今年の春GⅠはとにかく一筋縄には決着していない。この流れはこの春のキーワードになる可能性が高いです。まだまだ春GⅠは残っているので、高配当が連発することに期待したいです。クラシックはもちろんですが、配当面からも今年の中央GⅠは見逃し厳禁です。
今週は古馬三冠の2戦目天皇賞春が阪神競馬場で行われます。中央GⅠの中では一番距離が長いレースです。かなりタフなレースでスタミナも問われるレースなので、競走馬としての総合力が問われる一戦です。豪華なメンバーが集まったので予想は難しいのですが、しっかり分析して的中させましょう。
この記事では日曜日の阪神11Rで行われるGⅠ【天皇賞春】に出走する全頭をチェックしていきます。最後に現時点で注目している本命馬と穴馬、そして危険人気馬を紹介します。
★天皇賞春2022枠順確定！！
★天皇賞春2022全頭診断！！
１枠01番 アイアンバローズ 牡5 58.0㎏ 石橋脩騎手
ここ2戦は長距離で惜しい競馬が続いているので、そろそろ勝利が欲しいところでしょう。アルゼンチン共和国杯からコンビを組んでいる石橋修騎手が進言して長距離路線にシフト変更してきましたが、いい方向に動いています。流れと展開次第では逆転も可能だと考えています。
１枠02番 ハーツイストワール 牡6 58.0㎏ C.ルメール騎手
国枝厩舎×C.ルメール騎手のコンビではあるものの、現状は3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬なので、いきなりGⅠで通用するでしょうか。実績面は乏しいので、このメンバーでどこまでやれるかなという疑問はあるものの、いい枠に入りましたし騎手の腕も問われる長距離レースなので警戒は必要か。
２枠03番 ディバインフォース 牡6 58.0㎏ 田辺騎手
重賞経験は少ないものの、昨年のステイヤーズステークスを勝利するなど長距離実績はあるので、軽視は禁物です。ややムラがある戦績ですが、今回のメンバーなら展開面ではチャンスがありそうです。去年もこのレースに参戦しているので適性面は問題ないですし、週間の天気を考えても条件的には去年の様にはならないと考えているので状態と枠次第では注目の存在です。
２枠04番 ユーキャンスマイル 牡7 58.0㎏ 藤岡佑騎手
さすがに全盛期ほどの力は無いものの長距離能力はあるので、適性面は問題ないでしょう。天皇賞春は今回で4回目の出走で、去年の阪神開催でも出走しているので問題なく走ってくれるでしょう。ただ年々衰えているのは確かで、前走の内容も昨年よりは良くなかったので厳しいレースになるでしょう。
３枠05番 マカオンドール 牡4 58.0㎏ 松山騎手
昨年末に長距離レースに参戦してから一気に才能が開花しました。江坂特別・万葉ステークスと連勝してステイヤー能力の高さを証明しました。前走の阪神大賞典は厳しい流れになり馬券に絡めませんでしたが、負けて強しの内容でした。今回はGⅠですし、メンバー的にも前走の様な競馬にはならないと思うので、巻き返しに期待がかかる一戦です。
３枠06番 メロディーレーン 牝6 56.0㎏ 岩田望騎手
牡馬でもタフな舞台なのですが、紅一点の当馬が挑戦します。近年は牝高牡低なので期待したいですし、過去2回このレースに参戦しているので適性面は問題ありません。さすがに過去2年の当馬のレースを見る限りでは掲示板は厳しいでしょう。紅一点の存在としてどこまでやれるか。
４枠07番 テーオーロイヤル 牡4 58.0㎏ 菱田騎手
昨年はクラシックには出走は叶わなかったものの、実力は直近の4走が示している通りでかなりのポテンシャルを持っています。昨春は早期に休養に入りましたが、その効果でしっかり成長に繋げることが出来て、秋復帰初戦から破竹の4連勝でダイヤモンドステークスまで勝利しました。前走の競馬を見る限りではマラソンレースでこそといった印象なので、初天皇賞春でも問題なくこなしてくれるでしょう。まだまだ伸びしろを感じるので初GⅠでどんな競馬を見せてくれるのか楽しみです。
４枠08番 クレッシェンドラヴ 牡8 58.0㎏ 内田博騎手
2020年の七夕賞以来馬券に絡んではいないものの、血統的にはここで走りそうな血統でもあるので注目している方も多いでしょう。今年は始動戦のアメリカジョッキークラブカップからしっかり動けており、叩き3戦目でメイチに近い状態に仕上がってきているでしょう。年齢的には全盛期程の力は感じないものの、ノーマークで自分の競馬に撤することが出来れば。
５枠09番 ヒートオンビート 牡5 58.0㎏ 池添騎手
3000m超えの実績はありませんし、キャリア最長が2500mなので距離に不安は残ります。ただ実績面は堅実で18戦して掲示板を外したのは2度だけなので、安定感は抜群ですし陣営も自信があるからの出走でしょう。近走は重賞レースでも良績を残しているので、距離延長が嵌れば人気上位陣を脅かす存在にはなるでしょう。
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５枠10番 トーセンカンビーナ 牡6 58.0㎏ 藤岡康騎手
重賞実績は無いものの、長距離重賞で見せ場は毎レース示しています。今年のダイヤモンドステークス3着と去年よりは波に乗っていますし、一昨年には同レースに出走して5着の実績があるので力を出し切ればチャンスはあるでしょう。久しぶりに相性の良い藤岡康騎手が騎乗してくれるので、状態面が良ければ狙ってみたいです。
６枠11番 マイネルファンロン 牡7 58.0㎏ 松岡騎手
初の3000m超えのレースなので適性面が気になるのですが、前走のアメリカジョッキークラブカップでも良い競馬をしていました。初GⅠが天皇賞春とかなりハードルは高いものの、追い切りの動きも良かったので、前走同様の力は出せそうです。強敵相手にどこまでやれるか。
６枠12番 ハヤヤッコ 牡6 58.0㎏ 武豊騎手
国枝厩舎は2頭出しで人気薄なのが当馬です。ダートでキャリアを積んでいましたが、前走芝の長距離戦に挑戦してなかなかの走りを見せたのでここでも楽しみです。実績面は足りないものの、ダートで走れるスタミナとこのレースを得意としている武豊騎手を手配している点が不気味です。前走の様な競馬が出来れば怖い存在です。
７枠13番 ロバートソンキー 牡5 58.0㎏ 伊藤騎手
2勝クラスを勝ち上がったばかりではあるものの、3歳時の菊花賞では6着と長距離でも結果を残しているので距離延長は問題ありません。阪神も結果を残しているコースですし、タフな馬場も対応できるので適性面は問題ありません。一線級のステイヤー達相手に胸を借りるつもりで思い切った競馬をしてほしいです。
７枠14番 ヴァルコス 牡5 58.0㎏ 三浦騎手
長距離実績はあるので適性面は問題ありません。復帰してかは徐々に動きが良くなっていますし、ここも楽しみにしていました、ただ追い切りの動きがあまり良くは感じませんでした。三浦騎手と相性がいいので引き続き騎乗してくれるのはプラスですが、このメンバー相手にどこまで自分の力を出し切れるかでしょう。
７枠15番 タガノディアマンテ 牡6 58.0㎏ 幸騎手
2019年の菊花賞以来のGⅠ出走です。2020年の万葉S1着、JRA最長距離の重賞レースであるステイヤーズステークス2着と長距離実績もあるので適性面も問題ありません。前走を見る限りでは幸騎手との相性もいいので、引き続き騎乗してくれるのはプラスです。相手関係強化でどこまで食らいついていけるか。
８枠16番 タイトルホルダー 牡4 58.0㎏ 横山和騎手
昨年の菊花賞馬なのでスタミナと長距離適性は心配いりません。始動戦となった前走の日経賞はドタバタ出走だったので調整も完璧ではなかったですし、レースもかなり厳しい展開でしたが、しっかり結果を残せたので3歳の時よりもさらに成長したと言えるでしょう。叩き2戦目の上積みもあるでしょし、いきなり古馬長距離GⅠの主役になってもおかしくありません。
８枠17番 シルヴァーソニック 牡6 58.0㎏ 川田騎手
近3走は全て3着と惜しい競馬が続いています。勝ち切れるタイプではないものの、長距離戦では安定した戦績を残しているので、ここも条件的には崩れることは考えにくいです。ただ長距離戦が続いているので見えない疲れが気になるので、追い切りやパドック気配は注視したいです。前走に引き続き川田騎手が騎乗してくるのはプラスなので、そろそろブロンズコレクターは卒業したいところでしょう。
８枠18番 ディープボンド 牡5 58.0㎏ 和田騎手
昨年の2着馬なので適性面は問題ありませんし、今年も始動戦の阪神大賞典をしっかり勝利して万全の状態でココに進んできました。今年はライバル・強敵不在ということでGⅠタイトルに限りなく近い存在ではないでしょうか。年齢的にも今がピークだと考えているので、今年の長距離路線では大注目の1頭です。
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