【皐月賞2018】出走予定馬|全馬診断|17度目の挑戦となる福永騎手を背にワグネリアンが皐月のタイトルに挑む!!

2018年競馬予想

今年の春GⅠはチョイ荒れが続いていましたが、先週行われたGⅠ【桜花賞】はガチガチの結果となりました。騎手や調教師の方がおっしゃっていた様に「強い馬が強い内容で勝つ」といった感じのレースでした。勝ち馬のアーモンドアイからラッキーライラック、リリーノーブルと馬券を独占したのは人気上位3頭という結果になりました。ここまでガチガチになるとは枠順発表後は思いませんでしたが、よどみのないコースなので当たり前なのかも知れません。予想の結果としては、△◎〇でしたが買い方が違うので外れました。抑えておいた3連複が唯一の救いでした。

 

今週は舞台を中山に移してクラシックレースが行われます。牡馬クラシック第1冠のGⅠ【皐月賞】が中山芝2000mで行われます。今年の3歳馬の中で最も注目度が高かったダノンプレミアムが挫跖のため出走を回避することが先週発表され、皐月賞も一気に混戦ムードとなりました。桜花賞のようには一筋縄にはいかないと思うのでしっかり精査したいです。

 

★出走メンバー短評(前半)

アイトーン

近2走は逃げて勝利を収めているだけにここでも逃げることが予想されます、逃げ馬なので穴人気しそうですが、さすがに近2走は相手関係も弱く楽に逃げることが出来た印象が強いです。追い切りの動きは順調の様ですが、戦績からは手を伸ばし辛い馬です。

 

エポカドーロ

自己条件でしっかり力をつけて前走初めて挑んだ重賞レースではいきなり2着に入線したので能力が高い馬です。ただ追い切りの動きを見る限りでは前走スプリンターズステークスの疲れが残っている印象があります。レースセンスがあり立ち回りが上手いので上手くスムーズな競馬を運べば穴をあける可能性は十分に考えられます。

 

オウケンムーン

現在3連勝中と勢いに乗っており名前的にも穴人気しそうな1頭です。前走の共同通信杯は初重賞レースでしたが、しっかり力を出し切って6番人気ながら勝利するという結果を残しました。中間の動きを見ても乗り込み漁が豊富でしっかり稽古が積めている印象があります。しかし、今回は前走よりも一気に相手関係が上がりますし、前走は楽な展開で勝利出来た印象もあるので取り捨てが難しいです。最終追い切りの状態をチェックして決めたいと考えています。

 

キタノコマンド―ル

DMMの募集馬でタレントの北野武さんが馬名を命名したこと有名になった1頭ですが、いきなりGⅠ戦線に挑戦なので「運」も持っている印象があります。デビューが年末と遅かったのでキャリアは2戦ですが、2連勝と無敗で桜の舞台へ駒進めてきました。中間から抜群の動きを披露してくれたのでメイチに近い状態だと考えています。叩き3戦目ですが上積みも感じたので、最終追い切りまで好調をキープしていれば勝ち負けまで期待しても良いのではないでしょうか。

 

グレイル

中間の乗り込み量は豊富で良い動きをしているので穴馬として注目しているのですが、前走の共同通信杯では大敗が気になるところです。1番人気に支持されながらもあのレースレベルで7着に大敗している点を考えるとなかなか手が出し辛い馬でもあります。今回は武豊騎手から岩田騎手に乗り替わっているので追える騎手が鞍上と言うことで最終追い切りでも動きが良ければ狙いたいです。

 

ケイティクレバー

GⅠになるとやや力不足の印象がありますが、近2走はオープンでも連対を外していない点を考えると穴馬候補として抑えておくべきかも知れません。ただメンバーレベルが一気に上がるのでこの馬の逃げが通用するか微妙ですし、コンスタントに使われているので疲れが見え隠れしている印象もあるのでここは厳しいでしょう。

 

サンリヴァル

デビューから2連勝を飾り満を持してGⅠホープフルステークスに挑戦しましたが、馬券に絡むことが出来ずに終わりました。今年初戦となった前走の弥生賞も惜しくも馬券に絡む事が出来ずに終わりました。近2走の競馬を見る限りでは重賞レースではややワンパンチ足りない印象があります。1週前追い切りで古馬5000万クラスの馬に先着するなど結果を残しているのでデキは良さそうなので、印に余裕があればといった感じでしょうか。

 

ジェネラーレウーノ

新馬戦の芝1800mでは敗れましたが、その後距離を延長して2000m戦で3連勝しています。前走は今回と同じ舞台で勝利しているので適性面は問題ありません。中間の動きも抜群に動いており自己ベストのタイムを叩き出しているので100%のデキと言っても過言ではないのではないでしょうか。前走に比べると相手関係は上がりますが、コース適正と今の完成度を考えると馬券には入れておきたいです。

 

ジャンダルム

近走の戦績は見る限りでは2000mよりも1600mの方が得意な印象が高いのでマイラーと判断するのが妥当ではないでしょうか。ここに向けて中山2000mを2回使っていますが、勝ち切れない部分があるので距離がやや長いのでしょう。ただ名牝ビリーヴの仔なので能力は非常に高いので地力でこなせる可能性もあるので消しまでの評価はしません。中間の動きも良く、状態面も良さそうなので中心視はしませんが馬券には入れておく必要がある1頭です。

 

★出走メンバー短評(後半)

ジュンヴァルロ

デビューから2連勝するなど結果は残していますが、近走の競馬とホープフルステークスでの競馬を見る限りではここでは力不足なので消します。

 

ステルヴィオ

新種牡馬であるロードカナロアに初めての勝利をプレゼントした馬です。能力は非常に高いのですが、キャリア5戦の内敗れた2戦は全てダノンプレミアムに敗れているので、ダノンプレミアムが最大のライバルになるでしょう。ただダノンプレミアムは出走回避のため最大のチャンスでもあります。追い切りの時計は出ていないのですが、しっかり稽古を積まれており状態面も良さそうなので最終追い切り次第ではありますが、万全の状態ではないでしょうか。ただ脚質的に後ろから行く馬なので展開次第では取りこぼす可能性があるかも知れません。

 

スリーヘリオス

未勝利を抜け出すことがなかなか出来ませんでしたし、500万条件でも勝ち星を挙げれていないのでここは力不足でしょう。消します。

 

タイムフライヤー

昨年からGⅠレースに昇格したホープフルステークスの初代勝ち馬なので注目を集めていましたが、今年初戦の若葉ステークスでは1.2倍の圧倒的な1番人気に支持されるも5着に敗れました。レース内容もGⅠ馬とは思えない負け方なので正直ここは力不足な印象があります。追い切りの動きも見ても買い材料はないので現状は思い切って消したい1頭です。

 

ダノンプレミアム

4戦4勝の馬なのでここでも圧倒的人気を集める予定だったのですが、挫跖により回避が発表されました。有力馬だっただけに非常に残念です。

 

ダブルシャープ

1週前追い切りの動きは良かったので状態面は問題なさそうですが、近走の競馬を見ている限りではここは力不足ではないでしょうか。良くて掲示板に絡めばといった感じの馬なのでここは軽視します。

 

マイネルファンロン

キャリア5戦して一度も馬券を外していないので安定感はあるのですが、戦ってきたメンバーレベルを考えるとさすがにここは力不足でしょう。前走の競馬を見ている限りでは上位2頭と力差があるのは明白ですし追い切りの動きも微妙だったので軽視してもいいのではないでしょうか。

 

ワグネリアン

新馬戦で中京競馬場の古馬を含めた全レースの上り3Fの最速を叩き出した逸材です。キャリアのほとんどがハイレベルな1戦で能力は世代トップである事は間違いありません。前走の弥生賞ではダノンプレミアムに敗れましたが、ライバル馬が出走を回避したので断然人気になる事は間違いないでしょう。中間の動きは少し物足りないモノを感じますが、馬体的には出来上がっている印象がありますし、稽古でもしっかり脚は伸ばしているので本番でも問題ないでしょう。

 

★不動のダノンプレミアムが出走回避!!

今年の3歳馬の中で最も注目を集めていらのはダノンプレミアムではないでしょうか。クラシック戦線が始まる前から三冠の呼び声もあるほどの逸材でしたが、一冠目の皐月賞を回避する事を発表しました。発表によると挫跖のため出走を回避で軽度は軽いため、今後はダービーに向けて調整を進めるようです。軽度なのは安心しましたが、皐月賞に出走出来ないのは残念でたまりません。管理する中内田充正調教師の学歴詐称や川田騎手のトラブルなどと関係はないようですが、ケガ明けでダービーに臨んでくるでしょうから怪我の治り具合をしっかりチェックして馬券を組み立てたいです。

 

★ダノンプレミアム回避で各陣営のGⅠタイトルのチャンス!!

最有力候補のダノンプレミアムが出走を回避しました。この馬が回避するのはファンにとっては残念ですが、皐月賞に馬を出走される陣営にとってはこの上ないチャンスではないでしょうか。今年の出走メンバーを見ても多くの馬主がGⅠタイトルを獲っていない馬主ばかりなので馬主サイドはかなり盛り上がっていると考えられます。どの陣営もタイトル獲れるチャンスは限られているだけに最も近い今回は無理してでも状態面を100%に近づけることが予想されます。となると馬はイーブンと考えると騎手の腕の差が出てくる可能性も考えられます。皐月賞が得意な騎手は誰なのか?などを考えると軸馬や穴馬が見つけやすいのではないでしょうか。

 

軸馬候補 ⇒ キタノコマンド―ル

ビートたけしさんが命名したことで有名になりましたが、この馬はセールで2億520万円の高値が付くほどの超良血馬です。デビューこそ遅かったですが、今までの競馬は能力の高い競馬をしているのでここでも好走を期待出来ると考えました。さらに鞍上にM・デムーロ騎手を手配したとなると陣営の勝負気配も高い証拠でしょう。

 

軸馬候補 ⇒ ワグネリアン

新馬戦の衝撃デビューを含め、この馬は毎レース驚かしてくれる馬です。前走はダノンプレミアムに完敗負けしましたが、今回は打倒ダノンプレミアムを目指して稽古を積んできた事でしょう。そう考えるとここは勝ち負け必至と考えるのが妥当ではないでしょうか。追い切りの動きがやや物足りなかったので最終追い切りに注目したいです。

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