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GⅠレースの時だけですが、「外厩予想」と題して外厩調整にフォーカスをおいて予想をしていこうかと思っています。競馬以外のギャンブルも言えることなのですが、予想紙で書いていることだけを鵜呑みにしているだけでは当たりません。もしそれだけで当たればだれも馬券を買わなくなるでしょう。考えて予想するから面白いのです。私も馬券を購入するのが楽しいのではなく、予想をしている段階が一番楽しいと思っています。予想をもっと楽しむため、そしてもっと的中に近づくためのツールとして外厩予想をGⅠレースのみ記事にしていこうと思っています。よろしくお願いします。
まず外厩とはなんなのか。外厩は簡単に言うとJRAが調教師に貸し与えている厩舎で稽古積むのではなく、トレーニングセンター以外の調教施設のことを外厩と呼びます。ひと昔前までは放牧先でリフレッシュをして厩舎に戻ってきて稽古を積んで出走するのが競争馬のレース出走までの流れでした。しかし時代は進化していきます。血統理論を研究するのと同様に調教のノウハウもいろいろなデータで数値かされ進化していき、最新の技術などを使い競争馬の能力を引き出しやすいように近代競馬ではなりつつあります。
一昨年頃からこの「外厩」というシステムが普及してきました。昔の競馬なら休み明けの馬は走らないから消しだったかもしれません。しかし、今は休み明けでも外厩を利用していれば走れる状態にあるのが現実です。今年の桜花賞と皐月賞を思い出してください。勝ち馬はどちらも休み明けの馬です。彼らは外厩調整である程度仕上げられて、自厩舎で最終仕上げをしてGⅠホースに輝きました。
主な外厩施設として有名なのが「ノーザンファーム天栄」「ノーザンファームしがらき」でしょう。競馬ファンなら一度は聞いたことはあるでしょう。この2施設は今までの競馬界の常識を壊して、新しい時代を作る施設です。ちなみに「ノーザンファーム天栄」は主に関東馬が、「ノーザンファームしがらき」には主に関西馬が調整されています。ここから【安田記念】を紐解いていきます。
★日本ダービー(東京優駿)2019「ノーザンファーム天栄」外厩調整
アーモンドアイ 牝4 56.0㎏ C.ルメール騎手
4月9日から5月10日まで放牧に出しています。海外帰りに加え、彼女の体質の弱さからもう少し遅め帰厩かと思っていましたが、早めの帰厩で2週前追い切りで好時計を叩き出しました。放牧中も天栄坂路をかなり乗り込んでいるみたいです。アクシデントが無い限り外れないか。
ステルヴィオ 牡4 58.0㎏ D.レーン騎手
4月4日から5月16日まで放牧に出しています。前走の大阪杯での敗因が体調面と考えたのか、帰厩が遅めの放牧となり体調面をしっかり整えてこれたのではないでしょうか。ただ1週前追い切りの動きは記事でも紹介しましたが、上り調子と言える追い切りではありませんでした。最終追い切りの動き次第。
★日本ダービー(東京優駿)2019「ノーザンファームしがらき」外厩調整
インディチャンプ 牡4 58.0㎏ 福永騎手
4月25日から5月11日まで放牧に出ています。馬体重もしっかり増えているので着実に成長していることがわかります。1週前追い切りでその動きの良さと成長を感じることの出来る動きを披露したので、良い放牧になった証拠でしょう。
★日本ダービー(東京優駿)2019ノーザンファーム生産で在厩調整
アエロリット 牝5 56.0㎏ 戸崎圭騎手
前走は超ハイペース決着となったレースなので反動を気にしていたのですが、在厩と言うことで少し気になるところです。放牧に出せないほど状態面が悪い可能性が高いです。最終追い切りの動き次第ですがかなり替わり身がないと狙えません。
ロジクライ 牡6 58.0㎏ 武豊騎手
在厩での調整で1週前追い切り的には可もなく不可もなくと言った印象です。
以上が【安田記念2019】に出走するメンバーの中でノーザンファームの生産馬で外厩調整、在厩調整している馬です。予想の参考になればとおもいます。
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一時、出走が取り沙汰されていた、香港最強マイラーのビューティージェネレーションの来日は残念ながら実現しなかったが、現役最強馬と目されているアーモンドアイに、復帰2戦を圧巻のパフォーマンスで制したダノンプレミアムが激突。更には、アエロリット、ケイアイノーテック、ステルヴィオ、ペルシアンナイト、モズアスコットなどのGI馬が多数参戦を予定しており、例年に比べても注目度は俄然高いと言えよう。
注目度が高くなればなるほど、世に出回る情報は多くなる。しかし、それが有益かどうかの話は別。本音を世間に語るメリットのない関係者がマスコミに語る大部分は建前コメントでしかなく、いわゆる毒にも薬にもならないモノばかり。そこから確信に至る結論を導き出すのは相当困難な話であり、それらを参考に馬券を買っていては、大部分が運に左右されると言わざるを得ない。
また、今の競馬界で最も注目されるべき存在がノーザンファームだ。GIを席巻するノーザンファームの思惑を知らずして馬券購入することなど考えられない話だが、ノーザンファームが有する天栄、しがらきは“外厩”であり、トレセン内の施設ではない。すなわち、新聞記者の取材が及ばないことを意味している。無論、シンクタンクは早くから“外厩”の重要性に着目しており、そこからも情報を入手できるような態勢を整えてきている。競馬界の新たな時代の波にもシッカリと対応している。
マスコミは『アーモンドアイVSダノンプレミアム』の2強対決として煽り立てるかもしれないが、9番人気モズアスコットから的中をお伝えしてた去年や、圧倒的1番人気モーリスが8番人気ロゴタイプに敗れた2016年など、そもそも安田記念はひと筋縄ではいかないレースであり、まだ結論を下すのは早計だと断言しよう。
現段階では公表できないが、ある有力馬の「実は◯◯が良くないのでは……」という話や「ウチの馬が勝ちますよ」と豪語する陣営の存在など、安田記念の情報は続々と入ってきている。
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