先日行われたGⅠ【ホープフルステークス】が開催された日をもって2017年のJRA全日程を消化しました。毎年ハイレベルな戦いになるリーディングジョッキー争いですが、2017年はC・ルメール騎手が外国人騎手として初のリーディングを獲得しました。そして今年の結果を見ると昨年とリーディングトップ10は変わっていないことがわかります。エージェント制度などの影響が如実出ているのは分かりますが、今のJRAは戸崎騎手、C・ルメール騎手、M・デムーロ騎手を買えばだいたい当たるということになります。来年は違った騎手が食い込んでくれれば良いのでが、現状2018年もこのトップ10に変わりはなさそうです。
今回の記事から2018年度の記事を書いていきます。1発目の記念すべき記事は新年を祝う中央重賞が東西で行われます。中山競馬場ではGⅢ【中山金杯】が芝2000mで行われます。毎年混戦模様のメンバーなのですが、今年も混戦模様なのでしっかり精査して新年から良い流れに乗れるように的中を目指したいです。
★出走メンバー短評（前半）
アウトライアーズ
近3走の戦績はGⅠレースも走っていますが2桁着順が続いており、前走では久しぶりの競馬でしたが初古馬相手に戦績を残せていないのでここでも厳しいのではないでしょうか。
ウインブライト
昨年のスプリングステークスを制した後はクラシック戦線に挑戦しましたが力不足で結果を残すことが出来ませんでした。ダービーでの競馬を見ている限りでは2000mくらいまでだと考えているので距離的には問題なく、適性面も自信が初めて重賞タイトルを獲った舞台でもあるので問題ありません。前走は前につけるスタイルに変えて勝利したので脚質の幅も広げてきました。古馬相手にも結果を残しているのでここでも警戒しておいた方がよさそうです。
カデナ
デビューから5戦馬券を外していない競馬を見せてくれてクラシックでも注目されていましたが、結果を残すことが出来ていません。昨秋は神戸新聞杯から始動しましたが9着、続く天皇賞秋では16着とトップクラスでは力不足な印象が残りました。福永騎手にはお手馬がもう1頭いましたがこの馬を選んだと言うことは可能性を感じているから遠征までするのでしょう。中山2000mは弥生賞で制している舞台なので適性面は問題ありません。メンバーレベルが下がるので変わり身に期待できるのではないでしょうか。
ケントオー
前走は久しぶりの重賞レースだったので人気はしていませんが、メンバー最速の上りで状態面の良さを示してくれました。今回も期待したいですが、相手関係が上がる1戦なので掲示板でギリギリなのではないでしょうか。中山コースも初めてなので未知数な部分が多いため軽視します。
ショナンマルシェ
現状1600万クラスの馬なので格上挑戦となるので厳しい競馬になることは間違いありません。中山実績があるので適性面は問題ありませんが力不足だと考えているので消します。
ジョルジュサンク
秋始動戦で1600万クラスを勝利して前走は-重賞レースに挑戦しましたが4番人気ながら11着と全く見せ場のない競馬でした。前走の競馬を見ている限りではここでは力不足ではないでしょうか。中山コースの実績もないので軽視します。
ストレンジクォーク
前走ようやく1600万クラスを勝利したのでここに駒を進めてきましたが、ここでいきなり結果を残すことは厳しいでしょう。相手関係も一気に上がるのでここで好走は厳しいでしょう。
セダブリランテス
デビュー戦快勝後骨折が判明して休養するなど前途多難な船出となりましたが、デビューから3連勝と怪我を乗り越えて能力が高いところを見せてくれました。前走のアルゼンチン共和国杯では久しぶりの競馬でしたが、古馬の実力馬を相手に3着と結果を残したので叩き2戦目となる今回はさらにパフォーマンスを上げてくるのではないでしょうか。キャリア4戦でまだまだ底を見せていない部分があるのでどのタイミングで崩れるか読みにくいところですが、さすがにこのメンバーで適性面も問題ないとなると馬券を外すことは考えにくいです。
タイセイサミット
前走で大敗するまで馬柱は汚れてなく綺麗でしたが重賞レースになるとあまり結果を残せていません。近2走の戦績を見てもそこまで見応えのある競馬をしていないのでここでは手が伸ばし辛いです。
★出走メンバー短評（後半）
ダイワギャグニー
昨春は重賞レースで全く結果を残すことが出来ませんでしたが、夏を超えて成長したのか前々走の毎日王冠ではハイレベルなメンバーの中4着に入線すると、前走のは強い勝ち方で勝利しました。重賞レースでは結果は残せていませんが、成長幅を考えるとここで通用しても驚くことは出来ません。陣営も将来性を評価している様なので今後が楽しみな存在でもあります。右回りの経験が浅く中山では走れていないので適性面が気になるので取り捨てが難しいですが、追い切りが良ければ馬券に入れたいです。
デニムアンドルビー
第一線でも活躍してきた当馬ですが2018年も現役を続行するようです。近走は年齢による衰えなのか当馬の持ち味が消えていましたが、前走で2着に入線したのでまだまだこのメンバーなら十分やり合えるのではないでしょうか。良血馬なので繁殖牝馬の道もあるのですが、あえて出走をするのは勝算があるからでしょうか。また1つ年齢を重ねた淑女がどのような競馬を後輩達に見せるのか楽しみです。
トーセンマタコイヤ
この年齢を考えるとキャリア15戦なので使い減りの心配はないでしょうが、さすがに前走ようやく準オープンを勝ったばかりで相手関係が一気に上がる今回は厳しい競馬になるのではないでしょうか。
パリカラノテガミ
近走は2桁着順が目立っており結果を残せていません。前走はダートを使うなど陣営も困惑しているようにも思えます。レースを見ても力不足なのでここは無事に回って来て欲しいです。
フェルメッツァ
昨夏に小倉記念で3着に入線して復活の兆しが見えてきた様に思えましたが、前々走は6着、前走は14着と敗れているだけにここでも評価はしにくいです。相手関係も上がる1戦なので軽視でいいのではないでしょうか。
ブラックバゴ
昨年から安定戦績を残しておりここも格上挑戦ではあるものの注目したい存在です。前々走のオールカマーは出遅れて最後方からの競馬となり不完全燃焼の1戦でした。ただ前走は長く良い脚を使って勝利したので展開が向けば十分チャンスもあるのではないでしょうか。勝ち負けは厳しいでしょうが複勝圏内ならチャンスは十分あります。
マイネルミラノ
近走の戦績を見る限りでは触手は伸びませんが、中山適正が非常に高い馬なので警戒しておきたい存在です。近走は年齢のせいか衰えが見え隠れしていますが、掲示板圏内に入る競馬を近走もしているので展開1つで見限れない部分もあります。単騎の逃げに持ち込むことが出来れば面白い存在なので追い切りを見て決めたいですが抑えておきたい存在です。
レアリスタ
前走久しぶりの競馬でオープン初戦ではありましたが3着といきなり結果を残してくれました。勢いがあるだけに注目しているのですが、右回りではあまり結果を残せていない部分が気になります。叩き2戦目なので状態面は上げてくると考えているので、サウスポーなのでこの相手に競馬をするのは厳しいかもしれません。追い切りが良くても抑えまでが限界ではないでしょうか。
★今年の金杯は4歳馬祭りか！？
例年通り今年も4歳世代のGⅠ戦線に乗り遅れた馬達が飛躍を賭けて出走登録してきました。クラシックレースに引き続き古馬GⅠ戦線でも結果を残してきた4歳世代なのでここでも結果を残せてもおかしくありません。現時点での予想オッズではありますが、上位人気は4歳馬で独占しそうなので4歳を買えば的中出来るかも知れませんが、ベテラン達も黙っていられません。有力ベテラン馬も出走しているので追い切りの動きも加味して予想を立てたいです。ただ4歳馬だけで馬券が決着するとは考えていないのでベテラン勢に期待したいです。
★中山金杯の勝ち馬を見つけるヒントとは！？
競馬で重要な事の1つに勝ち馬を見つけることということがあります。しかしこれば非常に難しいことです。ただ勝ち馬を見つけることが出来れば単勝馬券はもちろんのこと、軸馬としても扱えるので非常に重要な事です。過去5年のこのレースの勝ち馬を見てみると5頭中3頭がGⅠレースで活躍して内1頭はGⅠ馬になりました。他の2頭は以降は掲示板にすら絡めていません。この結果から見ると未来のGⅠで活躍しそうな馬を見つけることが出来れば的中に近づく可能性が高いと言うことです。ただその馬を見つけることが難しいのですが。ただ結果次第で勝ち馬の今後を占えるものさしになるのではないでしょうか。
軸馬候補 ⇒ セダブリランテス
2017年リーディング2位の鞍上が、2018年のリーディングに向けて人気馬とタッグを組みました。スタートこそ出遅れましたが、能力は高く叩き2戦目と状態面は良さそうなのでまだまだ底を見せていない彼の底力を信用したいです。ただ未知数な部分があるので馬券的に固定するのは難しいのではないでしょうか。
軸馬候補 ⇒ デニムアンドルビー
前走のチャレンジカップでまだまだ重賞レースでも勝負出来ることを証明してくれたのでキャリア豊富な当馬の経験が生かせると考えています。C・デムーロ騎手がいないので乗り替わりになるのは残念ですが川田騎手に乗り替わるならそこまで問題ないと考えています。初コンビですが良いアクセントになってベテランの意地を見せてほしいです。
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