先週行われたGⅠ【ジャパンカップ】は圧倒的人気のキタサンブラックでは無く、5番人気のシュヴァルグランが勝利しました。H・ボウマン騎手素晴らしい騎乗でした。今まで善戦続きでしたがボウマンスパイスが効いたのか別馬の様な攻めた競馬でした。キタサンブラックは終始逃げていましたが、直線であまり伸びなかったので前走の疲れが少なからず残っていたのかも知れません。ただ有馬記念に向けては黄色信号がともったのではないでしょうか。予想としは☆△◎でしたが買い目で敗れました。
今週の競馬から12月開催です。12月の後半には有馬記念、総決算となるホープフルステークスが控えています。今週はダートGⅠの【チャンピオンズカップ】が中京競馬場ダート1800mで行われます。現時点で23頭登録していますが、フルゲートは16頭なので7頭が除外対象馬です。
★出走メンバー短評（前半）
アウォーディー
ダートに転向したばかりの時は安定感がありましたが、海外挑戦を機に少し安定感が欠ける競馬になってきました。海外挑戦は世界相手だったので言い訳が出来ますが、前走のJBCクラシックでは休み明けでも少し負けすぎな印象を受けました。もう7歳馬なので年齢による衰えが見え隠れしているので以前細の安定感はありません。足抜きの良い馬場なら十分チャンスはありそうですがこの相手関係なら本命視はし辛いのではないでしょうか。武豊騎手が引き続き手綱を握ってくれる店と一叩きされて状態面は良さそうなのでどこまでそれでカバー出来るでしょうか。
アスカノロマン
除外対象馬です。昨年のフェブラリーステークスでは3着と好走していたのですが近走の戦績を考えるとここは手が出し辛いです。
アポロケンタッキー
重賞レースに参戦するまで安定した競馬を見せていましたが、GⅠレースに参戦してからは安定感がありません。昨年の東京大賞典を制している馬なので能力は非常に高いのですが、戦績を見る限りではムラがあるので中心視は出来ません。前走の競馬を見ている限りではここで勝ち負け出来るとは思えませんが、状態面が前走より上がっていれば前走競馬をしてない分好走も期待出来るので抑えておきたいです。
カフジテイク
後方一気の脚質なので展開の助けが必要な上に直線の短い中京コースとなるとかなり展開が嵌まらないと今回も厳しい競馬になるでしょう。左回りと鞍上がC・ルメール騎手に替わるのはプラス材料ですが、やはり展開の助けが必要な馬なので追い切り内容が良くても抑え以上の評価は厳しいでしょう。
キングズガード
中京コースとは相性が良いので適性面は問題ありません。近走の戦績を見る限りでは安定感のある戦績で交流GⅠでも3着に入線しているので能力は高いのですが、さすがにここまで一線級のメンバーが相手になると厳しい印象もあります。乗り難しい馬なので主戦が騎乗停止なのはマイナスなので難しい競馬になるのではないでしょうか。
グレンツェント
先週のジャパンカップを制したH・ボウマン騎手がエスコートしてくれるので人気を集めそうです。年明けの東海ステークスで勝利して以降結果を残せていない。夏休みをしっかりとり、始動戦のJBCクラシックでは休み明けでしたが久しぶりにこの馬らしい競馬を見せてくれたので復調気配を見せてくれました。鞍上強化の1戦で距離も適正距離に戻るので馬券には入れておきたい1頭です。
ケイティブレイブ
戦績を見る限りではGⅠも勝利しており安定感のある戦績を残していますが、近走馬券圏内に入っているレースは全て交流重賞なので中央に戻ってどうかといった感じです。引き続き福永騎手が乗ってくれるのは好材料なのですが、やや短い印象の1800m戦にハイレベルな相手関係の中で勝ち負けを演じれるかというと疑問が残ります。安定感があるので掲示板から外れるのは考えにくいですが、軸向きとは言えない印象です。
コパノリッキー
GⅠ10勝と実績だけ見ればメンバー上位です。南部杯終了後はここに直行かと思われましたが、JBCスプリントに急遽参戦して適正距離より短い距離にも関ら2着としっかり結果を残すことが出来たのは能力が高い証拠でしょう。7歳のベテランにして逃げ脚質から好位でも競馬が出来る脚質の幅を広げたのでここでも馬券には入れておきたいです。ただこのレースでは結果が出ておらず、相手関係も強化されるので軸向きとは言えません。武豊騎手が騎乗依頼を断ったのも気になるところです。
ゴールドドリーム
2歳時からダート界の新星として注目されておりデビューから馬券を外さない活躍して3歳馬にして昨年の同レースに挑戦しましたが2桁着順に敗れてしまいました。しかし古馬になった初戦のGⅠフェブラリーステークスで勝利するなど能力の高さを改めて証明してくれました。近走は結果を残せていませんが、前々走は海外帰り初戦、前走は久しぶりの競馬と巻き返しの余地は十分あるので追い切り次第では中心視したいです。
サウンドトゥルー
昨年の勝ち馬なので適性面は問題ありません。昨年は展開が嵌まった印象がありましたが、それでもあのメンバー相手に勝利したのは能力が高い証拠ではないでしょうか。以降は勝ち星を挙げることは出来ませんでしたが大崩れはしていません。前走のJBCクラシックでは一叩きされて状態面も良かったのですが勝利してまだまだ衰えていないところを証明してくれました。叩き3戦目なので上積みは期待出来ませんが、展開が向けば今年も勝ち負け出来るチャンスはあるのではないでしょうか。
サンライズソア
除外対象馬です。ダートではまだ馬券を外していませんし、前走古馬との重賞を経験して結果を残してるので展開が嵌まればこのメンバー相手でも好走出来る可能性はありません。3歳馬の勢いと今までの3歳馬のGⅠでの結果を見ているとレベルは非常に高いので出走するのであれば抑えておきたいです。
サンライズノヴァ
除外対象馬です。4走前のユニコーンステークスでは勝利しましたが、近走は重賞レースでは結果を残せていません。前走の古馬との競馬を見る限りではここでは力不足でしょう。
★出走予定馬短評（後半）
スリータイタン
除外対象馬です。オープンでは全く結果を残せていないのでここでは力不足でしょう。
テイエムジンソク
なかなか条件戦を抜け出すことが出来ず各クラスで経験値をたくさん積んできました。オープン馬になってからは連勝して重賞レースでも2戦連続連対中と非常に安定感のある競馬をしておりまさに充実期と言って良いのではないでしょうか。鞍上も中京ダートは得意としているので中心視したいのですが、初左回りなので適性面が合うかどうかが心配なので軸向きとは言えませんが馬券には入れておきたいです。
トップディーヴォ
除外対象馬です。オープンレースでは勝利したりしていますが重賞レースでは結果を残せておらずメンバーレベルが上がる今回は厳しいでしょう。
ノンコノユメ
去勢手術を受けてからは大崩れこそないもののレースで気持ちが入っていない印象を受けています。GⅠレースでレベルが高いレースで崩れていないのは評価出来るのですが、もうワンパンチ足りないので馬券に絡めず馬券の取り捨てに悩みそうな1頭です。ただ前走は久しぶりの競馬にも関らず去勢手術前の様な競馬を見せてくれたので気持ちが戻っていれば叩き2戦目なので馬券からは外せないのではないでしょうか。
ピオネロ
除外対象馬です。善戦馬なので自己条件なら馬券に入れたいですが、ここでは力不足ではないでしょうか。
ミツバ
キャリア的には少しムラがある馬なのですが重賞勝利経験もありGⅠレースでも好走しているのでここでも力上位ではないでしょうか。ただキャリア32戦中左回りはわずか5戦で戦績的には(2:0:0:3)なので一か八かの競馬になるのではないでしょうか。交流重賞にも登録があるので本気度としてはそこまで高い印象はないので評価的には抑えまでか。
メイショウウタゲ
除外対象馬です。オープン戦では結果を残していますが重賞レースでは全く結果を残せていないのでここでは力不足でしょう。
メイショウスミトモ
前走のシリウスステークスは使われているのにもかかわらず11番人気ながら勝利したので正直驚きました。前走から少し間隔が空きましたが前走同様の競馬が出来ればここでも複勝圏内のチャンスはあるのではないでしょうか。ただ前走が前走なだけに人気を集めるなら遠慮したい存在でもあるので人気と状態次第ではないでしょうか。
モルトベーネ
3走前のアンタレスステークスは相手関係が強い1戦でしたがそこでしっかり勝利したので能力は高いのですが、近2走は結果を残せていない点が気になるところです。叩き3戦目なのですが1戦1戦状態面を上げてきているので状態面はさらに上がっているのではないでしょうか。引き続き秋山騎手が鞍上を務めてくれるのはプラス材料なので複勝圏内ならチャンスはあるのではないでしょうか。
ローズプリンスダム
前々走のレパードステークスの内容は非常に良かったので前走は敗れていますがここでも人気を集めるのではないでしょうか。前走は古馬との初対戦で久しぶりの競馬だったのでいつもより後ろからの競馬になり全く良いところを見せることは出来ませんでした。叩き2戦目で鞍上強化となる今回は前々走のような競馬が出来ればチャンスがあるのではないでしょうか。
ロンドンタウン
前走韓国GⅠのコリアカップを制してGⅠ馬の仲間入りを果たしましたが、クリソライトに先着したことを加味してもレベルの低い韓国GⅠなのでここが今後に向けて重要なレースになるでしょう。前走後はみやこステークスを挟むプランもありましたが直行でここに進んできました。状態面が良くないからなのかどうかわかりませんが海外帰り初戦なので追い切りと状態面を見ながら取り捨てを決めたいです。ただ4歳馬なのでまだまだこれからの馬でもあり、まだまだ伸びしろがある馬でもあるので注目の1頭です。
軸馬候補① ⇒ ゴールドドリーム
デビューする前から注目されていた馬で能力も高いモノを持っており、前走で復調気配を見せてくれたので軸馬候補として考えています。今年のダートGⅠを勝利しているのでこのレベルでも状態面が戻っていれば十分やれると考えています。距離延長の1戦ですが許容範囲内だと考えています。
軸馬候補② ⇒ ノンコノユメ
去勢手術を行ってからは闘争本能が無くなったかのような競馬でしたが、前走久しぶり闘争本能が表に出た競馬をしてくれました。気持ちかしっかり戻っていれば状態面は叩き2戦目なので問題ないでしょうしアッサリがあっても驚くことは出来ません。
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