6月23日(日)に阪神競馬場で行われるGⅠ宝塚記念のファン投票の最終結果が先週発表されたのですが、今年は支持を集めた上位馬の多くも出走するみたいなのでなんとか盛り上がりそうです。ファン投票で1位に輝いたアーモンドアイは安田記念に出走したため辞退していたのですが、もう1頭のタレントホースである障害の絶対王者オジュウチョウサンも体調が整わないため出走辞退となりました。この2頭のタレントオースがいないのは残念ですが、昨年よりもメンバーが集まったので見応えのあるレースにねるのではないでしょうか。
先週に引き続き今週もGⅠレースがありません。ただ今週から函館競馬場が開催され3場開催となります。函館競馬と言えばいよいよ夏競馬の始まりを告げます。函館開催の始まりを告げる重賞がGⅢ【函館スプリントステークス】です。函館競馬場の芝1200mで行われるスプリント戦です。函館競馬場の近くに五稜郭があるのですが、2019年函館重賞の一番星を挙げるのはどの馬なのか！？
★函館スプリントステークス2019出走予定メンバー
★函館スプリントステークス2019有力出走予定メンバー短評
アスターペガサス 牡3 52.0㎏ 小崎騎手
前走重賞レース葵ステークスを13番人気ながら2着に好走した馬です。記憶にも新しいため人気することが予想されます。先週の3歳馬が古馬との混合戦を見ている限りでは今年の3歳馬のレベルはそこまで高くないと考えています。さらに前走の激走の反動と使い詰められているローテーションから考えると中心視することは出来ません。ただ函館は函館2歳ステークスで制している舞台なので洋芝適性はありますし、3歳馬なので52.0㎏のハンデで出走出来るので抑えておいて損はなさそうです。
タワーオブロンドン 牡4 58.0㎏ D.レーン騎手
前走の京王杯は休み明け初戦のなか勝利したので、当初は安田記念でも楽しみな存在と思っていたほどの逸材です。ただ京王杯直前から管理する藤沢和雄調教師が1400mがベストとコメントしていたので、前走後は安田記念を目標にせずいち早くこのレースに向けて調整されてきている点は評価出来ます。前走後は放牧に出さずに在厩での調整に専念してしっかり作りこまれている様です。最終追い切りに注目したいです。
ダノンスマッシュ 牡4 57.0㎏ 川田騎手
短距離を得意としている厩舎で勢いのあるダノン軍団なのでここでも人気を集めるのは必然でしょう。前走の高松宮記念は1番人気に支持されたのですが、道中スムーズな競馬が出来ずロスのある競馬になっての結果なので力負けでも、能力的な負けでもないと考えています。スプリント路線では主力なのでここは実績的にも能力的にも上位です。夏でも走るのは昨年で証明していますし、函館適性も問題ありません。唯一の不安材料は久しぶりの競馬になるので状態面とレース感が戻っているか最終追い切りで確認したいです。
デアレガーロ 牝5 54.0㎏ 池添騎手
スプリント重賞での実績はないものの、牝馬限定戦の1400m戦では好走している馬なので能力的には上位と言えます。今回はスプリント戦でなおかつ混合戦なので厳しい闘いにはなるでしょうが、函館1200mは2戦2勝と結果を残しているコースなのでスムーズな競馬が出来ればチャンスがあるのではないでしょうか。ただ前走の高松宮記念でのレースを見る限りではダノンスマッシュに逆転は厳しいでしょうし、当馬もそれ以来の競馬になるので状態面をしっかり最終追い切りでチェックしたいです。
リナーテ 牝5 54.0㎏ 藤岡康騎手
馬名から想像するのは難しいですが、実はサトノダイヤモンドの半妹なので血統面では超良血馬と言えます。前走の京王杯では牡馬相手でも自分の競馬を堂々としていたので好感を持つことが出来ました。まだまだ発展途上の馬なので伸びしろは十分ありますし、函館経験はさることながら勝利経験まであるので適性面の心配もいりません。不安材料を上げるとするなら武豊騎手から藤岡康騎手に乗り替わると言うこと。昨年のサマーシリーズも彼が騎乗していたので相性は問題ないと思うのですが、今までの勢いを考えると乗り替わりが歯止めにならなければいいのですが。
★最終追い切りが良かった馬ベスト３！！
１位 ダノンスマッシュ 牡4 57.0㎏ 川田騎手
最終追い切り【函館 芝(良) 単走 64.2‐49.2‐36.3‐11.4】
手前を変えるのに時間をかけていたのが気になる点ですが、それ以外は全く不安を感じさせない動きでした。無駄の無い走りで、体全体でしっかり走れている印象を受けました。
２位 タワーオブロンドン 牡4 58.0㎏ D.レーン騎手
最終追い切り【函館 芝(良) 単走 69.0‐52.4‐39.0‐12.2】
動きとしてはまずまずでした。よそ見をする仕草が直線に入ってからあったのでまだ集中しきれていないのか、環境の変化についていけていないのか気になる部分ではあるものの、最後はしっかり綺麗にまとめていたので、この馬の能力の高さを証明する追い切りとなりました。ただ今回は叩き2戦目なのでもう少しやれて良かったと思うので2位評価にしました。
３位 ペイシャフェリシタ 牝6 54.0㎏ 岩田康騎手
最終追い切り【函館 W(良) 単走 67.2‐51，6‐37.8‐12.6】
映像を見る限りでは馬体に余裕がありそうですが、この追い切りで締まると考えると丁度の馬体だったのかも知れません。距離延長の一戦ですが、馬体的には十分マイルもこなせそうな馬格なので距離延長は問題ないでしょう。さらに追い切りでも体全体を使った動きをしているので状態面も良さそうです。
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実績的にはこのメンバーに入るとまだまだな部分があるのですが、夏をものともしない馬ですし、洋芝適性も問題ありません。初函館ですが力を出し切る事は十分に可能でしょう。距離延長戦ですが、マイルの方がこの馬の良さが生きると考えているので替わり身に期待をしたいです。
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2018年２着10人気ヒルノデイバロー
2017年１着３人気ジューヌエコール
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