今週からいよいよ有馬記念までノンストップのGⅠ連戦が始まります。正確には東京大賞典でしょうか。本当に長い戦いが始まります。約2ヵ月強の戦いです。その間にいろんなニュースがあるでしょうし、競馬でもいろいろ感動物語や興奮を私達に届けてくれるでしょう。東京大賞典が終わるころには互いに笑顔で入れたら最高です。この1年で競馬で儲けた方はもちろんのこと、回収率100％を切ったとしても、最後に「やっぱり競馬いいな」って言えたら最高の1年だったと思えます。お互いに悔いが残らないように走り抜けましょう。
今週は3歳牝馬三冠のラスト一冠である秋華賞が阪神競馬場で行われます。例年は京都競馬場開催のこのレースなのですが、京都競馬場が工事に伴い阪神競馬場での開催となりました。求められる条件等は少しは違うものの、各陣営の本気度はあまり変わらないと思うのでしっかり読み切って的中を目指します。
この記事では日曜日の阪神11Rで行われるGⅠ【秋華賞】の出走予定馬の全馬短評をしていきます。最後に現時点で注目している本命馬と穴馬を紹介します。
★秋華賞2021出走予定馬！！
★秋華賞2021全頭診断（前半）！！
アールドヴィーヴル 牝3 55.0kg 松山騎手
トライアルのローズステークス3着ということで優先出走権を持っています。春の2冠は全て5着と掲示板は死守しているが、パンチが足りない印象が強いです。距離も問題ないですし、阪神コースも大丈夫でしょうが、なんかワンパンチ足りないという印象です。ただ主戦の松山騎手がこのところ調子が良いですし、安定感のある馬なので展開次第では十分上位陣とも勝負出来るでしょう。
アカイトリノムスメ 牝3 55.0kg 戸崎圭騎手
桜花賞4着、オークス2着と安定してこの路線で結果を残しているので、能力は世代トップレベルです。母は3冠馬アパパネなので血統的にもこの時期で活躍してもおかしくありませんし、オークス2着は数字以上に強い内容だったのでもちろんここでも中心視出来ます。オークスからの直行ローテーショですが、ノーザンファーム天栄である程度は仕上げられており、1週前追い切りではメイチに近い動きをしていたので、最終追い切りが本当に楽しみです。
アナザーリリック 牝3 55.0kg 津村騎手
ノーザンファーム×シルクレーシングのコンビではあるが春の結果からあまり注目されないでしょうが軽視は禁物です。この夏急成長を遂げた勢いのある馬で前走の佐渡ステークスは決してラクなメンバーではない混合戦で勝利しました。そこで戦った馬たちの戦績を見る限りでは同世代の牝馬同士のGⅠなら十分通用出来る力はあると推測出来ます。デビューから津村騎手が騎乗し続けているのも好感が持てますし、中間はノーザンファーム天栄でしっかり成長を促されているのでさらに成長した姿が見られるのではないだろうか。最終追い切りでどこまで仕上がっているのか非常に楽しみな存在です。
アンドヴァラナウト 牝3 55.0kg 福永騎手
父はキングカメハメハで母母にはエアグルーヴという超良血馬で、デビューから6戦して3勝、連対率100％と一度も連対を外していない安定感があります。注目は前走のローズステークスです。メンバーレベルは微妙とはいえ初重賞とは思えない安定した走りと末脚で内容の濃いレースでした、さらに中京開催だったこともあり小回りも対応出来るので、今回のコースに対する心配はありません。血統的にも問題ありませんし、好調の福永騎手が選んだという事で信頼度は高いです。「牝馬の福永」とも言われていた彼が他にお手馬がいながらも上がり馬の当馬を選んだ問ういう事は勝算がある証拠です。強敵相手ですが楽しみな存在です。
エイシンチラー 牝3 55.0kg 未定
除外対象馬です。夏に2連勝と勢いに乗っていましたが、前走の紫苑ステークスで上位陣との差が明らかになりました。まだオープンでは力不足なので、自己条件でしっかり力をつけてほしいです。
エイシンヒテン 牝3 55.0kg 松若騎手
前走のローズステークスでは12番人気と低評価ながら2着と結果を残してなんとか秋華賞への切符を手に入れました。春の2冠への出走は叶わなかったものの、その分じっくり成長を促すことが出来たみたいです。始動戦となった2走前からしっかり結果を残し続けています。中3週なので在厩調整ですが、前走よりも状態面も動きも良くなっているのは追い切りでも分かります。戦った相手を考えると、阪神ジュベナイルフィリーズ以来のGⅠだとしても上位陣とやり合える可能性は十分あります。
エンスージアズム 牝3 55.0kg 岩田望騎手
3/4の抽選対象馬です。血統的には面白い血統なのですが、現状はかなり力不足なのが前走から判断出来ます。阪神開催はプラスだったのですが、追い切りの動きも良いときと比べるとまだまだなので調整も上手く言っていないのかもしれないです。
クールキャット 牝3 55.0kg 和田竜騎手
賞金上位ということで出走は叶いそうですが、さすがに近2走の戦績を見る限りでは触手が動きません。フローラステークスはC.ルメール騎手のファインプレーもあり勝利しましたが、オークスでは一線級との力の差が如実でしたし、前走は始動戦とはいえ負けすぎました。ひと夏を超えた成長もあまり感じなかったので、さすがにここで激変があるとは思えません。
サトノアイ 牝3 55.0kg 坂井騎手
除外対象馬です。夏の上がり馬として穴党の方は狙っていたかも知れませんが、出走は叶いそうにないです。自己条件でしっかり力と賞金を稼いで古馬になってからでもGⅠを目指してほしいです。
サルファーコスモス 牝3 55.0kg 川田騎手
3/4の抽選対象馬です。今回は間隔がそこまでないので在厩調整でしたが、エルフィンステークス以降はノーザンファームしがらきでしっかり調整と成長を促されており。長期休養明け2戦目なので伸びしろに期待です。キャリア4戦なのですが一度も馬券を外していませんし、まだまだ底を見せていない上に、川田騎手がデビューからずっと騎乗していることが非常に魅力を感じます。トップクラスとどこまでやれるかは未知数ですが、楽しみな存在です。
ジェラルディーナ 牝3 55.0kg 未定
除外対象馬です。現在連勝中と勢いに乗っていましたが、少し間に合いませんでした。血統的には非常に魅力的な血統だったので残念です。自己条件では強い競馬をしてくれるとおもので、自己条件で出走したら買いですね。
★秋華賞2021全頭診断（後半）！！
ステラリア 牝3 55.0kg 武豊騎手
3/4の抽選対象馬です。デビュー戦以外は全てトップ騎手が騎乗しているので、陣営の期待は非常に高いのがわかります。前走のオークスは13着に大敗しているものの、不利な大外枠から勝ちに行く攻めた競馬をした結果なのでそこまで悲観的になる必要はありません。末脚を活かす展開になれば強い競馬が出来ますし、忘れな草賞で阪神2000mは攻略しているので抽選が通れば抑えておいて損はない存在です。
スライリー 牝3 55.0kg 石川騎手
叩き2戦目なので追い切りの動きは良くなっているものの、上位陣と差が埋まっているとは考えにくいです。休み明け初戦とはいえ紫苑ステークスの敗戦は少し負けすぎている印象があり、成長分を感じるとは思えません。さすがに今回のメンバーでは厳しい競馬になるでしょう。
スルーセブンシーズ 牝3 55.0kg 大野騎手
紫苑ステークス2着馬なので優先出走権を持っています。夏にしっかり成長を促せたのか、前走も休み明け初戦で良い競馬をしていたので叩き2戦目となる今回はさらなる上積みに期待したいです。追い切りの動きも前走以上に良くなっているので、最終追い切りでどれだけ伸びているかで、注目度合いも変わってきそうです。
ソダシ 牝3 55.0kg 吉田隼騎手
オークスでは1番人気に支持されながらも8着と敗れてしまった桜花賞馬の当馬。真っ白の馬体が特徴的で強さも兼ね備えているので一気にアイドルホースへと昇り詰めました。始動戦となった札幌記念では圧巻の競馬で古馬達をねじ伏せました。距離も2000mまでなら問題ないですし、今回は同世代の馬だけなので相手関係もラクになります。阪神開催も当馬にとってはプラスなので2冠に向けて条件は揃いました。
タガノパッション 牝3 55.0kg 岩田康騎手
3/4の抽選対象馬です。始動戦のローズステークスでは2番人気に支持されながらも12着と大敗しました。ただオークス4着の実力馬で、前走のローズステークスは休み明け初戦で全く力を出し切れていないレースだったので、ガス抜き出来た今回は大幅な変わり身に期待できます。追い切りの動きも一度叩いた効果なのか前走以上に動いています。最終追い切りでどこまで上がってくるのか楽しみです。
テーオーラフィット 牝3 55.0kg 未定
除外対象馬です。リオンディーズ産駒という事で注目だったのですが、残念です。出走が叶わなければ西宮ステークスに出走するみたいなので、強敵相手ですがどんな競馬をするのか楽しみです。
ファインルージュ 牝3 55.0kg C.ルメール騎手
福永騎手が選ばなかった馬ですが、C.ルメール騎手とコンビ復活なので結果オーライという感じでしょうか。C.ルメール騎手も今年のクラシックではなかなか良い馬に巡り合う事が出来ませんでしたが、ようやくチャンスがめぐってきました。というのも前走の紫苑ステークスに後に主戦を務めていた福永騎手が秋華賞に向けて非常に前向きなコメントを残していました。オークスは距離の問題が明白ですし、秋華賞なら当馬の能力が100％活かせるでしょう。今回は叩き2戦目なのでさらにパフォーマンスを上げてくるでしょうから、逆転の可能性も十分にあります。
ホウオウイクセル 牝3 55.0kg 丸田騎手
前走の紫苑ステークスは長期の休み明け初戦だったのでポカしましたが、叩き2戦目でレース感覚がだいぶ戻っている今回は巻き返しに期待できます。フラワーカップで勝利しているので能力は高いですし、ひとなつを超えてかなり成長しているみたいなので、最終追い切りでどこまで仕上がっているからで評価が変わる存在でしょう。
マリアエレーナ 牝3 55.0kg 浜中騎手
除外対象馬です。自己条件でしっかりキャリアを積んでいます。まだまだ伸びしろ十分なので焦らずじっくり育って欲しいです。
ミスフィガロ 牝3 55.0kg 未定
紫苑ステークス3着馬なので優先出走権を持っています。なかなか未勝利を卒業できずに春の2冠には間に合いませんでしたが、なんとか切符を手にする事が出来ました。友道厩舎の育成力も凄いのですが、乗ってきている鞍上をみるとトップ騎手ばかりなので陣営の期待値がわかります。前走の競馬も強かったので最終追い切り次第では印を打ちたい1頭です。
ユーバーレーベン 牝3 55.0kg M.デムーロ騎手
オークスの時には岡田代表の訃報もあり、天国の岡田代表に捧げる勝利にもなり感動したのが記憶に新しいです。前走後にはアクシデントもありここに間に合うか心配されていましたが、放牧先でしっかり調整と治療が出来たみたいで大事には至らず普通に間に合ったみたいなので安心しました。帰厩後はしっかり稽古が出来ているみたいで1週前追い切りでもしっかり動けていました。もともと鉄砲でも走るタイプなので直行ローテでも問題ありませんし、相性の良いM.デムーロ騎手が引き続き騎乗してくれるもの心強いです。アクシデント明けなので一度レースを使ってほしかったというのはありますが、最終追い切りでどこまで動けるかで最終的な判断をしたいと思います。
現時点での本命馬候補 ⇒ A.秋華賞2021本命候補は最強競馬ブログランキングへ
現時点での穴馬候補 ⇒ B.秋華賞2021穴馬候補は最強競馬ブログランキングへ
現時点での危険人気馬 ⇒ C.秋華賞2021危険な人気馬は最強競馬ブログランキングへ
また上位に返り咲けるように頑張ります。
明日も神ログを覗いてみてください。
よろしくお願いします。
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“大魔神”の愛称でお馴染み！
≪ＧＩ馬主・佐々木主浩≫
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