東京日曜メインで行われるユニコーンステークスに藤田菜七子騎手が騎乗することが明らかになりました。同レースは17頭が抽選対象となり11頭が抽選を突破しました。除外対象馬の中には連勝中と勢いに乗っている馬もいたのですが、運に見放されました。藤田菜七子騎手が初めてダート重賞に挑戦するのでファンの方は必見です。メンバー的に結果を残すのは難しいかも知れませんが、のびのびと若手らしく攻めてほしいです。
今週はGⅠレースがないので少し物悲しい週末になりそうですが、サマーシリーズに向けての重賞や、ダートで活躍するための登竜門的なレースが行われるのでファンとしては注目の1戦になりそうです。この記事では日曜日の東京メインで行われるGⅢ【ユニコーンステークス】のオススメ馬を紹介します。
★有力出走予定メンバー
グリム 川田騎手
グレートタイム C・ルメール騎手
ハーベストムーン 戸崎騎手
ルヴァンスレーヴ M・デムーロ騎手
レピアーウィット 藤岡佑騎手
★有力メンバー短評
グリム
デビュー戦は芝レースでしたが、以降はダート戦でキャリアを積んでいます。ダート戦のキャリアは4戦3勝と能力が高いところを見せてくれています。前走は世代トップクラスのダート馬として呼び声が高いスマハマを破っての勝利なので非常に価値がありますし、内容も良かったのでここでも普通に競馬をすれば上位争いは間違いないでしょう。使う度に良くなってる印象があるので、今回もどこまで成長しているのか楽しみでもあります。ただ前走まではマークされる立場ではありませんでしたが、今回は脚質的にマークされる立場になるでしょうからその中でどのような競馬を見せてくれるのかがポイントになるでしょう。
グレートタイム
前走はロスのある競馬を強いられる中で上り最速の脚を使って2着まで上がった事を考えると能力は非常に高い馬です。もともとは好位で競馬が出来る馬なのですが、近走は後ろからの競馬になっているのでポジション取りが重要になってくるでしょう。近走の様な後ろからの競馬なら展開の助けも必要なので、C・ルメール騎手に乗り替わる今回はある程度好位で競馬をすると考えれます。能力的には勝ち負け出来る馬ですが、気になるのは前々走の東京マイルで凡走していることです。唯一馬券を外したのも東京コースなので、東京コースではパフォーマンスが落ちる傾向にあるかも知れないので中心視するのは危険ではないでしょうか。
ハーベストムーン
前走は2着馬が強烈な末脚を見せる中で最後まで粘った勝負根性のある馬です。関東遠征は今回が初なので輸送での負担が気になるところです。さらに初マイルと不安材料が多いので中心視する事は出来ません。近走の競馬を見ている限りではハナに行きたい馬なので脚質的に少し荷が重いか。相手関係も一気に上がるのでここは抑えまでではないでしょうか。
ルヴァンスレーヴ
昨年の全日本2歳優駿の勝ち馬なのでGⅠ馬です。デビューから3戦3勝でGⅠタイトルを獲得した能力の高い馬です。前走は久しぶりの競馬でしたが、休み明けとしてはしっかり動けている印象を受けましたし、鞍上がテン乗りというころもあったのでそこまで悲観的になる必要はないでしょう。叩き2戦目なので馬体も絞れて良いパフォーマンスを出せるのではないでしょうか。現時点では完成度も高く、弱点らしいところはないので軸には向いていると考えています。
レピアーウィット
デビューから3戦は芝を使われて今一つ勝ち切れない競馬が続いていましたが、ダートに転向してからは2戦2勝とまだ底を見せていません。さらにその2勝も東京コースで上げているので適性面は問題ありませんし、近かいは距離延長の1戦ですがキャリア唯一のマイル戦である3走前の競馬を見ている限りでは問題ないと考えています。前走500万を勝ち上がったばかりなので力比べが済んでいないメンバーばかりなので試金石の一戦になるのではないでしょうか。鞍上は初めての日本人騎手とのコンビですが、勢いのある騎手なので問題ないでしょう。
★未来のダート界の主役はどの馬だ!?
ユニコーンステークスは3歳限定のダート重賞なので未来を占う意味でも重要な1戦です。ダートはもともと番組が少ないので、レースレベルも必然的に高くなる傾向にあります。直近の勝ち馬を見てみるとノンコノユメ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァとGⅠレースでも活躍している馬達がここから古馬の大舞台で輝いています。なのでタイトルにも『ダート界の主役』と大きく銘打つことにしました。このレースで勝った馬だけとは限りません。好走した馬見逃し厳禁になるでしょう。ただまだ3歳馬で伸びしろはあると考えているので現時点での完成度を見極めて印を打ちたいと考えています。
現時点での軸馬候補 ⇒ ルヴァンスレーヴ
前走敗れはしましたが、仮にもGⅠ馬ですし現状での完成度はメンバー上位である事は間違いないので本命にする予定です。前走は+10㎏の大幅増でしたが、一度叩かれてしっかり絞れていると思うので鋭い末脚を見せてくれるのではないでしょうか。鞍上がM・デムーロ騎手に戻るというのも評価出来るポイントです。まだまだ若い馬なので固定するのは勇気がいりますが、馬券は外さないのではないでしょうか。