いよいよジャパンカップウィークです。そしてタイミングよくサッカーでもW杯がはじまりました。アルゼンチンが初戦黒星など番狂わせが起きているので、ジャパンカップでも番狂わせが起きる可能性は十分あります。そして今年は4頭の海外馬と7名の海外騎手がジャパンカップに参戦します。コロナだけでなく日本でGⅠに挑戦するのは様々なハードルや危険があるなかで参戦してくれることに心から敬意を表します。最高の舞台にメンバーは揃ったので、久しぶりに真のジャパンカップを見ることが出来るでしょう。
この記事では日曜日の東京12Rで行われるGⅠジャパンカップに出走する全頭をチェックしていきます。最後に現時点で注目している本命馬と穴馬、そして危険人気馬を紹介します。
★ジャパンカップ2022出走馬！！
★ジャパンカップ2022出走馬！！
ウインマイティー 牝5 55.0㎏ 未定
回避を予定しています。エリザベス女王杯を出走しているので反動も大きいと思うので、さすがに出走は厳しいでしょう。
ウインマリリン 牝5 55.0㎏ 未定
回避を予定しています。当馬もエリザベス女王杯組なので、さすがに出走は厳しいでしょう。次走に期待したいです。
オネスト 牡3 55.0㎏ C.ルメール騎手
今年の凱旋門賞に出走していた当馬にJRA騎手のC.ルメール騎手が騎乗します。凱旋門賞では日本馬同様にタフな馬場に悩まされたので、日本の馬場はフィットする可能性は十分あります。さらにGⅠ請負人のC.ルメール騎手が鞍上なので警戒が必要でしょう。
カラテ 牡6 57.0㎏ 菅原明騎手
GⅢまでしか勝利経験がないのが気になるものの、前走の天皇賞秋では見応えのある競馬をしてくれました。連続GⅠ出走ですが、陣営としては左回りの東京開催中に勝負したかった感じでしょう。初2400ｍ戦に相手関係強化ではあるものの左回りの方が良績を残しているので、適性の良さでどこまでやれるか。
グランドグローリー 牝6 55.0㎏ M.ギュイヨン騎手
今年もジャパンカップに参戦します。昨年は5着と日本の馬場でも走れることを証明しました。凱旋門賞はかなりタフなレースになりましたが5着と掲示板を確保した逸材です。前走の競馬を見ている限りでは、去年よりも上の着順をとっても驚けません。M.ギュイヨン騎手がどこまで日本の馬場を読めるかも鍵になりそうです。
ゴールドスミス セ8 57.0㎏ 未定
GⅢでも結果が残せていないので、日本トップレベルのGⅠの中でも精鋭が集まるジャパンカップでは厳しい競馬になるでしょう。鞍上が決まっていないのも陣営から勝負気配が感じられません。
シムカミル 牡3 55.0㎏ G.ブノワ騎手
前走のニエル賞では日本のドウデュースを破っているのでご存じの方も多いでしょう。日本の馬場は初ではあるものの、血統的には馴染みのある血統で東京では走る血統なので問題ないでしょう。人馬ともに日本に合えば激走もあるでしょう。
シャドウディーヴァ 牝6 55.0㎏ 未定
昨年7着なので適性面は問題ありません。ただ年齢的な衰えが見え隠れしており、前走のパフォーマンスから考えると前進があるとは考えにくいです。鞍上が未定なのも陣営の勝負気配を疑う点なので、出走するならば無事に回って来て欲しいです＾。
シャフリヤール 牡4 57.0㎏ C.デムーロ騎手
昨年のダービー馬なのですが、ダービー以降国内での勝利はありません。ただ今春にドバイシーマクラシックを勝利しており海外でも通用することを証明しました。始動戦となった前走の天皇賞秋は海外帰り初戦で久しぶりということもあり重い印象を受けましたが、それでも5着なので地力が高い証拠です。叩き2戦目で得意の東京2400mなので、巻き返しに期待したいです。
ダノンベルーガ 牡3 55.0㎏ 川田騎手
デビューから2連勝とクラシックでも期待されていましたが皐月賞4着・ダービー4着と結果は残せませんでした。ただ前走の天皇賞秋では初古馬GⅠにもかかわらず4着と対等に勝負しているので、能力の高さは証明しました。無冠の大器と言えるでしょう。ただ気になるのは当初は香港遠征を予定していたという点です。なにかアクシデントでの辞退なのか、それともココならという勝負気配なのか、追い切りを見て判断したいです。
テーオーロイヤル 牡4 57.0㎏ 菱田騎手
近2走は不運もあり結果に直結していないものの、春の競馬を考えると軽視は禁物です。能力面は春の競馬を見る限りでは上位なので、春の様な競馬が出来れば近2走とは全く違った競馬が見られるでしょう。距離短縮は問題ないのですが、スタミナ勝負の展開になる方が好走する確率が上がるでしょう。
テュネス 牡3 55.0㎏ B.ムルザアエフ騎手
5連勝中と勢いがあります。ドイツからの参戦で能力値は読みづらいのですが、タフな馬場で結果を残している馬なので、日本の馬場に対応出来るかは未知数です。現状は雨でも降らない限り合わないと考えています。
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デアリングタクト 牝5 55.0㎏ T.マーカンド騎手
2020年に史上初の無敗で牝馬3冠を達成したのですが、以降は勝ち星から遠ざかっています。前走のエリザベス女王杯は復活を賭けた1戦でしたが6着と敗れたので、復調は遠いのかも知れません。ただ中1週で出走させるのは状態面が良い証拠でしょうし、松山騎手ではなく、T.マーカンド騎手なので刺激になって効果が出れば女王の復活があるかもしれません。
トラストケンシン 牡7 57.0㎏ 丸田騎手
除外対象馬です。57.0㎏はクラス戦以来の斤量をこの大舞台で強者相手となると厳しい条件です、血統的には面白い部分はあるのですが、キャリアから力不足と言わざるを得ないでしょう。
ハーツイストワール 牡6 57.0㎏ 武豊騎手
前走は休み明け初戦でしたがココに向けて良い競馬が出来ました。同じ東京コースで武豊騎手が継続騎乗なので狙う価値は十分あります。気になる点は斤量です。前走から2kgアップになるのは厳しい競馬になりそうです。ハーツクライ産駒なので血が爆発すれば。
ブルーム 牡6 57.0㎏ 未定
回避を予定しています。香港に参戦するようです。
ボッケリーニ 牡6 57.0㎏ 浜中騎手
勝ち切れるタイプではないのですが、どんな条件でも相手でもしっかり力を出しきって善戦するタイプなので、馬券からは外しにくいタイプと言えるでしょう。適性面は問題ありませんし、状態面も問題なければ上位には行けるでしょう。今回は叩き2戦目なので上積みにも期待です。
マジカルラグーン 牝3 55.0㎏ 未定
回避を予定しています。
ユーバーレーベン 牝4 55.0㎏ M.デムーロ騎手
昨年のオークス以来結果を残せていません。牝馬は一度リズムが崩れると立て直すのに時間がかかると言われているので、その典型的なパターンなのかも知れません。前走は秋初戦でしたが-22㎏とかなり馬体を減らしていましたが、ベスト体重だと考えているので調整は上手くいっていったものの全く走らなかったということでしょう。叩き2戦目で気合いも入ってくると思うので巻き返しに期待したいです。
ユニコーンライオン 牡6 57.0㎏ 国分優騎手
前走の福島記念では10番人気ながら、うまく逃げ来って波乱の立役者になりました。国分優騎手のファインプレーもありましたが、ハーツクライの血が覚醒したのかも知れません。ただ今回は一気にメンバーレベルも上がって経験値が違う馬達の対戦なので、前走のようにはいかないでしょう。
リッジマン 牡9 57.0㎏ 石川騎手
岩手所属の地方馬が参戦します。地方から挑戦するなんて本当に凄いことです。馬券になるのは厳しいかもしれませんが、地方代表として全力の走りを期待しています。ココへの出走決めた陣営サイドには敬意を表したいです。
ヴェラアズール 牡5 57.0㎏ R.ムーア騎手
芝転向がプラスに出て5戦して馬券率100％と完全に芝馬だったようです。全て上り最速を記録しているので東京替わりは大歓迎でしょう。前走の京都大賞典では強敵相手にしっかり勝利出来たのでまだまだ活躍してくれるでしょう。東京2400mは勝利経験もある得意コースですし、鞍上もR.ムーア騎手と勝負気配が高いので好勝負を期待してもいいでしょう。
ヴェルトライゼンデ 牡5 57.0㎏ D.レーン騎手
約1年半ぶりにターフにもどってきた鳴尾記念ではブランクを感じさせない競馬で完勝して、前走のオールカマーは展開面の不利があり参考外なのでまだまだ本調子は見られていません。同世代はハイレベルな世代ですし、当馬からもその片鱗を感じることは出来るので完全復調していればGⅠ級の能力の持ち主でしょう。久々のGⅠ挑戦ですが、相性の良いD.レーン騎手を手配して本気で狙っている印象があります。
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