のように前で競馬をする馬ではなくなってしまいましたが、本来の差す競馬に戻り再び輝きを取り戻しつつあります。近2走はいずれも後ろからの競馬で2着の結果を残しています。今回は再び武豊騎手に手戻りしますし、距離も2000mなら十分対応可能なので状態面が良ければ一発ありそうです。
７枠09番 アーモンドアイ 牝5 56.0㎏ C.ルメール騎手
1週前追い切り【美浦 南W(良) 併走 65.0‐50.7‐37.7‐12.8】
最終追い切り 【美浦 南W(良) 併走 64.6‐50.1‐36.8‐12.5】
何度もこのブログでは書いているのですが、体質面に難がある馬なので陣営も慎重にレース選びをしていると思うので出走させるからにはそれなりのデキで出走してくるでしょう。ただ次走は香港かジャパンカップが濃厚のようなのでこちらに標準を合わせているかもしれません。前走の安田記念はグランアレグリアに敗れてしまいましたが、トップマイラーんひ敗れただけなので相手の土俵で負けてしまったのでそこまで悲観的になる必要はありません。今回は連覇を目指すレースなので条件面もバッチリなので勝ち負けでしょう。ただ道悪や枠順などで割引する点はあるので、その点は注意したいです。
７枠10番 スカーレットカラー 牝5 56.0㎏ 岩田康騎手
1週前追い切り【栗東 CW(良) 併走 82.8‐66.0‐50.1‐36.4‐11.4】
最終追い切り 【栗東 CW(良) 併走 83.7‐66.6‐51.4‐37.2‐11.6】
GⅠでは大敗が続いているのですが、決して力負けというわけではありません。ローテーションや、相手関係、距離など敗因は明確で、今回は少頭数戦で距離も条件もベストです。例年の東京馬場ではないので、当馬の末脚が100％活きるかは微妙ですが力を出し切ることが出来れば上位争いは可能でしょう。
８枠11番 ダノンプレミアム 牡5 58.0㎏ 川田騎手
1週前追い切り【栗東 CW(良) 併走 82.3‐65.4‐51.4‐37.4‐11.7】
最終追い切り 【栗東 CW(良) 併走 83.6‐67.2‐52.1‐37.8‐12.1】
前走の安田記念はD.レーン騎手が騎乗しながらも見せ場なしの13着でした。まず競馬すらしていなかったので故障かと思いましたが、海外遠征の疲れが溜まっていただけの様なのであまり気にしなくて良さそうです。中間は短期放牧に出されて牧場でしっかりリフレッシュ出来たようで、帰厩後は追い切りで良い動きをしています。昨年同様で凡走後の激走の可能性を秘めているので今回も抑えておきたいです。
８枠12番 ジナンボー 牡5 58.0㎏ M.デムーロ騎手
1週前追い切り【美浦 南W(良) 併走 80.8‐65.8‐51.4‐38.1‐12.7】
最終追い切り 【美浦 南W(良) 併走 69.6‐54.5‐40.3‐13.8】
前走後は在厩にて調整を行っています。現状の力ではGⅠ級の力があるとは言えませんが、GⅠの着なら十分に狙える力があることは、春の大阪杯で証明しました。当馬は夏から始動して今回が叩き3戦目なので状態面もピークでしょう。後は鞍上が大舞台で覚醒してくれれば。
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