先週は夏競馬らしくすこしも物足りない競馬開催となりました。重賞レースは函館記念しかなかったので馬券購入額もそこまで伸びなかったようです。本命の印を打ったエアスピネルですが、13着と惨敗しました。長期休養明けと大外枠が原因かと思っていましたが、レースを見直してみると最後完全にバテていました。長期休養明けと枠順も敗因の1つとも考えられますが、根本の原因は「距離」でしょう。次走以降はマイルに絞って狙いたいです。今回の大敗で人気が下がるなら面白いでしょう。
今週末は重賞レースが2レースあります。この記事では日曜日の中京メインで行われるGⅢ【中京記念】の展望をしていきます。中京記念はサマーマイルシリーズの初戦です。夏競馬なので注目する人は少ないかも知れませんが、開催時期と中京1600m戦なのでかなり豪華なメンバーが集まります。今年も秋に向けて弾みをつけたい馬が集まったので見応えがあるレースに期待出来そうです。
★中京記念2019出走予定メンバー
春のマイルGⅠ戦線で活躍したカテドラルとプリモシーンが出走を予定しています。能力的にもこの2頭は抜けているので2強対決と予想される方がほとんどでしょう。ただ競馬というのは「2強対決」のときは片方が飛ぶことが多いのです。出走メンバーを見渡しても一筋縄にいくとは思えないのでしっかり精査して馬券を組み立てて行きます。
★中京記念2019有力出走予定メンバー短評
カテドラル 牡3 川田騎手
1週前追い切り【栗東 CW(良) 単走 80.9‐65.4‐51.1‐37.8‐11.7】
現3歳馬なのでまだまだ未知数な部分があるのですが、当馬のマイルでの戦績を見ればここは人気するでしょう。近2走はマイル路線に集中してアーリントンカップ3着、NHKマイルカップ3着と結果を残しました。ハイレベルな重賞レースで結果を残している事からマイラーの素質が高いと睨んでいます。しかし、今回は初の古馬との混合戦で、マークされる厳しい立場と言うことを考えると今までのような楽な競馬は出来ないことは明白です。中間はノーザンファームしがらきで調整されており、1週前追い切りの動きとしては十分の動きをしていました、もともと調教掛けするタイプの馬ではあるものの、状態面は問題ないとみていいでしょう。
グルーヴィット 牡3 松山騎手
1週前追い切り【栗東 坂路(良) 併走 52.8‐38.1‐24.8‐12.1】
前走のNHKマイルカップが初めてのマイル戦でしたが、一線級相手になると力不足な部分が如実に出ていました。ただ中京コースは芝に転向してからすぐに結果を残したコースなのでコース適性面は問題ありませんし、このメンバーレベルなら再度注目出来るのではないでしょうか。中間はノーザンファームしがらきで調整されており、1週前追い切りの動きはしっかり動いていたので状態面は問題なさそうです。調教駆けする馬なので最終追い切りではもう少し動いて欲しいです。
プリモシーン 牝4 福永騎手
1週前追い切り【栗東 CW(良) 併走 97.7‐82.4‐67.2‐52.2‐37.6‐11.5】
春の女王を決めるヴィクトリアマイルで勝ち馬にタイム差無しの2着に入線した実績馬なので間違いなく1番人気に支持されるでしょう。中間はノーザンファーム天栄でしっかり乗り込まれていたのか、1週前追い切りから抜群の動きをしています。最終追い切りも良くなっていれば状態面は問題ないでしょう。牝馬のマイラーの中ではトップクラスの実力の持ち主なのでここは地力で勝利しても驚けません。目標は先ですが、1週前追い切りの動きを見る限りでは期待出来るのではないでしょうか。
ミエノサクシード 牝6 川島騎手
1週前追い切り【栗東 CW(良) 併走 83.9‐66.1‐50.4‐36.7‐11.3】
前走のヴィクトリアマイルでは17番人気ながら掲示板まで後一歩の6着に入線した馬なのでここでもある程度の支持を集めるのではないでしょうか。前走はまずらしく後ろからの競馬になりましたが、それでも結果を残したは大きな収穫です。脚質の幅が広がったのですが、先週までの中京馬場を考えると前が止まらないので前につけれるかが鍵になるでしょう。追い切りの動きはまずまずなので最終追い切りに注目したいです。
ロードクエスト 牡6 M.デムーロ騎手
1週前追い切り【映像無し】
近走は全く結果を残していませんが、3歳時にはマイル路線を引っ張っていく存在とまで言われていた馬なのでマイル能力が高いのは疑う余地がありません。近走はなかなか結果を残す事が出来ていませんが、条件と相手関係を考えると今回はかなりチャンスがあるのではないかと考えてしまいます。ただ脚質的に後ろから行く馬なので今の中京の馬場はマイナス材料です。ただ陣営はM.デムーロ騎手を手配しているのでそれだけ勝負気配が高いとも考えられますが、最終追い切りで判断したいです。
★最終追い切りが良かった馬ベスト３！！
4枠7番 プリモシーン 牝4 55.5㎏ 福永騎手
1週前追い切り【栗東 CW(良) 併走 97.7‐82.4‐67.2‐52.2‐37.6‐11.5】
最終追い切り【栗東 CW(良) 併走 78.4‐63.1‐48.6‐36.1‐12.1】
1週前に引き続き、最終追い切りも素晴らしい動きを披露してくれました。鞍上が軽く反応するだけで一気に加速しており、ギアの入りも非常にスムーズでした。前走の激走の疲れは全く無く、状態面は非常に良さそうです。なんと言っても注目したいのは美浦所属馬である当馬が、栗東に滞在してまでW調教にこだわった理由です。当馬は普段からW調教が主流なのでそのために関西に滞在したとすれば、かなり勝負気配を感じます。
７枠14番 カテドラル 牡3 53.0㎏ 川田騎手
1週前追い切り【栗東 CW(良) 単走 80.9‐65.4‐51.1‐37.8‐11.7】
最終追い切り【栗東 坂路(良) 単走 54.4‐38.6‐24.4‐11.9】
時計は平凡なものの1週前追い切りの映像よりもシャープになっており、伸び脚は非常に良く見えました。久しぶりの競馬ですが、状態面は問題なさそうです。3歳馬なので古馬相手に厳しい競馬になるでしょうが、陣営も勝算を睨んでの出走だと考えています。瞬発力勝負の展開になればチャンスがあるのではないでしょうか。
E.中京記念追い切りから見えた穴馬は最強競馬ブログランキングへ
1週前追い切り【映像なし】
最終追い切り【栗東 坂路(良) 単走 54.8‐39.4‐24.8‐11.5】
栗東の坂路でラスト1F11.5秒を叩き出した馬です。時計はもちろんなのですが、最後の伸び足はかなり良かったのでこのメンバーなら好走するチャンスがあるのではないでしょうか。近走はハイレベルなレースが続いており、見えない疲れもあったと思いますが、しっかりリフレッシュ出来ているからこそ追い切りでここまでの良い動きを披露してくれるのだと思います。今回はベスト条件で相手関係も楽になるので一発の可能性を感じる存在です。
現時点での本命候補 ⇒ A.中京記念の現時点での本命馬候補は最強競馬ブログランキングへ
現時点で本命の印を打ちたいのは当馬です。ここが目標ではない馬なのでメイチでこのレースに向かうわけではありませんが、1週前追い切りの動きを見てかなり良く見えましたし、ここまでの状態なら秋に向けてこのメンバーには負けられないと思うので最終追い切りの動き次第では本命の印を打ちます。
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