今年の牝馬クラシックはどのレースも勝ち馬が違うレースになりました。勝ったのは『牝馬の福永騎手』が乗っていてたヴィブロスが勝利しました。時計を見ている限りは例年と遜色のない時計でしたがややスローな展開で前が有利な展開でした。何しろ伸びない馬場だったので先行した馬にとっては厳しい競馬になりました。好位で競馬をして脚を溜めていた馬が良い競馬をした印象でした。1
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番人気に支持されたビッシュですが馬体重を見る限りでは初輸送の影響は受けていないと思いました。どちらかというとスローの展開が合わない印象でした。ジュエラーは前走に比べると後ろで競馬をしていたので最後の決め手勝負になると位置取りの差がもろに出てしまいました。そこまで伸びない馬場が影響した印象です。勝ったヴィブロスは姉の敵を大舞台でしっかり果たしました。位置取りも仕掛けどころも完璧の内容でした。福永騎手が完璧に乗りこなしたのではないでしょうか。スプリンターズステークスでは1番人気のビックアーサーを飛ばしていたので騎手の信頼度は下がっていましたが、やはり牝馬の福永騎手は健在です。牝馬クラシックは3冠とも違う馬が勝利しました。世代レベルの高さを証明するものか、ただたんにメンバーレベルが混戦しているのか、彼女たちが古馬と対戦して分かりえる事なので楽しみにしたいです。
今週の京都11Rはクラシックレースの最終戦である【菊花賞】が行われます。京都3000mという未知の距離へ挑戦します。菊花賞は『強い馬が勝つ』と言われているので、3歳馬の中で1番強い馬を決める戦いです。牡馬クラシックのBIG5であるマカヒキは凱旋門賞に挑戦したので菊花賞には出てきません。リオンディーズは屈腱炎のため9ヶ月以上の休養を要する見込みの様です。なのでBIG5は揃いませんがレベルの高い良い競馬が見れそうです。
★菊花賞2016出走メンバー短評（前半）
アグネスフォルテ 松山騎手
戦績的には人気にならないでしょうが逃げ馬なので期待したいです。京都新聞杯では強い競馬をしていたので再現することが出来れば逆転は十分に可能です。キレる脚は持っていませんがスタミナタイプの馬なのでここは得意なレースになりそうです。鞍上も主戦を務めているので軽視は出来ない1頭でしょう。
イモータル F・ヴェロン騎手
過去のレース映像や1週前追い切りを見ている限りではあまり変える材料はないでしょう。鞍上もイマイチ信頼がおけない騎手です。メンバーレベルも上がるのでここは厳しいでしょう。
ウムブルフ 浜中騎手
皐月賞は大敗しましたが条件戦で2連勝しているので勢い十分です。休み明けの前走も昇級戦ですがしっかり勝利出来ました。ステイや－としての能力は十分なのでここでも面白い存在です。浜中騎手に乗り替わるのでテン乗り騎手なので少し割引が必要です。馬券に余裕があれば穴馬として注目しても良い1頭ではないでしょうか。
エアスピネル 武豊騎手
この世代に生まれなければタイトルの1つを獲っていてもおかしくない能力を持っています。安定感は抜群で出走したレースは全て掲示板内には入線しています。血統的にこの距離が持つかどうかはわかりませんがそろそろ人馬ともにタイトルが欲しいところでしょう。枠などの恩恵を受ける必要はあるでしょうが中心視しておきたいです。
カフジプリンス 岩田騎手
ハーツクライ産駒なので長距離レースでは抑えておきたいです。使って良くなるタイプなので叩き4戦目となる今回は上積みはあまり期待できませんが状態面やデキに問題が無ければ押さえておきたいです。鞍上予定の岩田騎手も秋華賞で結果は残せませんでしたが、良い競馬を見せてくれたので面白い存在ではないでしょうか。
コスモジャーベ
抽選対象馬です。1000万条件を勝てそうで勝ち切れていないので力不足でしょう。消します。
サトノエトワール
抽選対象馬です。1000万条件を通過していません。500万も時間が掛かったので力不足です。消します。
サトノダイヤモンド C・ルメール騎手
ディープインパクト産駒なので嫌う方も多いかもしれませんが、昨年のキタサンブラックの例もあるので個人的にはディープインパクト産駒でも問題ないと考えています。1週前追い切りも問題なく、順調にここに向けて調整出来ている様です。後は最終追切でどのような動きをしてくれるかで印を決めたいです。
シュベルミエール 北村宏騎手
重賞は初挑戦となりますが、複勝率100％の実力の持ち主です。初挑戦で人気が無いとすれば狙ってみたいです。3000mは未知ですが、長距離は過去の実績を見る限りでは得意だと考えています。ほとんどのレースで上り最速を出しているのでキレる脚も持っているんで軸には出来ませんが穴馬として注目しておく必要がありそうです。
ジュンヴァルカン M・デムーロ騎手
デビュー戦こそ4着と馬券を外しましたが、それ以降は全て馬券圏内には入線しています。直前まで注目していたのですが休み明けが重賞初挑戦で菊花賞という無謀な挑戦な様な気がします。M・デムーロ騎手を手配は出来たようですが、京都GⅠは獲れていないいないので信頼度はそこまでありません。状態やデキが良くても資金に余裕がないと買えないか。
★秋華賞同様に荒れる可能性はあるのか？
皐月賞とダービーの戦績を見てもらうと分かるのですが馬券と掲示板を決めているのはBIG5の5頭です。今回はその中からマカヒキとリオンディーズがいないので3頭しかいません。流れ的にはエアスピネル・サトノダイヤモンド・ディーマジェスティで馬券が決まりそうですが、淀の3000mはそこまで甘くないのは確かです。3歳馬にとって未知の挑戦で厳しい条件でのレースになります。なので簡単には決まらないと考えています。適正・血統・能力・デキ全てが合致しないと凡走もあり得るレースになるでしょう。ある意味では秋華賞よりも困難な予想になるかもしれません。
軸馬候補 ⇒ サトノダイヤモンド
ディープインパクト産駒でも走れないコースではないのでこの馬から勝負する予定です。追い切りの動きは良く、状態面も問題ないです。複勝率100％で勝率は約67％と非常に高い数値です。安定性もあり信頼度もあるので連軸としては勝負出来るのではないでしょうか。
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皐月賞馬ディーマジェスティ、日本ダービー２着馬サトノダイヤモンドがともに前哨戦を制して春の実績馬が順調なスタートを切った。マカヒキ、リオンディーズが不在となれば、世間では“２強対決”と目させれることは間違いなく、自ずと人気も集中することになるだろう。
しかし、よくよく考えてみて欲しい。ディーマジェスティ、サトノダイヤモンドの実力は認めるところだが、淀の3000ｍは全ての馬が未経験。この２頭で鉄板と断言できる条件が揃っているわけではなく、間違いなく死角があると言えよう。
そもそも菊花賞は万馬券決着が前提のレース。３冠馬が誕生した2005年と2011年以外は全て万馬券決着であり、５０万馬券、３０万馬券といった特大万馬券も飛び出している。１番人気と２番人気で決着したのも僅かに１度だけなのだ。
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