先週の米3冠に挑戦したラニが国内レースに参戦しましたが全く競馬になっていませんでした。3歳時にはかなり期待されていましたが、今回の競馬を見てる限りでは世界で再び活躍出来るとは思えない競馬でした。反応もかなり悪かったのでもう一度国内でしっかりキャリアを積んで国内ダート界を盛り上げてほしいです。
今週は東京競馬場で【ヴィクトリアマイル】が行われますが、土曜日には【京王杯スプリングカップ】が行われます。【安田記念】に出走するマイル馬やスプリンターが集まった1400m戦なので予想が非常に難しいです。今後のG1レースに繋がる1戦なので要注目の1戦です。
★有力出走予定メンバー
キャンベルジュニア C・ルメール騎手
グランシルク 戸崎騎手
サトノアラジン 川田騎手
レッドファルクス M・デムーロ騎手
ロサギガンティア 柴田善騎手
G1馬から上り馬まで豊富なメンバーが揃いました。1400mと中途半端な距離なので展開次第では大きく着順が変わりそうです。安田記念に出走する馬にとってはあくまでも叩き台なのでそのあたりを見極めたいです。
★有力メンバー短評
キャンベルジュニア
自己条件や重賞レースを問わずに近走は安定した戦績を残しているのでここでも上位人気に推されるのではないでしょうか。1600m~1800mを中心に活躍している馬なので初1400mでどのようなレースをするのか疑問が残るところでもあります。血統的には1400mもこなせそうですが、初なので評価的には難しいところでもあります。A・シュタルケ騎手からの乗り替わりはマイナス材料ですが、外国人騎手との相性は抜群みたいなのでC・ルメール騎手は良かったのではないでしょうか。ただ近走のC・ルメール騎手は不甲斐ない競馬が続いているので軸向きではないと考えています。
グランシルク
1400mの適性はメンバーの中で抜けていると考えています。東京1400mは得意舞台なので適性は問題ありませんし、上りも32秒台の脚を繰り出しているので展開が嵌まればこのメンバーなら突き抜ける可能性も十分に考えられます。ただ前走のダービー卿チャレンジTでは案外な競馬で見せ場が無かったことを考えると少し中心視するには危険なのではと考えてしまいます。ただ馬券からは消すことの出来ない存在でしょう。
サトノアラジン
マイル路線で結果を出しており実績と実力を考えてもここは抜けた人気になるのではないでしょうか。メンバーが揃ったG1レースでも馬券には絡めていませんがしっかり好走しているのでここでも普通に走る事が出来れば上位入選出来るのではないでしょうか。ただ問題は今年の始動戦で前走は香港なのでかなり間隔が開いている点が気になるところです。海外帰り初戦で今年の始動戦となると状態面がかなり心配なので1番人気に推されるのであればあえて外したいです。
レッドファルクス
昨年の秋のスプリント王で今年の高松宮記念でも2着とスプリント能力の高さを証明してくれました。スプリントでは安定した戦績を残していますが、1400mとなると戦績を落としているので距離延長がどうでるのか難しいところです。さらに斤量もトップハンデの58㎏を背負わされるので安田記念を目標にしているだけにそこまで無茶な競馬はしてこないでしょう。M・デムーロ騎手人気でオッズが跳ね上がるなら積極的には買いにくいです。
ロサギガンティア
G1レースに出走することも可能でしたが前走終了後に標準をここに合わして状態面をしっかり整えてきたようです。少し間隔が開いたので状態面が気になるところです。このあたりは最終追い切りで見極める必要がありそうですが、ここを目標に作られていた分ほかの馬に比べると勝負度が違うのではないでしょうか。鞍上が安定の柴田善臣騎手なのも魅力なので馬券的には抑えておきたいです。
★1400m戦が混戦模様ということは距離別レベルに疑問。
中途半端な1400m戦にスプリンターからマイラーまでかなりハイレベルなメンバーが集まりました。有力馬は今後のG1に向けての状態調整で臨む1戦になります。今年は1200m路線からも1600m路線からも面白いメンバーが揃いましたが、裏を返せば世代レベルが低いと言うことでもあります。低いからこそ距離が違う馬同士で人気が割れるのではないでしょうか。両路線とも絶対的王者がいないのでここを皮切りに一気に登っていってほしいです。
1週前軸馬候補 ⇒ キャンベルジュニア
C・ルメール騎手の最近の調子の悪さは気になりますが、しっかり仕上げてくる厩舎なので連軸向きではないでしょうか。初1400m戦なので不透明な部分がありますが、能力的にも血統的にもカバー出来ると考えているので連軸予定です。